こころとからだをととのえる温活のススメ

最近のマイブーム兼、来たる胚移植にむけての準備。
卵巣の手術もあるし、まだまだ先だけど…と思いつつ、自己注射を乗り越え、採卵の痛みと腹膜炎の激痛に耐えた先に生まれてくれた、4つのたまごたち。

体外受精のため、金銭的にも体力的にも精神的にもここまでにかけてきた負担が大きく、でも奇跡的に胚盤胞までたまごが育ってくれたなら、安心してお腹に迎えてあげられるようにきちんと準備したい。後悔の残らないように自分も不妊治療と向き合いたい。そう思うようになりました。

順調にいけば、胚移植まで手術をはさんであと2か月ほど。
何とかして、いい環境で迎えてあげたい。
でもたまごにとっていい環境って何だろう…?と思って、いろいろ調べてたどり着いたのが、温活。

体をあたためて血流をよくすることで、妊娠しやすい体になる。

妊活には温活がいいよっていう話は以前から聞いたことがありましたが、日ごろからそこそこ温かい飲み物でお茶をしたり、体をあたためる効果のあるしょうがや根菜をたくさんつかったスープをつくったりしていたので、まあそれぐらいでいいかなと高をくくっていました。

がしかし。少し調べると、温活のためにできることが出てくる出てくる。
やれていないことが山ほどありました。
せっかくなので、今やっていることやはじめたことを5つ紹介していきますね。
 
①   お風呂と足湯
ひとつ盲点というか大きな反省点だったのは、ここ1年ずっとシャワー浴にしていたこと。
掃除も楽だし、水道代も浮くし一石二鳥!と思っていたのですが、きちんと体をあたためるためには、少しぬるめの気持ち良いくらいの温度のお湯にゆっくりつかること。これが大切。

もともとお風呂が好きか嫌いかでいったらあんまり長風呂はしたくないなあと思うタイプだったので、最初はなんかちょっとめんどくさいなーという低いモチベーションだったのですが、久しぶりにゆったり湯船の中でお湯につかり、何にも考えずにぼーっとしていると、うまく言えないですが体も心も整う気がして、なぜかちょっと、気にいってしまいました笑

とはいうものの、肝心の生理中というのはお風呂にゆっくり入ってもいられないので、そういうときは足湯をすることにしました。たらいにお湯をはって、10分から15分ほど足をあたためます。
これも足をお湯につけているだけなのに、体もぽかぽかしてくるし、気持ち的にもちょっと楽しい気分になるというか、子ども心に戻ったような気分になれるのでおすすめです。

お風呂に関していえば、入浴剤をいれるとより血行がよくなり効果も上がるそうなので、お風呂ライフに慣れてきたら取り入れていきたいと思います。
 
②   5本指靴下とカーディガンと腹巻き
足湯にもいえることですが、足先は心臓から一番遠いところにあり、体の仕組み的にも冷えやすい場所です。逆にいえば、そこをあたためれば全身があたたまる。夏になるとつい裸足で過ごすことが多いのですが、長時間冷房をいれていると足も体も冷えてしまっています。

冬は言われなくてもあたたかい靴下を履きますが、夏に靴下はどうなんだろう…と調べてみると、5本指靴下がよさそうだとわかりました。5本指靴下はひと指ひと指おおわれるおかげで、あたたまりやすく、かつ汗も吸収してくれるので夏場でもむれないそうです。
ということで、さっそく無印に行って5本指靴下を買ってきました。無印の足なり靴下は履きやすいので個人的に気に入っています。

そのほかにも、ちょうど5本指靴下を買いに行ったタイミングで発見した薄手の夏用カーディガンはとっても着やすく、冷え対策にもなると思って買ってみました。
最後にもうひとつは、腹巻きをまくこと。体があたたまっていても、意外とお腹をさわってみると冷たいことがあるので、家の中でじっと座って作業するときなどはなるべく腹巻きを巻くように心がけています。

