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「部下ガチャ」/部下との付き合い方(前編)/職場・仕事での人間関係のカウンセリングを受けるなら/広島の心理カウンセリングオフィスFLIFE

こんにちは。人間関係のお悩み専門のカウンセリングルーム、広島の心理カウンセリングオフィスFLIFEの奥本です。
さて、人間関係のガチャシリーズ。今回は「部下編」です。部下が上司との付き合い方に対して気を遣う事がある様に、実は上司だって部下との付き合い方に関しては気を遣いますよね。特に昨今ではパワハラ等に厳しくなり、叱り方が分からなくなるという方や、不用意に注意できない風潮になってきております。怒鳴るなんて今の時代においてはもってのほかでしょう。
うまく部下と関わる事ができない、指示や教育がうまくいかない。こういう事で悩まれている上司の方もいらっしゃいます。
という事で、今回もあくまで経験談としての視点から私の考える方策について綴っていきます。経験談と言っても、私がこれまで出会ってきた上司の中で、尊敬してやまない方が実践されていた事です。しつこいようですが、あくまで一例という事を踏まえてご覧ください。

①怒鳴りたくなった時には一呼吸

これは、私がサラリーマン時代に慕っていた上司から聞いた話です。その上司は仕事の報告などを聞いて、思わず怒鳴りたくなることが実はままあったという事です。しかし、そこで怒鳴ったら部下が委縮して結果的に自分に対して報連相をしにくくなってしまう。それは良くない、と考えたようです。なので、怒鳴りたい感情が出てくる事には先ずはそれに気づくようにする。そして、一呼吸おいて冷静になって考える。その上で、仕事へのねぎらいと、ここはもう少しこうした方が良いといったフィードバックをする。といった流れにしていたようです。そうする事で確かに当時、その上司に対して報連相しにくいといった部下はいなかったように思えます。

②部下に頼る

その上司、部下に頼るのも上手かったです。自分の苦手な分野に関しての話です。例えば仕事においてもExcel等の操作で分からない時は、Excelが得意な部下に対して積極的に頼る事が出来ます。言葉選びもきちんとしており、「自分はExcelが苦手でここが分からない。仕事中すまないけど、教えて欲しい」そう頼まれて嫌な気分にはならなかった覚えがあります。そして、教えて貰った後は「流石だね。教えて貰えて助かったよ。ありがとう」と感謝の言葉もしっかりと伝える。その上司は本当に頼り上手だったと思います。また、逆に部下に対しても積極的に頼ってくれて良いというスタンスで、頼り頼られという構造が出来ていたと思います。

③部下を褒める

誉め上手でもありました。その上司の場合は褒める際は先ずは上司自身が苦手としている事や、自分の昔の失敗談を話の切り口にして対比させて褒めていたというのが印象でした。例えばこんな感じです。
「私が新入社員の頃は飛び込み営業中にサボっては怒られてばかりだったのに、君は一日でこんなに件数回ってるなんて本当凄いと思うよ。でもたまにはサボっても良いんだぞ?」
といった感じでした。部下の凄い所を褒める。更には根を積めすぎないように、声掛けもしてくれる。

まとめ

さて、今回は職場での部下との関わり方についてお話しました。

①怒りの感情が湧いたら先ずは気付いて一呼吸
②部下には積極的に頼ろう
③自分の経験談と対比して部下を誉めよう、労おう

という事でした。
因みに全て同じ上司の方から私や職場の皆が経験した事や、上司がポロっと話してくれた事が元となっております。その上司とは今でも交流があり、本当にお世話になりました。それ以外にもその上司から学ぶべきところは多くあり、ここでは書ききれなかったので、また次回にご紹介したく思います。

重ねて申し上げますが、今回の事はあくまでも一例ですので、合う合わないもあるかと存じます。もし、部下との関係について考えて耐えられなくなった際には迷わず精神科やカウンセリングをお試し頂きたいとと思います。本音を言うなれば、耐えられなくなる「前に」、が一番良いと思っております。
職場の部下との関係にストレスを感じられる際はお気軽に広島の心理カウンセリングオフィスFLIFEをお試しください。
最後は宣伝の様になりましたが、失礼いたしました。


著者:広島の心理カウンセリングオフィスFLIFE 奥本浩司



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