Sakura

rDzogs-chenVipassana Meditator, Poet of Par…

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rDzogs-chenVipassana Meditator, Poet of Parmenides & Scientific Philosophy,Photographer,Dyeing & Weaving Artist amazon.co.jp/dp/B07D6CXT9F

最近の記事

セルチュクのモスクで井筒俊彦のイスラーム哲学を学ぶ

トルコ (13日目)西部の地方の町セルチュク(Selçuk/イズミルİzmir)に来て3日目。 本命ギリシアのビザ調整のためだけのトルコではなく、トルコの必然性を、相変わらずトルコのモスクで井筒俊彦のイスラムから学んでいる。 これは、単純にシェンゲンビザ調整のためのトルコ滞在なんてレベルではなく、わたしのテーマであるソクラテス以前・初期ギリシア哲学の「存在」の『根拠』の視点からも、とてつもないくらい巨大なことであることを井筒俊彦から学んでいる。 ここセルチュクでも、古典的

    • Reading the Quran translated by Toshihiko Izutsu at a mosque in Istanbul

      It's been 9 days since I left my residence in Japan and came to Istanbul, Turkey. There may not have been a difficult time like this past month. I had online classical Greek lessons until the beginning of March, so I couldn't do anything be

      • イスタンブールのモスクで井筒俊彦訳「コーラン」を読む

        日本の住居を引き払って、トルコ・イスタンブールに来て9日目。 このひと月程たいへんな時期はなかったかもしれない。 3月初めまで、古典ギリシア語のオンラインレッスンがあり、かたづけ・旅したくに手が付けられなかった。それ程、古典ギリシア語はむずかしい!サンスクリット並かも。 大きなものからかたづけた。大型織機、地機、暗室大型エンラージャ数台・暗室水槽二基、多数のカメラ、多数の三脚・・。本がたいへんだった。残したい本ばかりで・・。 せっかく海が見える家なので、視界を遮っているヤ

        • 遊びに夢中になっているこどもがふと”我”に返って・・・

          人生って、こどもが夢中になって砂の城を作って遊んでいるような状態なのかもしれません。 ふと、”我”に返って、醒めた眼で見てみると、城ではなく、ただの砂だと・・夢から醒める・・・。 人生の秋・・晩秋かもしれないのに、夢中で砂の城を作って遊んでいる・・・今のわたし自身なのでしょう。 でも、砂の城が人生を作るエネルギになっているのだとしたら、砂の城だって人生にとって超重要なのかもしれません。 いずれにせよ、”砂”なんだから、いや、”砂”だからこそ、夢中になって遊んだもん勝ちじゃな

        セルチュクのモスクで井筒俊彦のイスラーム哲学を学ぶ

        • Reading the Quran translated by Toshihiko Izutsu at a mosque in Istanbul

        • イスタンブールのモスクで井筒俊彦訳「コーラン」を読む

        • 遊びに夢中になっているこどもがふと”我”に返って・・・

          未熟な自分を曝け出す

          例えば、数百億年の単位で「自分」を見てみる。 例えば、数百億年の単位で「世界」(「宇宙」かもしれない)を見てみる。 そこには、「過程」しかない。・・ヘラクレイトス でも、「そのこと自体」を数百億年の単位で見てみる。 そこには、「静寂」しかないではないか。・・パルメニデス 両者の差はなんだろ? メタ レベルの差でしかない・・否、メタ レベルの「差」がある! ほんの数十年しかない・・否、数十年もある人生の、ほんの数日間にも、否、ほんの数分間にも、こころはおおきく揺れ動いてい

          未熟な自分を曝け出す

          中途半端・・・わるいこと?

          TED TALKを何年も毎日のように見てます。みんな、主張がはっきりしてて、完成された「作品」を提示するひとばかりで、みんな凄いなぁ、自分にはできないなぁ、と思い続けてきました。 April 2018, Kate Raworth “A healthy economy should be designed to thrive, not grow” を感心しながら見ている時、ふと、思いついたことがあります。 Kate Raworthの主張は、とても素晴らしいし、全面的に賛同し

          中途半端・・・わるいこと?

          What's wrong with speaking Korean? 한국어로 말하는데 뭐가 문제야?

          Recently, when I was talking in Korean with the owner of a Korean restaurant, someone who seemed to be a regular customer said to me, “You don't have to speak Korean. The owner can speak Japanese.'' I was forced to do karaoke, so when I was

          What's wrong with speaking Korean? 한국어로 말하는데 뭐가 문제야?

          朝鮮語・韓国語を話す・・・わるいこと?

