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樋口恭介〈生きること、その不可避な売春性に対する抵抗──マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』〉(『すべて名もなき未来』より)
2020年にSF作家の樋口恭介さんの『すべて名もなき未来』という評論集を読みました。その中でも、マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』を評している章が印象深くて、感動しました。その章の全文はこちらに載っていたので良かったら読んでみてください。 これを読んで初めて気づいたのかどうか忘れましたが、こういう、今の社会の構造的な問題を指摘する考えを知るまでは、何も疑うことなく生きていました。その社会でうまくいかないことが多かったので、こういう視点を知れてかなり楽になりました。