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【和訳その他】戦争研究所(ISW):ウクライナ戦争報告書

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戦争研究所(ISW)のウクライナ情勢報告書の部分和訳・内容要約等
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#ロシア軍

【抄訳】戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」2030 ET 17.06.2024 《ウクライナ側が指摘するロシア軍の火砲と砲弾に関する問題》

【抄訳】戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」2030 ET 17.06.2024 《ウクライナ側が指摘するロシア軍の火砲と砲弾に関する問題》

Russian Offensive Campaign Assessment, June 17, 2024, ISW ⬇️

ウクライナ側が指摘するロシア軍の火砲と砲弾に関する問題戦争研究所(ISW)報告書の一部日本語訳

報道によると、ロシアは現在、砲弾製造と一部の砲兵器システムの製造に関する問題に直面しているとのことだ。ウクライナ人軍事アナリストのペトロ・チェルニクは6月17日に、ロシアはおよそ

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【抄訳】戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」1720 ET 16.06.2024 《ロシア軍:職業兵士契約を強要される徴兵された兵士》

【抄訳】戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」1720 ET 16.06.2024 《ロシア軍:職業兵士契約を強要される徴兵された兵士》

Russian Offensive Campaign Assessment, June 16, 2024, ISW ⬇️

ロシア軍:職業兵士契約を強要される徴兵された兵士戦争研究所(ISW)報告書の一部日本語訳

報道によると、ロシア軍は、徴兵された兵士に対するロシア国防省との軍務契約署名の強要を継続して行っているとのことだ。これは、ずっと続いている秘密裏の動員取り組みの一環である可能性が高い。

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【抄訳】戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」1945 ET 28.05.2024 《ドネツィク州戦線のウクライナ側弱点を探るロシア軍》

【抄訳】戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」1945 ET 28.05.2024 《ドネツィク州戦線のウクライナ側弱点を探るロシア軍》

ISW Russian Offensive Campaign Assessment 25.05.2024 ⬇️

ドネツィク州戦線のウクライナ側弱点を探るロシア軍戦争研究所(ISW)報告書の一部日本語訳

ロシア軍は最近、縮小中隊規模の、あるいはそれより小規模の機械化部隊による地上攻撃を4回、ドネツィク州内の複数の攻勢軸上で行ったが、大きな前進はみられらなかった。これらの攻撃の目的が、ハルキウ州北

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1755 ET 12.04.2024 《ロシア軍、極東方面の兵力をウクライナに投入か》

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1755 ET 12.04.2024 《ロシア軍、極東方面の兵力をウクライナに投入か》

本記事は、戦争研究所(ISW)の2024年4月12日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

ロシア軍、極東方面の兵力をウクライナに投入か報告書原文からの引用(英文)

日本語訳

ロシアは現在国内に駐屯している東部軍管区(EMD)所属兵員約2,400人をウクライナでの戦闘に送り込むつもりでいる模様だ。その目的は、前線での人員損失を埋め合わせるこ

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 2015 ET 05.04.2024 《現在の損失を許容できている模様のロシア軍》

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 2015 ET 05.04.2024 《現在の損失を許容できている模様のロシア軍》

本記事は、戦争研究所(ISW)の2024年4月5日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

現在の損失を許容できている模様のロシア軍報告書原文の引用(英文)

日本語訳

最近、ロシア軍はウクライナにおける攻勢作戦のテンポを上げているが、このことはマンパワーと物資の損失増加という結果を招くことにつながる可能性が高い。しかし、ロシア国防省は、このよ

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1835 ET 08.03.2024 “ロシア軍がアウジーウカ占領戦で示した戦術的適応”

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1835 ET 08.03.2024 “ロシア軍がアウジーウカ占領戦で示した戦術的適応”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2024年3月8日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

ロシア軍がアウジーウカ占領戦で示した戦術的適応報告書原文の引用(英文)

日本語訳

ロシア軍によるアウジーウカ占領戦の最後の数週間、同軍の一部に戦術能力の向上を示し、限られた範囲ではあるが、戦術レベルの奇襲効果を発揮した部隊がいた可能性がある。このことは

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1815 ET 04.03.2024 “ロシア軍、受刑者兵士の扱いを変更か?”

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1815 ET 04.03.2024 “ロシア軍、受刑者兵士の扱いを変更か?”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2024年3月4日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

[*記事サムネイル画像:ロシア報道情報サイト“リードフカ”記事より]

ロシア軍、受刑者兵士の扱いを変更か?報告書原文の引用(英文)

日本語訳

あるロシア報道情報サイトの3月4日付報道の主張によると、ロシア軍はシュトルムZプロジェクト(「シュトルムZ」

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1910 ET 13.02.2024 “ロシア軍、縦深攻撃に回帰か?”

