私が広告代理店での日々を漫画にする理由
私が広告代理店で受けたパワハラを漫画にし、Twitterに投稿したのは2ヶ月前のこと。
【広告代理店で受けたパワハラの話】
— 広告女子ぱすた (@pastayade) September 1, 2019
フィクションの様な話ですが、実話です。描いてる途中に色々思い出して泣けてきた… pic.twitter.com/UfSQUmflqt
このツイートがまさかの8,000リツイート＆1万いいね超えを記録し、ねとらぼやオリコン、BiglobeやYahoo!ニュースなどといった名だたる大手メディアに漫画が掲載されることとなりました。
当初、完全に仕事の気晴らしで漫画を描こうと思っていたので、こんなにも大きな反響を頂くとは予想すらしていませんでした。ですが、自分が描いた漫画が大勢の人の目に触れるのは、純粋に嬉しかったです。
一方で、こんなお声も頂きました。
「なんで広告代理店での日々を漫画にするんですか？」
「何のためにやってるんですか？」
「結局、広告代理店をどうしたいんですか？」
Twitterのリプライや引用リツイート、マシュマロなど、あらゆるところでこの様なお声を頂きます。これまではなるべく個々にお返事してきましたが、そろそろ面倒になってきたので（笑）、noteにまとめたいと思います。
正直にお答えしますと、
そもそもそんなに深く考えてませんでした！！！
これに尽きます。はい。
そもそも、完全に気晴らし＆日々の鬱憤発散のために趣味で描き始めた漫画なので、社会的意義とか、目標とか、そういうのは特にありませんでした。たまたま誰かが読んで、何となく良いアドバイスをくれたり、私の経験を反面教師にしてくれたら良いなーぐらいでした。本当に。
ですが、パワハラの件を漫画にして気づいたことが1つあります。
それは「私はこの件を漫画にするまで、自分が受けたパワハラをそこまで危険なパワハラだとは思っていなかった」ということです。
こんなにも大きな反響を予想していなかった理由の1つが、これくらいのパワハラ、皆それなりに経験してるんじゃね？と思っていたことです。よくある話だから、共感する人は共感するだろうし、何なら「それくらいでヘコたれるな」的なリプライが来るんじゃないかな？と本気で思ってました。
実際には、違ってました。
私が受けたパワハラは、かなりヤバかったみたいです。
広告代理店は、本当に忙しいです。
今でこそちゃんと帰宅できていますが、会社に連泊とかも数年前まではザラにありました。そうなると、どんどん会社以外の交友関係が減っていき、自分の世界が「会社だけ」になっていきます。会社が全ての基準になり、物事を冷静に判断することが難しくなります。パワハラを受けていた時の私は、まさにそんな感じでした。
さて、本題に戻ります。
私が広告代理店での日々を漫画にする理由
先述の通り、当初はこれといった理由はありませんでした。ですが、漫画にすることによって救われている自分に気づきました。
漫画にすることによって
・自分自身の視界が開ける
・自分の置かれている環境を冷静に見ることができる
・自分が描いた漫画によって「救われた」と言ってくれる人がいる
これらのことが、私の日々の原動力に繋がります。
「そんなに辛いなら辞めては？」
「愚痴を描くくらいなら、転職しては？」
この様なお声も頂きました。
ですが、私は広告代理店を断罪したいとか、そういう訳ではありません。
自分の仕事も本当に好きなので、不満は数あれど今すぐ辞めたい訳でもありません。何かに白黒つけるために、漫画を描き始めた訳じゃないんです。
広告代理店の業態（過酷な労働環境、長時間労働）をどう思うか、と聞かれれば、もちろん良くないと思うと答えます。どうしたいかと聞かれれば、もちろん良くしたいと答えます。
私は広告代理店の仕事が好きだ。続けたい。
でも日々の中で不満を感じることがある。改善したいと思う。そんな日々を漫画にすることで、誰かと思いを共有したり、誰かや自分の背中を押したり、癒されたり、色んな気持ちを紡いでいけたらと思っています。
ぼんやりしてますが、これが本心です。
あとは、お絵かきが大好きなので
仕事の合間にこうして漫画を描くことによって
自分自身がとても癒されています。はい。
大好きな仕事だからこそ、長く続けたい、気持ちよく働きたい。長く続けられる人、気持ちよく働ける人が増えてほしいです。
長くなりましたが、以上です！
サポート頂けたら泣いて喜びます！！