ぱねこ

27歳フリーター。舞台を中心に俳優業をやっております。大学では演劇サークルにて活動、卒…

ぱねこ

27歳フリーター。舞台を中心に俳優業をやっております。大学では演劇サークルにて活動、卒業後1年半ほど広告業界で働いていました。最近、オードリーの若林さんのエッセイを読んで、自分の思っていることを文字にしてシェアしたいという気持ちが芽生え、noteを始めてみることにしました。

最近の記事

予定。

最近、だんだんと予定が詰まってきた。 この時間までにあれを終わらせなきゃとせかせかしていると、何の縛りもなかった日々が恋しくなったりするが、今は忙しくありたい。 エネルギーはたくさん蓄えてあるのでどんどん行動していきたい。 社会人として働いている時も、暇な時は逆に辛かった。 やることがない時は早めに帰ることが出来ればいいのだが、同じ企画の先輩が何かしていたら帰りにくいし、いつ先方から電話がかかってくるか分からず待つしかないという時間もあったりした。 プロダクションか

    • エンタメの力。

      この自粛期間中、エンタメがなかったらどうなっていただろうか。 エンタメの偉大さに改めて気づかされた。 ネットを通じて映画も舞台も見ることができ、本を読み、音楽を聴き、様々なエンタメに触れることで毎日を前向きに生きることができた。 多くの人がそうだと思う。 私は改めてエンタメに関わっていこうと決意した。 これからエンタメ業界はなかなか難しい局面を迎えると思う。 舞台なんて特に、蜜があってこそのエンタメだ。 でも今は出来ないことがあっても仕方がない。 出来る範囲で

      • 時間があるということ。

        時間があると、いいこともあれば悪いこともある。 ゆっくりと考え事が出来たり、出来ていなかったことが出来たりする。 でも、考える時間がありすぎて、病んでしまったりする。 時間を持て余していることが嫌になったりする。 忙しかった時はあれほど自由な時間がほしかったのに。 忙しい方が、人は余計なことを考えなくてよい。 だから皆忙しく働いているのかな。 目に前にあることを一生懸命にこなして、一週間終わると何となく達成感を感じて、華金のビールが美味しくて、週末をだらだら過ご

        • 質問がほしい。

          私は、みんなから興味を持たれるような人になりたい。 これは結構前から私の奥底にある想いだ。 私は日頃人からあまり質問をされない。 勝手な思い込みかもしれないが、あまり質問された記憶がない。 初対面の人とでも私が積極的に質問して間を埋める。 なぜ質問してくれないのだろう。 なぜ私に興味を持ってくれないのだろう。 私だって話したいことはたくさんある。 つい自分から話し出してしまうこともあるが、惨めな気持ちになる。 で、結局聞く側に回る。 たまに、こちらが聞いて

          哀れ。

          私は優柔不断だ。 決めるまでに時間がかかったり、決めてからもそれで良かったのか悩んだりする。 色んなことに気を遣いすぎて逆に人に迷惑をかけてしまったりする。 なんだか、ついてないと言うか、不器用と言うか、うまくいかないことが多い。 もっとよく考えてから計画的に発言したり行動すればよいのだろう。 私は感情にまかせて衝動的にアクションを起こしてしまうことが多すぎる。 更には心配性なので、自分のアクションに対して、相手がどう思うのかがすごく気になり、いてもたってもいられ

          家族。

          私は実家暮らしなのだが、家族に自分のことを知られないようにしているところがある。 友達と電話している時も、内容は聞かれたくないし、俳優活動をしている姿も見られたくない。 両親は俳優活動自体に否定的。 昔、母にプライバシーを侵害されて大げんかをしたことがある。 そういうことが今のこの心境に繋がっているのかもしれない。 普段なら、外出して家にいる時間が短いため、家族の存在は気にならない。 しかし、こう長期間になってくると、自分がいかにコソコソしながら暮らしていたかが分

          なぜか評判だけはいい。

          私は昔から、人からの評判はいい方だ。 特に小学生の頃、友達のお母さんからの評判がよかった。 真面目で頭が良いと思われていた。 なぜだろう。 実際はそんなことないし、よく追試も受けていた。 私の勝手な憶測だが、小学生の頃は大人しく、読書や絵を描くのが好きなインドア派だったからかもしれない。 そんな私は、実際不真面目で間抜けな小学生だった。 図工で動物の首振り人形を作る時間があり、みんなが可愛いウサギやクマを作る中、私はパンダの顔に赤い絵の具を間違えてつけてしまった

          なぜか評判だけはいい。

          研修。

          4月から私の弟は新入社員となった。 ずっと在宅での研修を受けている。 なんだかとても楽しそうである。 私も会社員だった頃、研修期間が一番楽しかった記憶がある。 私は広告制作会社に勤めていた。 クライアントと、実際に広告を制作する社内のプロダクションとを仲介する、広告代理店のような役割の部署に入った。 研修は、制作プロダクションに所属する新入社員の子達と一緒であった。 全部で50人くらいだった気がする。 プロダクションの子達は美大出身者がほとんどで、個性的な子が

