怒り。
怒りという感情は、私にとって身近な感情である。
何かに失敗したり、うまく行かなかったりすると、悲しみより先に怒りが来る。
物をなくしたり落としたりしても、その物自体に怒りの矛先を向ける。
家にいると少しのことでイライラしてしまい、家族に当たってしまうことが多い。良くないと思いつつ、なかなか修正できない。
基本、感情の振り幅が大きく、怒りも大きく出てしまう。
出してしまった直後に、あっ…やってしまった…と反省する。
照れや恥ずかしさを誤摩化すために怒りのような感情を出してしまうことさえある。
素直になればいいのに。
本当に可愛くないのだ私は。
このコロナ禍で、政府に対する怒りも私の中で日々増幅中だ。
これは反省する必要のない怒りである。
些細なことで怒ってしまうのに、これ以上私の心を忙しくさせないでくれ。
そういえば、私は今年から人の悪口を言わないことを心がけている。
去年までは、芸能人や知り合いで苦手な雰囲気の人がいると、中身を勝手に決めつけて、親しい友達とご飯を食べる時に悪口を言っていたりした。それを周りが楽しんでいたりもして、人を笑わせたくてエスカレートした時期もあった。
でも、冷静に考えて、人の悪口を言っている自分は可愛くないし、悪口を言ったからといって気持ちがすっきりするわけでもない。
誰も得していないのではないかと思い始めた。
毒舌キャラの芸人さんやタレントさんが言う悪口は、1つのエンタメとして成り立っているから良いと思う。技術のある人がやっているから不快な感じがしない。
しかし、私の言う悪口は、自分のことを棚に上げた、ただの悪口である。
それは少人数の友達を楽しませられたとしても、不快に思う人もいるはずだ。
何より私が不快になってきてしまったのだから良くない。
今年から、友達とそういう話になった場合は、「嫌い」とか「無理」とは言わずに、「少し苦手なタイプかもしれない」という表現にしている。
「自分がされて嫌なことは人にしてはいけない」
とても基本的なことなのだが、出来ている大人は少ないかもしれない。
自分を好きになるために、これからも努力していきたい。
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