噂の『例のSSD』を購入、ONEXPLAYER miniに換装
買っちった
界隈で話題になっている『あのSSD』を、プライムデーで購入してきました。(若干記事を書くのが遅い)
チップひとつあたり1TBの232層 TLC NANDをふたつ搭載した、DRAMレスの2TB SSDです。
この232層TLC NANDというのがミソで、まだデータセンター向け産業用SSDにしか載ってない超ハイエンドパーツです。
PCIe4.0対応の高速SSDで、TBWは驚異の3600TB。
Samsung 980 PRO 2TBですらTBWは1200TBなので、常軌を逸した性能が窺えます。
そんな超性能の部品がコンシューマー向けに降りてきているのには複雑な事情(🇺🇸💥🇨🇳)があるようですが、エンドユーザーには関係のないことなので有難く享受させてもらいましょう😎
クローンしていく
新しいSSDへのデータ移行にあたって旧SSDのデータを全てクローンするのですが、LiveUSBのUbuntuでddコマンドを走らせるとIOエラーが発生してうまくクローン出来ませんでした・・・。
謎です。(途中で外付けSSDを見失う症状が起きる)
MiniTool® ShadowMaker Free というソフトの無料期間を使って問題なく移行できましたが、出来れば自力でやりたかった・・・。
SSDのパフォーマンスに大きくかかわる4Kアラインメント調整は自動でしてくれてました。自分でやるならGpartedとかでしてください。
NVMe SSD USB外付けエンクロージャーはこれを買いました。
ネジ無しでSSDを装着出来て便利です。プライム会員限定でちょっと安いっぽい。
換装
ONEXPLAYER miniの分解にてこずりましたが、ヒートシンクを外すとSSDへアクセスできます。
これを・・・。
でん!!
HIKSEMIのロゴが書かれたシールはグラフェンシートのヒートシンクです。
片面実装ですが、ヒートシンクの分で結構な厚みが出てしまいます。UMPCによっては付けられないかも?
組み直して起動、SSD 2TBが問題なく認識されています。
嬉しい誤算
CrystalDiskInfoでディスク情報を見ると、PCIe4.0で接続されていますね。
ONEXPLAYER miniは公式ページを見てもPCIe3.0のみ対応だと思っていましたが、i7 1195G7がPCIe4.0をサポートしていたようです。
危うくPCIe3.0のSSDを買うところでした😵💫
ベンチマークしてみる
CrystalDiskMarkで速度チェックしてみました。
PCIe4.0の性能は出ていますね。
ONEXPLAYER miniはCPUが core i7 1195G7 でCPU性能がボトルネックになっているので、公称値は出てません。
デスクトップPCならもっと良いスコアが出ると思います。
4KiB読み書きレイテンシは R:66.86us W:16.53us と、他人のレビュー通りの数値が出てました。ここの性能が値段の割に高いらしいです。
ゲームのベンチマークはめんどくさいのでしません。
ステマニの読み込みが速くなったような気はします。
注意点
このSSDに搭載されている例のNANDですが、NAND製造会社であるYMTCが米国からの禁輸措置を受けて計画が狂い、製造が滞っているようです。
いつ民間向けに卸されなくなるか分からないので、232層 TLC NANDを体感してみたい人は早めの購入をオススメします。
中華SSDは、初めは高価な部品を使って評価を上げつつ頃合いになったら部品を安いものに変えて売る『おみくじ商法』をするところが多いので、NANDパーツが違ってても自己責任の世界です。
ちゃんと知識がある人、ハズレを引いても自力でなんとかできる人、PCのバクアップをちゃんと取っている人、そういうトラブルシューティングが自力で出来る人は、人柱になるつもりで購入してみてください。
これの4TBも欲しくなってきたな~、
SSDを買うとSSDが欲しくなる不思議🤣