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朝鮮語・韓国語を話す・・・わるいこと?

昨今では、日本で「韓国ポップカルチャー」、「韓流ブーム」とか言われてますが、本当は、意外と、そうではないようです。年代差、地域差もあるのでしょうが、中高年以上、特にシニア世代の一部には複雑な差別意識が深層に残り続けているように思います。

在日朝鮮人・韓国人でもないのに、朝鮮語(本当は、「韓国語」ではなく、『朝鮮語』が正しい名称です。東西ドイツに分断されていた時代、「東ドイツ語」、「西ドイツ語」とは言ってなくて、『ドイツ語』でしたでしょ。)を話していると、いろんな不思議な体験をしてきました。

昔、地下鉄の車内でハンギョレ新聞を読んでいたら、日本人のおじさんに絡まれたことがありました。朝鮮人・韓国人と思い込んで、「おめぇの国はひどいなぁ。」と。「日本人ですが。」と言っても信じてもらえず、ずっと朝鮮・韓国の悪口を言い続けてました。その人が、路線を迷ったのか、急に焦り始めたので、乗り替えの仕方を丁寧に教えてあげたら、「あんたの国にも、こんな親切な人がいるんだな。」と言いながら降りて行きました。

つい先日、某韓国料理店で、オーナーと朝鮮語で話していたら、常連の客らしき人に、「あんた、韓国語で話さなくていいよ。オーナーは日本語を話せるんだから。」と言われました。カラオケを強いられたので、「アリラン」をオーナーと一緒に朝鮮語で歌っていたら、その常連客数人がすっと立って帰ってしまいました。
ついには、そのオーナーも逆に配慮して、私を疎ましく思い始めたのか、言ってはいけない拒絶のコトバを「韓国語」で私(=客)に向かって言いました。
同じことが、ドイツ料理店やフランス料理店で起きるでしょうか。

日本人が朝鮮語を話して何が悪いのでしょうか。在日朝鮮・韓国人が朝鮮語で話して何が悪いと言うのでしょうか。
日本語が話せる、在日のドイツ人に向かって、ドイツ語で話すなと言うでしょうか。
ドイツ語を話す日本人に向かって、「ドイツ語を話すな」と言うでしょうか。
国際化時代とは程遠い「日本」を分からされました。

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