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1910 ET 13.02.2024 “ロシア軍、縦深攻撃に回帰か?”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2024年2月13日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

[*記事サムネイル画像:バグラチオン作戦の戦況図(Wikipedia英語版より)]

ロシア軍、縦深攻撃に回帰か?報告書原文からの引用(英文)

日本語訳

ウクライナ人軍事ウォッチャーのコスチャンティン・マショヴェツは、ロシア軍がソ連式縦深会戦理論に基

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【内容紹介】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1935 ET 12.12.2023 “ロシア軍秋季攻勢に関する米国情報当局の評価”

【内容紹介】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1935 ET 12.12.2023 “ロシア軍秋季攻勢に関する米国情報当局の評価”

戦争研究所(ISW)の2023年12月12日付ウクライナ情勢評価報告書によると、米国の情報当局は12月12日、機密扱い解除されたウクライナ情勢評価分析の内容を議会に示したとのことです。そのなかで米国情報当局は「ウクライナ東部におけるロシア軍攻勢作戦は西側のウクライナ支援の弱体化を目的としているが、甚大なロシア軍の損失という結果しかもたらしておらず、戦場において作戦的に重大な戦果をロシア軍はあげるこ

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1845 ET 07.12.2023 “ロシア軍の人的損失と新規募兵数の関係”

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1845 ET 07.12.2023 “ロシア軍の人的損失と新規募兵数の関係”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2023年12月7日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

ロシア軍の人的損失と新規募兵数の関係報告書原文の引用(英文)

日本語訳

ロシア軍はウクライナの戦線全体で損失を被り続けているが、その損失のペースは、ロシアが現在継続している新戦力創出のペースにかなり近い可能性がある。12月7日、ウクライナ陸軍司令部報

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1725 ET 03.12.2023 “2023.12.01付ロシア大統領令でロシア軍兵力は増えるのか?”

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1725 ET 03.12.2023 “2023.12.01付ロシア大統領令でロシア軍兵力は増えるのか?”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2023年12月3日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

(記事サムネイル画像の引用元 → https://www.moscowtimes.ru/2023/12/01/putin-potreboval-otpravit-varmiyu-esche-170-tisyach-rossiyan-a115027

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1900 ET 29.11.2023 “ヘルソン方面ロシア軍が抱える指揮統制の問題”

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1900 ET 29.11.2023 “ヘルソン方面ロシア軍が抱える指揮統制の問題”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2023年11月29日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

ヘルソン方面ロシア軍が抱える指揮統制の問題報告書原文の一部引用(英文)

日本語訳

ロシア軍はヘルソン州東岸(左岸)防衛部隊間に一貫した指揮構造をつくることに明らかに失敗しており、そのことがロシア軍の士気及び戦闘能力を継続的に低下させている。11月2

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【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1930 ET 24.11.2023 “ロシア軍、アウジーウカ第3波攻勢開始か”

【抄訳】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1930 ET 24.11.2023 “ロシア軍、アウジーウカ第3波攻勢開始か”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2023年11月24日付ウクライナ情勢評価報告の一部を抜粋引用したうえで、その箇所を日本語に翻訳したものである。

アウジーウカ情勢報告書原文の一部引用(英文)

日本語訳

ウクライナ当局者の報告によると、ロシア軍は11月22日にアウジーウカへの攻勢企図を再開したとのことであるが、10月に遂行した以前の大攻勢のときと比べて、機械化戦力の関与は弱まっている可能性が高

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【一部内容要旨】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1855 ET 09.11.2023 “ヘルソンとバフムート、それぞれでロシア軍が抱える問題”

【一部内容要旨】ISW ロシアによる攻勢戦役評価 1855 ET 09.11.2023 “ヘルソンとバフムート、それぞれでロシア軍が抱える問題”

本記事は、戦争研究所(ISW)の2023年11月9日付ウクライナ情勢評価報告の一部内容の要約紹介記事です。記述内容の理解が捗るように、ISW制作の戦況地図を添付しましたが、記事中すべての地名がそこに掲載されているわけではありません。地図の上でより詳細に戦況を把握したい方は、ISWインタラクティヴ・マップで確認してください(ここをクリック)。なお、インタラクティヴ・マップでの地名検索に役立てるよう、

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