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 電子書籍出版の先に見えた世界

2022年6月26日、わたしは、かつてない経験をした。
前回の記事でも告知した通り、電子書籍を出版したのです

1年前は想像もしなかったことです。

1年前のわたしはというと、ごく普通に働く看護師でした。
ただ、今までとは違ったのは、コロナ禍の真っ只中だったこと。

今まで、当たり前にできていたことが、できなくなり、先の不安を誰もが感じながら、目の前にある現実に向き合い、ただ、頑張るしかありませんでした。

コロナ禍で仕事を失った人がいることを思えば、仕事があるだけありがたいことだと思いながら……。

そのころは、1年後に電子書籍を出版するとは思いもしませんでした。
電子書籍出版までの経緯については、前回の記事をご参照いただくこととし、ここからは執筆から出版までのストーリーをご紹介します。自身の記録として残したいという思いとともに、これから電子書籍を出版しようとしている人の参考になればと思います。

本格的に準備したのはいつから?

ライティングの勉強を本格的に始めたのは1月からでした
そのときは、看護師として働いていたので、スクールの課題をこなすだけで精一杯でした。

ただ、スクールの最終目標が電子書籍出版だったので、課題をこなすだけでも、電子書籍の準備を進められました。

とはいえ、本業メインというスタンスは変えたくなかったので、この時点では、ゆっくり進めていきました。
このとき、意識したのが、周りを気にしないことでした。
つい悪いクセで、周りと比較してしいたくなることもありましたが、自分のペースを守ることに徹しました

ここで一つ大きな問題点がありました。
自分のペースでできるということは、いつまでかかってもよいということ。
すなわち、期限がないというワナです。

スクールの先生からも、期限は決めておいたほうが良いと助言があったので、早速、期限を決めることにしました

わたしの場合、退職が決まっていたので、中途半端に仕事をしながらするよりは、退職後に本格的にすすめるほうがよいと考えました。

そこで、出版までの時間を逆算して出版日を決めました。

出版日が決まれば、あとは、出版日に向けてスケジュールを立てて実行するのみです。

仕事を辞めてからの1ヶ月で仕上げることを目標にしました。

このような流れで、わたしが、本格的に執筆しはじめたのは、5月のゴールデンウイークを過ぎてからでした。

執筆にかかった時間は?

では実際に執筆にかかった時間はというと、意外にも2〜3日でした
執筆するときは、一気に書き上げるのがベストと言われています。

そう言っても、さまざまな事情があるので、思うようにはいかないのが現実です。
自分のライフスタイルに合わせて執筆するのがベストでしょう。
電子書籍出版は、自分の思うようにできるのがメリットだからです。

わたしは、ちょうど、退職後というタイミングがあったので、これを活用する手はないと思い、一気に書き上げました。

ちなみに、執筆前には書籍を構成する作業やリサーチなど、執筆以前に重要な工程があります。

実は、執筆は章立てやリサーチがしっかりできていたら、それほど時間を要しないものなのです。

よく執筆時間を尋ねられることがありますが、ライター界では執筆よりもリサーチや構成が重要なのです。

章立てやリサーチは、まとまった時間がなくてもできるので、仕事をしながら行えました。

最初は、電子書籍を出すには2万文字が必要と聞き、「2万文字なんて書いたことない」「自分に書くことができるかな」と不安でした。
しかし、実際に執筆してみると、意外に書けることがわかりました。

では、なぜ、書けたのか?
それは、章立て、リサーチといった基本的なことをしっかり行っていたからです。

書きたいことはあっても、内容が整理できていなかったら、何から書いていいかわかりません。
しかし、さまざまな情報を整理することで、書く内容も整理できるのです。
そうすることで、何を書いたらいいのかわからないという問題が少なくなります。

執筆をスムーズにすすめるためには、章立て、リサーチが重要なのです。

執筆が進まない、文字数が少なくて困っている方は、章立て、リサーチの段階から見直すとよいかもしれません。

執筆より大変! 校正後の修正!

晴れて、2万文字書き切れたと喜んでいるのも束の間。
このあとにやってくるのが修正です。

自分の目で見るのと、他人の目で見るのでは違います。
自分では気づけないことが、他人の目が入ると見つけられるのです。
書きたいことはあっても、内容が整理できていなかったら、何から書いていいかわかりません。
しかし、さまざまな情報を整理することで、書く内容も整理することができるのです。
そうすることで、何を書いたらいいのかわからないという問題が少なくなります。

執筆をスムーズにすすめるためには、章立て、リサーチが重要なのです。

執筆が進まない、文字数が少なくて困っている方は、章立て、リサーチの段階から見直すとよいかもしれません。

執筆より大変! 校正後の修正!

