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映画 『嘘を愛する女』


「あなたは誰?」



何から書けばいいのだろう?

映画好きの自分は、
洋画だけではなく邦画もよく観る。

この映画を観た時は
まるで頭を鈍器で殴られたような感覚で、
言葉に詰まっている自分がいた。

映画を観ながら、
ずっと、あることを考えていた。

最初から最後まで、
とても素敵な映画だった。


ゆずの『ジャニス』という曲に、
「僕だってキレイな人じゃないさ」
という歌詞がある。

自分もキレイな人じゃない。
こんな自分を、受け入れてくれるかなんて、
わからない。

でもただ一つ、
わかっていることがある。


会えてよかった。



この映画は、
好きな人と観てほしいなって。

もしくは、
好きな人と共有してほしい。

いろんな人のいろんな感情に、
心揺さぶられたストーリーだった。

予告にもあるように、
二人は出逢い、付き合うようになる。
そしてその相手の偽りから、
物語は始まる。

個人的には、
出逢った時のシーンが好きだな。

うずくまる女性に向く気持ちを、
足だけで描写されている。

彼の偽りを知り、
物語の鍵となる「ある物」が出てくる。

そして彼女は真実を探す旅に出る。

衝撃すぎる展開だった。


きっと嘘はなかったんだ。



瀬戸内の景色がキレイだった。

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の
ロケーションも、岡山だった。



地球上では、
何億もの人が出逢いと別れを繰り返している。
その中でも、きっとすれ違う人の方が多くて、
目が合ったり言葉を交わしたり、
交友関係を築いたり交われる人の方が、
実際少ないんだと思う。

だからこそ、出逢えた人と
出逢えた映画や出逢えた感情、
それによって知れた自分を共有したいと思う。


小さい子供は絵を描く時に
人の評価を気にしないで描く。

その心が大事。

自分が好きなコトやモノ、これから挑戦したいことは堂々と表現していくべきなんだ。
誰に何と言われようと。


たとえ誰かに嘘をついたとしても、
自分自身にだけは、
どんなに頑張っても嘘をつくことは出来ない。

人はみんな、
「自分には嘘がつけない」ことを知っている。

誰か大切な人が自分に嘘をついたとしても、
その人が本当に大切なら、
その嘘までも愛し抜く覚悟が必要なんだと思う。


「許す」ことの難しさと大切さを知ると同時に

きっとその人はどこかで、
「自分には嘘がつけない」ことに苦しんでいるはずだから。


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