見出し画像

「上司ガチャ」について②/怒られ過ぎて辛い(一つの解決案)/職場・仕事での人間関係のカウンセリングを受けるなら/広島の心理カウンセリングオフィスFLIFE

こんにちは。人間関係のお悩み専門のカウンセリングルーム、広島の心理カウンセリングオフィスFLIFEの奥本です。
さて、今回は前回に引き続き、「上司ガチャ」編の続きです。
前回は私の体験談から「受け止め方」に関するお話をさせて頂きました。

しかし、一朝一夕で受け止め方が変えられるなら苦労はしない。こういった方もいらっしゃいます。当然です。怒られ方にしても色々な怒り方をする上司もいるわけです。パワハラチックな怒り方をする上司が居たとして、私が前回と同じ方法を試したとしたら結果はまた違うかもしれません。
それならどうすれば良いのか。それについて、お話していきます。
今回ご紹介する方法は、人によってはストンと腑に落ちる、または凄く難しい事と感じる事でしょう。どれもエネルギーが必要な方法となります。しかし、嵌ったら効果覿面な方法です。

①怒る上司の上役等に相談する

まず一つは、怒る上司の更に上の役職の人に相談をする事です。昨今ではパワハラに対しては法律も整備されて企業側もシビアになってきております。そこで、上司の部下として働くのが辛いという事を上役に相談します。しかし、そこで私も経験があります。直接的な経験ではありませんが、とある上司に対して何度も他の上役にパワハラの苦情がありました。ですが、その上司は仕事に関しては有能で、会社としても強くは出られず、結局は注意をするだけで終わる。そして、ほとぼりが冷めた頃にパワハラ再発・・・といった感じですね。なので、上司の異動、もしくは自身の異動を談判して、労働環境を変えてもらえる様に相談するのが一つの案です。実際に昔の同僚で、そうやって労働環境を変えて貰った事で、生き生きと仕事が出来る様になったという人も居ました。

②労働基準監督署に相談する

会社は労働基準監督署からの注意に対して、きちんと対応しなければペナルティを受ける事もあります。なので、労働基準監督署にパワハラ相談をするのも一つの手です。因みに私の知人で労働基準監督署に相談した事で、働きやすくなったといった方もいました。是非、お試しください。

③上司に直談判

実際に、私の知人の話です。上司側の立場の人間で、よく部下を怒っていたようです。ある日いつも怒っている部下に直談判をされました。部下の方からは、枕詞で「斬られる覚悟で言います」とつけて、部下が怒られてきて思っていた事、改善して欲しい事をぶちまけられたとの事。斬られる覚悟と言われながら、自分の方が斬られた気分だったと知人は言っていました。それで気付けて、パワハラ気味の対応をしていた自分から、変わる事が出来たと言っていました。なので、実は上司は自分のしている事に気付けていない事もあります。直談判してみたら気付いてくれる事もあるかもです。

④会社を退職

もう、どれも駄目だ。いよいよ心が潰れそうだ、となったら会社を退職するのも一つの手です。いや、ちょっと待って。会社を退職するなんて、生活はどうするの。等のご意見もあるでしょう。でも、今の時代、生活する術はいくらでもあります。生活も大切ですが、自身の健康あってこそのものです。会社の辛さで自殺する例だって枚挙にいとまがありません。そうなる前に、会社を辞めるというのも一つの選択肢としてアリだと思います。私の知人にも会社が辛くて辞めた後、それまでうつ気味だった気分は晴れやかになり、別の道で楽しそうに生きている人も居ます。会社を辞めるというのは逃げではありません。新たな環境に移るために去るだけです。移動するだけです。まずは、自身の身の安全を優先して欲しい。そう思います。

まとめ

という事で、今回は上司に怒られて辛い時の具体的方策についてお話しました。

①上司の上役に相談
②労働基準監督署に相談
③上司に直談判
④会社を辞める

そして、⑤があるとすれば、辛くてどうしようもなくなる前に、精神科やカウンセリングをご利用して頂く事です。精神科では診断によっては会社を休職してしばらく静養する事にも繋がりますし、カウンセリングで相談頂けたら、その人にあった解決方法を一緒に考えていく事もできます。場合によってはカウンセラーから会社に直接働きかけたり等もございます。
なお、カウンセリングはどうしようもなくなる前にこそご利用して頂きたいと思っております。それは、例えるなら「病気の発見が早くて事なきを得る」といった観点からです。早期発見早期対応の方が、あなた自身の心に対しても負担は軽くなると存じます。


著者:広島と京都の心理カウンセリングオフィスFLIFE 奥本浩司



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?