          昨今では、日本で「韓国ポップカルチャー」、「韓流ブーム」とか言われてますが、本当は、意外と、そうではないようです。年代差、地域差もあるのでしょうが、中高年以上、特にシニア世代の一部には複雑な差別意識が深層に残り続けているように思います。 在日朝鮮人・韓国人でもないのに、朝鮮語(本当は、「韓国語」ではなく、『朝鮮語』が正しい名称です。東西ドイツに分断されていた時代、「東ドイツ語」、「西ドイツ語」とは言ってなくて、『ドイツ語』でしたでしょ。)を話していると、いろんな不思議な体験

          朝鮮語・韓国語を話す・・・わるいこと?

          About AI and surveillance capitalism

          The “Constitution” naturally forms the backbone of the nation and is the most important. It is what makes a nation a nation, but Japan's foundation continues to be shaken. Aside from that, the “Constitution” is naturally written in natural

          About AI and surveillance capitalism

          AIと監視資本主義について

          聴講しました....… 以下、所感・・。 「憲法」は、当然、国家の基幹を成すものであり、最も重要です。国家を国家たらしめているものですが、日本は、その基盤が揺らぎ続けています。 それは、さておいて、「憲法」は、当然、自然言語で書かれており、論理構造が極めて重要でしょう。 つまり、何を危惧するかと言うと、AIと相性がいいということです。自然言語故、曖昧さが含まれてます。AIは、その曖昧さの「論理」すら論理的に言語処理可能です。要するに、AIが最も得意な領域ということです。ポジ

          AIと監視資本主義について

          AI and Work Culture

          AI and labor I was participating in a translation project. My job was to translate summaries of cutting-edge technology papers from German to Japanese. Of course, there were also technologies such as AI, language processing, and machine tra

          AI and Work Culture

          AIと労働

          ある翻訳プロジェクトに参加してました。先端テクノロジーの論文の要約を独和翻訳する仕事でした。当然、AIや言語処理、機械翻訳などのテクノロジーもありました。 先端テクノロジー故、内容を理解するのに苦労しました。数年間、週7日間休みなく、朝から夜遅く迄、在宅で仕事しました。コロナ期間中だったので、助かりましたが。 結局、その翻訳プロジェクトのクライアントである某公的機関は、機械翻訳を全面採用することになり、その翻訳プロジェクトは解散しました。テクノロジーの翻訳故、ロジックがしっか

          AIと労働

          I don't understand (New Year's words) → I want to understand (this year's goal)

          “Congratulations …...” which words are empty “Start of the year” and “Nature” gets angry at the work of the people of the land 「おめでとう」言葉虚しき「年初め」 『自然』も怒る地の人の業(わざ)   (Japanese short poem: Tanka(短歌) Sakura(櫻:my pen name) This year “2024” loo

          I don't understand (New Year's words) → I want to understand (this year's goal)

          わからない(年頭のことば)→わかりたい(今年の目標)

          「おめでとう」言葉虚しき「年初め」 『自然』も怒る地の人の業(わざ)   櫻 2024年は、わたしたちにとっても、たいへんな年になりそうですね。 わたし個人にとっても実は、パラダイムシフトの計画実行中なのです。 その年初から、わたしたちも『自然』から痛烈なボディブローを喰らいました。

          わからない(年頭のことば)→わかりたい(今年の目標)

          136 ゆらぎ 16(最終回) -あまりにもあいまいな(続編) 「他者のために生きる」?

          巧は仏教徒である。ゾクチェン瞑想(rDzogs-chen Vipassana)から分かるように、チベット仏教のBuddhistである(心情的には)。「利他主義」ということもあるように、他者の幸福のために自分を犠牲にするということは仏教徒の鏡でもあろう。 社会的「活動家」と呼ばれるひとたちがいる。時には、「過激派」とも呼ばれ、社会的に否定されることもある。真の「活動家」、真の「過激派」の中には、『他者の幸福のために自分を犠牲にする』ことを、人生を賭けて生き抜いているひとたちが

          136 ゆらぎ 16(最終回) -あまりにもあいまいな(続編) 「他者のために生きる」?

          ゆらぎ 15 -あまりにもあいまいな(続編) 「ユーモアとアイロニー」/ スピリチュアルの師との対話(その二)

          もうひとりのスピリチュアルの師であるKくんは、巧の仕事の後輩である。 Kくんは、日本で超難関名門と言われている某超有名大学の出身である。しかも、文系仏文科と理系数学科卒で、フランス留学もし、理学部数学科の大学院中退でもある。何故中退かと言うと、教授とケンカして辞めたそうである。予備校の講師を経て、巧が勤めるドイツ人経営の翻訳会社に入社してきた。フランス語とドイツ語と英語の翻訳を担当した。予備校の講師の方が、よっぽど高収入だったそうである。 そんな名実共に秀才のKくんだったが

          ゆらぎ 15 -あまりにもあいまいな(続編) 「ユーモアとアイロニー」/ スピリチュアルの師との対話(その二)