          人生の選択って難しい。

          人生の選択、しなくてはいけないタイミングが、早すぎる気がする。 何が向いているのか、何が好きなのか、曖昧なまま、決めるべきタイミングが過ぎ去っていった。 20代後半になってやっと分かってきている私のような人も多いのかもしれない。 しかし、私の周りの多くは、就職活動あたりである程度の人生計画を立てて腹をくくっていた気がする。 その後変わっていく人も多いのかもしれないが、一度は人生の方向性を決められている時点ですごいと思う…。 大学生の期間が1番時間があり、色々な選択肢

          人生の選択って難しい。

          アーティスト。

          最近、書きたいと思うことがなかなか見つからない。 お題は色々浮かぶものの、それを発信したいと言う気持ちにならない。 文字にするというのは、かなりのエネルギーが必要だということが分かった。 自分の頭に浮かんだ抽象的なことを、どう言葉にすればいいのか考えているうちに書く気力をなくしてしまう。 アーティストという職業の人達は本当にすごい。 自分の中にある複雑なものを色んな形にして外に出している。 俳優もアーティストだ。 劇場という空間で、その場のその瞬間にしか起こらな

          アーティスト。

          ガラスに突っ込んだ話。

          小学校2年生の時、ガラスに突っ込んで怪我をしたことがある。 正確には、ガラスを突き破って怪我をした。 その当時、毎年夏になると、軽井沢にある祖父母の古い別荘に遊びに行っていた。 その古い別荘で、これまた古いガラスの引き戸があり、そこに突っ込んだのだ。 私はその引き戸の向こう側にある自分の部屋に行こうとしていて、何か楽しいことでもあったのかスキップをしていた。 スキップをして勢いをつけた私は、ガラスの引き戸が開いていると思い、そのまま突っ込んだ。 ガラスが古かったた

          ガラスに突っ込んだ話。

          怒り。

          怒りという感情は、私にとって身近な感情である。 何かに失敗したり、うまく行かなかったりすると、悲しみより先に怒りが来る。 物をなくしたり落としたりしても、その物自体に怒りの矛先を向ける。 家にいると少しのことでイライラしてしまい、家族に当たってしまうことが多い。良くないと思いつつ、なかなか修正できない。 基本、感情の振り幅が大きく、怒りも大きく出てしまう。 出してしまった直後に、あっ…やってしまった…と反省する。 照れや恥ずかしさを誤摩化すために怒りのような感情を

          目標。

          今日、久しぶりに目標を見つけた。 人生における大きな目標はずっとあるが、小さな目標、直近の目標を見失っていた私は、生き返るような気持ちになった。 目標があるだけで、こんなにも前向きな気持ちになれるのか。 目標は私にエネルギーを与えてくれる。 目標に向けて頑張ろうと強く思える。 それを最優先に行動すればいいのだから。 コロナによって、予定していた舞台やオーディションが延期になり、自分が今どこを目指しているのか、どこに向かって走ればいいのか分からなくなっていた。 気

          線引き。

          今日、人から薦められて購入した本を開いた。 『サンフォード・マイズナー・オン・アクティング』という本だ。 今年の1、2月はいくつか演劇のワークショップに参加し、様々な海外の演技メソッドがあることを知った。 そのうちの1つにマイズナーテクニックというものがあり、今回の本はそれに関するものである。 ページを開いた瞬間、びびっときた。 舞台が綱渡りのロープのように細かったらどんなにいいだろう? そうすれば、才能のない者が舞台に立とうとしなくなるから。 ——ヨハン・ウォルフ

          線引き。

          壁。

          何か書こうと思った時 何か言おうと思った時 うっと詰まることがある 手が動く前に 口から言葉を発する前に 立ちはだかる壁がある その壁を建てたのは私自身 この先は危険だと警告する壁 それは経験で塗り固められた 自分の気持ちを押し戻す壁 その壁を排除する必要はない 社会で生きていくのに必要だから でも、その壁に押し戻された 自分の気持ちには気づいてあげよう ないことにしてはいけない あることを認めてしまっておこう いつかどこかで役に立つ そう思

          演劇。

          この外出自粛期間、ずっと演劇を見ずに映画やYouTubeばかり見ていた。 なぜか演劇を見る気にならなかった。 色んな劇団が過去作品の映像を無料で配信していたりするのに、クリックする気が起きなかった。 演劇からしばらく距離をとって、自分と演劇について冷静に考えたかったのかもしれない。 でも、やっとクリックしてみた。そして、見てみた。 映像ではあるけれども、演劇の雰囲気を思い出した。 あの空間に戻りたいと言う気持ちがあふれてきた。 やはり演劇のあの生の雰囲気は、映像