 ③   白湯やあたたかい飲み物とお味噌汁
朝いちばんの白湯はデトックス効果があるそうです。朝起きて、顔をあらってさっぱりしたら、白湯を飲む。最近ではモーニングルーティーンの動画で必ずといっていいほど取り入れている人が多い印象があります。
白湯っておいしいのかなあと常々思っていましたが、しばらく飲んでみると、なんか甘みを感じる…気がする笑
とにかく慣れてくるとお茶をいれるよりも簡単で楽です。
ほかにも、ルイボスティーやカモミールティー、カフェインの入っていないようなハーブティーや黒豆茶などは体によい栄養もとれつつ、香りでリラックス効果もあるので気分にあわせてお茶してみるのもいいと思います。

それと、お味噌汁は万能薬というほど体に必要な栄養が汁ごとまるっととれて体もあたたまるので、なるべく1日1回はお味噌汁を飲むようにしています。具材は冷蔵庫に入っている野菜をその日の気分やおかずにあわせて適当に!
自分だけだと毎回同じ食材に偏ってしまうので、たまに料理本を見て、こんなのも具材にできるんだ、といろいろ取り入れてみるようにしています。

④   ヨガと筋トレ
温活のためには、外から体をあたためるのも大事ですが、もちろん自分が動いて血のめぐりや体の循環を良くすることも大切です。
体をあたたかく保つ、というのは基礎代謝をあげる、ということと同じです。ということは、運動が一番だなと思い、動画を見ながらヨガと筋トレを少しずつはじめてみました。ぷよぷよした体を引き締めたいのもあるし!
体がめちゃくちゃ硬いので、なかなかヨガの先生のような体勢を保つのは難しいですが、それでもできる範囲でやると汗がでてくるぐらいしっかり体を動かすことができます。
いろいろと動画を探すと、骨盤の血流をよくするヨガや自律神経を整えるストレッチなども見つけたので、その日の気分にあわせて好きなメニューをやっています。
個人的には、最後に合掌するポーズをするとやりきった感があって、気持ちも落ち着くのでいいなと思っています。 

⑤   鍼灸院にいってみました
最後に、これは自分だけでできることではないのですが、胚移植までの間は週に1回ほど鍼灸院に通ってみることにしました。
マッサージにも通ったことがなかったのでこれは自分の中でずっとハードルが高かったのですが、妊活中の人で鍼灸院に通っている方のエピソードを目にすることが多く、なんとなくずっと気になっていて。行くなら今しかない!と思い、勇気をふるって行ってみました。

鍼灸院では、自分のいまの体の状態を教えてもらったうえで、鍼やお灸で自分にあったツボに効果的に施術してもらえました。最初はどうなることかと思っていましたが、やってもらうと痛くなくじんわり体があたたまったので行ってよかったと思いました。

生活習慣や、食生活についてもたくさんアドバイスをしてもらえたので、いつも通っている病院のお医者さん以外に、自分の体のことや不妊治療のことを相談できる人がいるのはとても心強いなと思います。 


 以上、5つがいま私が温活のためにやっていることです。少しめんどくさいな…と思うこともありましたが、いざはじめてみると体をあたためることができて、気分も落ち着いたりすっきりしたりするので、どれもはじめてみてよかったなと思います。

鍼灸院で教えてもらったのですが、東洋医学の考えでは、「めぐり」という考え方をとても大切にするそうです。

ストレスがたまると、血管が細くなって血流が滞り、体の不調がでてきてしまう。その反対に、体とこころをゆるめてあげてリラックスした状態になると、血管が太くなって血流が良くなり、体が整ってくる。体のめぐりがよくなると、体の中の老廃物もデトックスされて美容にも健康にも良いことづくしです。

 今まで仕事が忙しかったりして、自分の体のことは二の次、三の次になっていましたが、不妊治療を機に自分の体と真剣に向き合うことができて、趣味以外にそんな時間をもつことも、毎日の気分転換になることに気づけたのも良かったです。

 
心と体、どちらにもうれしい温活。ぜひやってみてください!
 
 

 

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