フォローしませんか?
シェア
朝野 窓辺
2020年9月29日 17:17
僕の詩には血が宿っている太陽に透かせば真っ赤な血潮が脈打っているどうにかして僕はこの詩に悲しみを与えてやろうとするだのに僕の詩はなんにも言わない詩は行間の間でぐっすりと眠り眠気まなこで真理を欠伸するだけ僕の詩には血が宿っている太陽に透かせば真っ赤な血潮が脈打っている真っ青な空が嫉妬して橙色に霞んできただのに僕の詩はなんにも言わないなんにも語
2020年8月11日 13:47
幸福な日々は過ぎ去りて薄く伸ばした平たい過去を唯々なぞって生きていますこんなあたしは一体だあれ甘い一時、過ぎ去りて過去の香りは遠のいて微かな微香も残らぬ窓辺に枯れたる花は沈丁花寝床はしんと、謐りて雪はこんこん、鳴りまする乳房はだんだん、絞りて問えば愛も斜陽へ沈殿しますあいも変わらず爺婆なりてあたしの人生、いったいだあれ