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多様性を考える 

多様性。
ここ数年、よく聞く言葉。

色んな場面で頭をよぎる言葉。

この言葉が頭をよぎると
”選択肢は無限”、”考えは自由”
というところに思考が行きつくから
私は言葉を発するのを止めることが度々ある。

選択肢は、考えれば考えるほどに増えるものだと思う。
だから、考えるほどに選ぶのが困難になる。
だって、選んだら、選んだ人が責任を背負うところは変わらないのだから。

とどのつまり、多くの所は群衆心理が働いている気がする。

実際、私もそう。
拘りのある部分はとことん拘りたいけど
どうでもいい部分はホントどうでもいいから
”みんなと同じでいいよ”、と。
ただ、その先にどうでもよくない部分を想像できる時は、拘る。

なぜなら私は
”自分を守るのは自分しか居ない”と子供の頃から思っているから。

だけど、これだけではこの先危険だ、と想像する。
だって、己の事ばかり考えていたらカオス化するでしょうし
コロナ禍で感じた人も居ると思いますが
喜びも楽しみも感動も激減してしまう。

そこで、私の頭の中にヒーローのごとく登場する言葉があります。

それは ”情けは人の為ならず”。
人に親切にしておけば、後々自分に返ってきますよ~、的な意味の言葉。

ってか、この言葉も
”結局最後は自分か~い!”って、一度は突っ込んじゃうけど
自分経由しているからこそ実践的実用的な言葉だと思うのよ!

ほら、
ほとんどの年代の人が耳にしたであろう言葉
”まずは自分を大切にしましょう”。
近頃では”自分軸”なんて言葉もあるよね。

つまり、
”自分を守るのは自分”というところは
いつの時代も揺るがないものだと思うの。
ついでに、自分を喜ばせるのも自分。

じゃあ、”一人で生きいこう!”
って思ったりもできる。
多様性の時代だから、それを否定はしないけど
一人時間の過ごし方が上手いな~と自負する私でもそれは退屈に思える。

私がそう思うのは
”どうせ生きるなら有意義な時間にしたい”という欲があるからだ。

これまでの経験上
一人より
誰かと関わっていた方が
断然、感情を揺さぶられることが多い。

プラスの感情はエネルギーが湧きあがり
マイナスの感情はエネルギーが消耗する。

良い感情だけ選ぶことはできないけど
思いがけない感情に浸った時って脳みそがフル回転する。
そして行動し消化することでアップデートしているように思う。
この進化していく感覚が私は好きなのよ~。

ただ、経験上気を付けたいのが、
”脳みそフル回転を続けること”。

車に例えると、アイドリングしっぱなし。
アイドリングは、環境や燃費に悪いし
おそらく回転するほどに気付きが増え
あらゆる方面の知恵を借りていると思う。
つまり、
オーディオやエアコンもつけてバッテリー消費してしまう。
更に、
動かずその場に居たら
マフラーが雪に埋もれて一酸化炭素中毒になるかもしれないし、
止まったままの車はいつしかタイヤの空気もぺちゃんこに抜け
エンジンもかからなくなる。

って、なんだか車の話になっちゃっだけど、
これって人間にも置き換えられることだと思うの。

こういう窮地に立った時、
いや、立ってたら見える!
窮地にうずくまった時、救助が必要なの。
救助ってやっぱり誰かなの。

誰か気付いてくれるかな。
誰か手だてを考えてくれるかな。
誰かが何かを施してくれるかな。

自分を守るのは自分しか居ないけど、
深い情けをかけられる世の中になって欲しい。

うちには、
インスリンコントロールができない
劇症I型糖尿病、
18歳のひきこもりの息子が居ます。


#多様性を考える  

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