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AIと監視資本主義について

聴講しました....…
以下、所感・・。

  1. 「憲法」は、当然、国家の基幹を成すものであり、最も重要です。国家を国家たらしめているものですが、日本は、その基盤が揺らぎ続けています。
    それは、さておいて、「憲法」は、当然、自然言語で書かれており、論理構造が極めて重要でしょう。
    つまり、何を危惧するかと言うと、AIと相性がいいということです。自然言語故、曖昧さが含まれてます。AIは、その曖昧さの「論理」すら論理的に言語処理可能です。要するに、AIが最も得意な領域ということです。ポジティブにもネガティブにも。後者の場合が悲惨です。AI時代がもっともっと本格的に到来するとしたら、「憲法」そのものの表現のあり方自体を再検討すべきなのかもしれません。

  2. それを踏まえて、つまり、その「憲法」に則ってあるべき「監視資本主義」の深刻な問題があります。更に深刻なのは、「中華人民共和国」「朝鮮民主主義人民共和国」「ロシア」等ですが、ここでは指摘するに留めておきます。
    いずれにせよ、グローバルに経済活動をしている一企業が、国家以上に、その国民(または人民)の個人データを収集している現実こそ、もっともっと危機感を持っていいのではないでしょうか。国民も政府も。

  3. Acxiom型AIが一層浸透して、「個人」の広範な経済活動データが益々一企業に吸収され、彼らは、厖大なDBを獲得していくでしょう。これが、ユートピアである筈がありません。COPLINK X等により、行政府が介入しつつあり、完全な被監視社会になる日は、すぐそこに来ているのでしょう。それは、産業革命以降、人類が行き着くディストピア以外の何ものでもないのではないでしょうか。

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