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妻の気持ちを察しすぎると、ワガママになる

僕は、よく妻から、「あんたは本当に気が利かない人ね」と言われます。

先日も、夕食時に、部屋で仕事をしていた僕に対して、

「もう夕食時って分かっているのに、なんで手伝おうとしないの?いちいち私から手伝ってって言わないといけないの?本当に気が利かない人ね」

と怒って言われてしまいました。

察し過ぎることの問題


夫婦関係において、相手の気持ちを察してばかりいると、相手を心理的退行させ、結果、相手がますますワガママになったり、怒りっぽくなったりすることになることがあります。

これは赤ちゃんがえりともいえます。

言葉を喋れない赤ちゃんがぐずってると、「お腹がすいたのかな」「おむつが気持ち悪いのかな」って親は色々察して対応します。

相手が赤ちゃんこれはごく普通の関わり方です。

ただし、これを言葉をしゃべる相手にやってしまうと、相手は赤ちゃん返りしてしまうのです。

これは、言わなくても私の気持ちわかって、という子供が親に甘えるような甘えの心理、依存の心理なんです。

ある意味母子関係に近いといえます。

僕が妻の気持ちを察してばかりいることを続けると、妻が子供役になっていて僕が母親役をやってしまうことになります。

これは本来は対等であるといい夫婦関係においてはとても不健康な状態といえます。

甘える相手に対しては、他者性を出す


他者性とは、私はあなたにとって他人であり、私はあなたの思い通りにはなる存在ではないということです。

他者性を出すためには、何か要望がある時はちゃんと言葉で説明してもらわないと分からないよ、ということを言葉や態度によって伝えていく必要があります。

冒頭の例でいえば、僕は妻の気持ちを察するのではなく、言葉でやり取りをするといいのです。

例えば
「僕も急ぎの仕事をしていたりするので、もし手伝ってほしいのであれば、言葉で言ってもらえるかな」と伝える。

これが他者性を出すということです。

もちろん、「僕は君のお母さんじゃないからね」など言ってしまったら、妻は激高してしまうので言えませんが、「あなたの気持ちを察することはできないから、ちゃんと言葉で説明してもらわないと分からないよ」と伝えることが大切です。

ある意味僕が気が利かない人になるわけです。

ただ、この関わりを根気よくやっていくことで、夫婦間が健全だ対等な関係になっていくのです。

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