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●ひとりで雑談●本心ってどこまで見せればいいのかなあ~

人にやさしく、地球にやさしく、自分にいちばんやさしいを目指しているぱやです。皆さんは、自分の本心をどこまで人に伝えていますか?

わたしはめちゃくちゃストレートに伝える派。「好き」「嫌い」「かっこいい」「可愛い」「わたしはこっちがいい」「わたしやったらこうする」とか。言いたい放題。(他人は傷つけず、空気は読みますよぉ!)

友達が「仕事のメールとか、LINEとかもめっちゃ文章考える。悩むときは1時間とか!」ていってて衝撃的でした。好きな人の場合はなおさらそうで、むしろ返事を考えるだけでしんどくなるとか。わたしは仕事も私用も全部秒で送る、なんなら好きな人の連絡先GETしたらすーぐ連絡しちゃう。(世界で3番めくらいの単細胞なのかもしれない)

今まで、そんな単細胞な自分のことが好きでした。好きというか、思いとか考えをはっきり伝えられることは長所だと思っているから。逆に、人に対しても「可愛い」と言われたら「可愛い」と思ってるんや、「好き」って言われたら「好き」って思ってるんやという単純な見方をしていて、人の気持ちをあまり伺ったり、本当はどう思っているのかなあ?とかあんまり気にして生きていないです。人の気持ちって見えへんし、見える態度とか言葉で判断してるって感じですね。みなさんはどうでしょうか?

ところがどっこい、この考えがすっかり変わる事件が起こりました。きゃっ

森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』を読んで、主人公の「相手には伝わってないけど、本当はすごく想っている」という姿勢にすごくすごく感銘を受けたのです。きゅんきゅんのきゅん。きゅん物語。きゃっ

感想:本心って相手に見せへんのもめちゃくちゃ良いやん???

わたしなんかだと、男女ともに好意があるとLINEの返事も早いし駆け引きするようなこともほぼないいし、好きな人には優しく、苦手な人には無関心、遊びたいときには自分から声をかけて寂しいときには電話する。人から相談されたら、相手が何を求めているかによりますが、「わたしならこうかなあ」という自分の意見を添えるし、基本的には仕事も日常も本音をぶつけて生きています。(空気はめちゃくちゃ読むし、たまに思ってもないことを面白おかしく言っちゃうときもあります、ふふ)

それを他の人にも求めていました。本心とか本音を話せばいいのに!って。なので「あ~、この人何考えてるかわからん」「自分の気持ち隠してるなあ」と本心が見えない人に対しては、付き合い方とか距離感とかが結構わからずでした。

でも森見さんのおかげで、本心を出さないもしくは出せない人ってのもめちゃくちゃ魅力的やなあって思いました。秘めた思いとか、実は!好き!・実は!苦手!!みたいなもの、なんだか奥ゆかしさ?を感じます。

見えるものより、見えないもののほうが大切。と何かで聞いたことがあります。歌かな?哲学書かな?わたしは見えるものも、見えないものも、見せたいものも、見せたくないものも、全部を愛おしいなあと思える人になりたいと思いました。たまにはそんなふうにも生きてみよう~っと。

おしまい



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