「上司ガチャ」について／怒る上司への対応策（経験談）／職場・仕事での人間関係のカウンセリングを受けるなら／広島の心理カウンセリングオフィスFLIFE
こんにちは。人間関係のお悩み専門のカウンセリングルーム、広島の心理カウンセリングオフィスFLIFEの奥本です。
さて、今回は職場の人間関係において昨今取り沙汰されている「ガチャ」についてのお話です。
あのガチャガチャですね。
いわゆる「上司ガチャ」等と言われるものですね。
それについて、私がこれまでに「上司ガチャ」を経験した中でのお話をさせて頂きます。
私が「上司ガチャ」をどう対応してきたのか。それが現在「上司ガチャ」について悩んでおられる方の一助になれば幸いです。
勿論これからお話する内容は私の例なので、全ての方に当てはまるものではない事をご承知おきください。
新卒サラリーマン時代の上司
私が新卒サラーリマン時代の話です。やはりその時の上司が一番印象に残っています。その頃は「上司ガチャ」といった言葉は存在していませんでした。
今思えば、私は新卒特有のやる気がから回って、色々と失敗もして、当時の上司には迷惑をかけた事でしょう。よく怒られもしました。むしろ、上司からしたら「部下ガチャ」が外れたまであるかもしれませんね。
しかし、良く教えてくれる上司だったので、逆に仕事に関しては卒なくこなせるようになったとは思います。
周囲の先輩たちからしたら、「よくあんなに怒られて大丈夫？」とか「よく病まないよね」と気遣って貰ったりもしていました。
特にある優しい先輩からはめちゃくちゃ心配されていました。周囲からそう思われる上司についた私は上司ガチャに外れたのでしょうか。まあ、ガチャの当たりはずれはどうであれ、上司が栄転するまでの間お世話になりました。そして今でも連絡をとらせて頂いております。
さて、私はそんな怒られてばかりいた上司とどうやって関係を構築したのか。ここからはそれについて簡単にご説明します。
①上司は何に怒っているのか
まずそこですね。上司は何に怒っていたのか。それは私がした仕事に関するミスに対して。最初の頃はろくに相談もせず自分なりのやり方で突っ走っていた事もありました。そのやり方について怒っていたのですね。それなら、言われたそこを修正してやれば、ほら、問題解決。という訳です。それに関して修正すればそれに関して怒られる事はなくなりました。その積み重ねで怒られる事も徐々に減っていくわけです。
②上司だって人間、良い所もあれば悪い所もある
とはいっても、周囲が心配してくれるほど怒られていた私。普通なら上司の事が嫌になることでしょう。確かに、怒られる時は「うわ、また怒られるぞ」と思ったものです。しかし、そんな上司を嫌いになる事はできませんでした。怒られるばかりじゃなかった。飲みに連れて行ってもらったり、相談にのってもらったり。改善したところは認めてもらえたりそんな事もありました。確かに人に対して嫌だなと思う点はあるでしょう。しかし、それだけではないのが人です。光もあれば陰もある。私は元来、人に対して嫌なところよりも好きな所に目がいく傾向にありました。そういったところが、功を奏していたのかもしれません。人の良いところに目を向けるというのは、意識すれば今日からでもできる事です。最初は違和感があるかもしれませんが、一つやってみるのも手かもしれません。上司への見え方が変わるかも。
③頼る
私は怒られていく内に学んだ事があります。最初は自分の力でやるものだと思っていましたが、行き詰ったら上司を遠慮なく頼っても良いのだと。そして頼ると上司は嬉しそうに頼られてくれます。これは人によるかもしれませんが、あなたは人から頼られるとどう思いますか？
私の場合は、頼られる事に対しては嬉しく思う自分が居ます。でも当時は自分から頼るという事に対して、迷惑をかけるよなと思っていました。
相手の立場になって考えようとよく言いますよね。
私が上司の立場になって考えると、頼られると嬉しい。
という事で、もう無理、上司を頼った方がうまく運びそうっていう時には遠慮なく頼る様にしました。さすがに頼りすぎるとまたかといった感じで言われる事もありましがた、そこは押しの一手で頭を下げれば押されてくれます。もちろん、頼るもの頼らないものの線引きは必要ではあるでしょうが。頼る事で、上司とも気楽に話せるような関係が構築されていき、会社を辞めた今でもお付き合いさせて頂いております。
まとめ
今回は、「上司ガチャー怒られる事への対応ー」という事で書かせて頂きました。
①上司が何に対して怒っているのか把握し対処
②上司の良い所にも目を向けてみよう
③頼る事で人間関係構築に繋がる
といった、ざっくりとした経験談でした。これ以外にも、私を気にかけてくれる優しい先輩方がいたのも大きかったと思います。そう考えると私は新卒の頃は恵まれた環境に居たのでしょう。そんな私の経験談ですが、1mmでも上司から怒られて困っている、といった問題にお役立ち出来れば嬉しく思います。
しかし、そもそもこんな事では解決できない苦しみを抱えていらっしゃる、そういった方もいらっしゃるでしょう。
それについては、もう少し具体的な解決策もありますので、次回はそれについて触れていきます。
著者：広島と京都の心理カウンセリングオフィスFLIFE 奥本浩司
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