晴れて、2万文字書き切れたと喜んでいるのも束の間。
このあとにやってくるのが修正です。

自分の目で見るのと、他人の目で見るのでは違います。
自分では気づけないことが、他人の目が入ると見つけられるのです。
そのため、他人の目で見てもらうことが大切です。

自分では気がつかなかった文章のクセや細かい決まりなど……。

他人の目で見てもらうことが大切です。

自分では気がつかなかった文章のクセや細かい決まりなど……。

もちろん経験豊富なライターであれば、基本的なことは、自分で見つけることもできるでしょう。
しかし、意外に自分の文章のクセなどは、なかなか気づけないものです

そのため、ベテランでも、初心者でもチェックしてもらうことが必要なのです。

そして、この修正が侮れません。
チェックすればするほどに、修正箇所が湧き出てくるという、エンドレス状態なのです。
もちろん、初めての経験であるわたしは、そんなに大変なことだとは思っていませんでした。

今まで何気なく書いていた文章に、細かな決まりや言い回しがあることを知りませんでした。
これまで生きてきて困ったことはありませんでしたが、文章を書く仕事を
するうえでは大切なことだと知りました。

そこからは、修正しては見直して……の繰り返しでした。
最後にEPUB化といって、電子書籍の書式に整える作業を依頼中にも、修正箇所を発見しました。
何度も見たはずなのに……と思いながら、地道な作業を続けました。

文章は書き上げた瞬間は、書き切った満足感や高揚感が湧くものです。
そのため、直後の見直しでは、なかなか気づけないこともあります。
執筆後、少し時間をおいてからのチェックが大切です

そのときに大切なことは、やみくもにチェックしないこと
自分でチェックするときには、まずは基本的なことを理解することがポイントです。思い込みや知らなかったでは、チェックの意味がありません。
とくに、初心者ライターの人は注意が必要です。

わたしも、1回目の校正後に自分の知識のなさを痛感し、あわてて勉強しました。文章を書くときに、常に意識することが大切です。

ちょっとしたドタバタ劇がありながらも、何とか形にすることができました。

ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの出版までの道のり

さて、ここからは、いよいよ電子書籍出版までのストーリーです。

ノウハウがあっても、すべては初めてで、一人でしなければなりません。
わたしは、Amazonのkindleで出版したので、KDPという登録が必要でした。ネットや動画を見ながら、何とか登録できました。
ひとつひとつ調べながらしたので2時間くらいかかりました。
小心者のわたしは、ひとつひとつのボタンを押すのにも時間が必要でした。
何度もチェックしながら慎重に……。
そして、慎重な性格のわたしは、予約出版を選択しました。
直前に慌てるのを回避したかったからです。

しかしながら、不安は尽きません。
出版が近づくたびに、登録情報をながめて、「無事に出版できるのだろうか?」「自分が書いた本なんて読んでくれるのだろうか?」と不安に思っていました。

3日前から、いよいよ、Twitterなどで告知を開始しました。
告知開始とともに、フォロワーさんからの温かい言葉の数々に、今までの不安が吹き飛びました。
顔の知らない、やりとりはSNS上だけの付き合いにもかかわらず……。
人のかかわりは、SNSにもしっかりと根付いていることを感じました。

そうしているうちにあっという間に出版日当日がきました。
たくさんの仲間のおかげで、ドキドキよりもワクワクした気持ちで出版日当日を迎えられました。

予約出版はだいたい12時頃に出版されることが多いとの情報を得ていたので、パソコンの前でスタンバイしていました。しかし、15分経っても、30分経っても出版されず、不安な気持ちで待つことに。
そして、13時頃にようやく出版されましたと連絡がありました。

その後、登録変更などをしていると、再び、出版準備中になってしまいました。しかも、時間がかかるかもしれないと……。

「どうしよう。みんなに今日出版って言ったのに」
「今日中に出版されなかったらどうしよう」
そんなことを考えながら、待つこと数時間。

ようやく15時頃に出版されました。
「あ~よかった。無事に出版できた」
何とも言えない緊張感から解放され、安堵感でいっぱいになりました。

そして、みんなに無事出版の報告ができました。
そこからは、今までに経験したことがない世界が見えました
たくさんの、おめでとうメッセージに心が震えました。
こんなにもたくさんの人が、わたしを応援してくれているんだ……と思うと、今までの不安が嘘のように、スーッと消えていきました。

電子書籍出版の先に見えたものとは?

電子書籍を出版して、文章を書くスキルが上がったことはもちろんですが、それ以上にたくさんの贈り物をもらいました。
それは、生きていくうえでとても大切なことでした。

たくさんの人の支えがあって、電子書籍を出版することができました。
わたし一人では、出版することはできませんでした。
指導してくれる先生、しんどいときに声をかけてくれたり、応援してくれる仲間や先輩がいたからこそ見れたステキな世界

電子書籍は、人に疲れていたわたしに、再び人とのかかわりの大切さを教えてくれました。
そして、わたしの新しい人生の1ページを刻んでくれました。

これから先、言葉で多くの人を癒せる存在でありたいです。

・HSPかも?と悩んでいる人
・生きづらさ、働きづらさを感じている人
・仕事が続かずに悩んでいる人
そんなお悩みがある人に向けた本です。
HSPや看護師ではない方にも参考になる部分があると思います。
本書を通して、自分自身を知るきっかけになればうれしく思います。
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Amazon kindleで読み放題




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