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アメリカ縦断ぼっち旅

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2018年9月。期間は約4週間。行きはシアトルタコマ、帰りはフェニックス空港のチケットだけ予約して、シアトルで友人に会う以外は、ノープランの旅。キャンプ装備を背負ったバックパッカ… もっと読む
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アメリカ縦断ぼっち旅 16日目 マクラウド 招かれた宿

アメリカ縦断ぼっち旅 16日目 マクラウド 招かれた宿

早くに目が覚めてしまった。
まだ日が出て間もない時間。

差し込む朝日がとてもキラキラしていて、つい浴びたくなってしまった。

静かに宿を出て町を散歩する。

9月後半にもなると空気がひんやり。
町はまだ眠りの中。
シャスタ山を拝んでみよう。
古い廃線路が見えてきた。

レイクシスキュー からとはまた違う表情。
きれいだなー、と寒さも忘れて見入ってしまう。
大きく息を吸う。
涼やかでキリッとした空

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アメリカ縦断ぼっち旅 17日目 人生初のスウェットロッジ

アメリカ縦断ぼっち旅 17日目 人生初のスウェットロッジ

シャスタ最終日

今日の深夜のアムトラックの予約も済んだ。

朝の散歩で山を見に行く。大きく深呼吸、名残惜しいが次に進もう。

美味しい朝食を、またしてもお腹いっぱい食べてしまった。スウェットロッジ前は控えめに、と言われていたのに。美味しくて止まらなかった。

しばらくしてスウェットロッジの支度にかかる。

初めてで全くわからないので、参加する方に質問しまくって心構えや服装を整える。
汗をたくさん

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アメリカ縦断ぼっち旅 15日目 マクラウド 招かれたお宿

アメリカ縦断ぼっち旅 15日目 マクラウド 招かれたお宿

寒くて早くに目が覚めた。
がっつり川沿いだもの、仕方ない。

早起きしたので見納めにと早朝滝散歩に出かける。ミドルフォールズでゆっくりと深呼吸。

朝陽が出てきた暖かさよ。
太陽は偉大だ。

テントに戻って朝食を手早く済ませ、パッキングをはじめる。名残惜しいが、またいつか川で泳げるくらい暑い季節に来よう。

今晩の宿までの道のりをググる。
徒歩で2時間半、ダンスミュアからシャスタまで3時間半歩けた

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アメリカ縦断ぼっち旅 14日目 マクラウドリバー

アメリカ縦断ぼっち旅 14日目 マクラウドリバー

今朝も早起きしてしまった。
キャンプの時はいつも早起き。
湖畔へ歩き深呼吸、今日でここも見納め、かもしれないし。

テントを撤収し、大きなリュックに詰め込む。
ジムに食べさせてもらってたから、食料はほとんど減っておらず、リュックは相変わらずパンパン。

ジムが起きてきた。
「荷物持っていくのか?」
-うん、ほかのキャンプ場あるかもしれないし。
「今日はたくさんトラウト釣れると思うぜ。今晩はトラウ

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アメリカ縦断ぼっち旅13日目②シャスタ おじさんと私

アメリカ縦断ぼっち旅13日目②シャスタ おじさんと私

名残惜しいけど、ローワーメドウズキャンプ場を後にする。

ジムとの待ち合わせはもう少し下のバニーフラット。
そこまでトレイルがあるはずだけど…いくら探しても見つけられない。

地図が指す方向は、どう見ても藪と岩で覆われていて、踏み跡は全くない。

仕方なく車道をひたすら下る。
車道歩きはもうお腹いっぱいなのに。

バニーフラットに到着した。
登山の案内板がある。

ふむふむ、とみて間もなくジムの車

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アメリカ縦断ぼっち旅 13日目① いざ念願のパンサーメドウズへ

アメリカ縦断ぼっち旅 13日目① いざ念願のパンサーメドウズへ

早く起きられた。

ステーキおじさん(ジム、にしておこう)を起こす時間にはまだ早い。

湖畔に出てシャスタ山に、今日行くからねー、とご挨拶。

身支度を整えて、ジムのトレーラーハウスのドアを叩くと、寝ぼけた声。
しばらくすると、朝食にサンドイッチとコーヒーをくれた。

テントを撤収して荷物を全部パッキングして、このままシャスタ山のパンサーメドウ キャンプ場で泊まれるようにしようか、一瞬頭をよぎった

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アメリカ縦断ぼっち旅 12日目 シスキュー湖満喫

アメリカ縦断ぼっち旅 12日目 シスキュー湖満喫

7時に起床。
恐る恐る辺りを見回す。

熊は、いない。

確認してから慎重にテントから出る。
大丈夫そう、一安心。

早起きしてしまったので湖畔まで散歩すると、朝日が湖面を幻想的に変えていた。

霧?立ち上る湖面とクリアなシャスタ山はとても美しかった。
朝日ですっかり身体が目覚めたので、火を起こして朝食。

軽くて栄養も少しあるこのクラッカーみたいなやつは、キャンプで何度か買っている。
これにホテ

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アメリカ縦断ぼっち旅 11日目② シスキュー湖で、キャンプ

アメリカ縦断ぼっち旅 11日目② シスキュー湖で、キャンプ

歩いて行こうと思っていたキャンプ場は、思っていたよりも遠かった。

有名なハートレイクはここから、キャッスル湖はここから行けるよ、
など、走りながらシャスタ近辺の情報を教えてくれる。
私はグーグルマップでナビする。

「まだかな?」
-まだまっすぐです。

このやり取りを何回も繰り返す。
「こんなとこ歩いてこれないよー」
と苦笑い。

同感ですっ。

徒歩1時間30分の道のりでこれだけ遠く感じる

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アメリカ縦断ぼっち旅 11日目 ダンスミュアから徒歩でシャスタへ

アメリカ縦断ぼっち旅 11日目 ダンスミュアから徒歩でシャスタへ

今朝も向かいの犬の激吠えでおはよう。
おかげで7時過ぎには起きられた。

今朝も美味しいスコーンと庭でとれた葡萄が置いてある。急いで食べてパッキングを進める。
8時過ぎ頃から、昨日電話番号をもらったチャックおじさんに電話をかけてみるが、繋がらない。話し中だったり、「使われてません」だったりする。うーん??

そうこうしてるうちに9時過ぎる。
9時に出かけるとか言ってたような、気がしたんだけど

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アメリカ縦断ぼっち旅 10日目 ダンスミュアを散歩

アメリカ縦断ぼっち旅 10日目 ダンスミュアを散歩

向かいの犬の鳴き声で目覚める。

朝食を頂きに共同キッチンへ行くと、クランベリースコーンと、庭で採れたぶどうがおいてあった。
どちらも美味しい。
もうひと客いるようで、スコーンを2つ食べた形跡が。
熱々のコーヒを飲みながら今日の予定を考える。
ダンスミュアからはシャスタの町までバスが出ているし、ちょっと行ってみるか。

最寄りのバスが止まるモーテルの前で待つ、が、バスが一向に来ない。

「バス来な

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アメリカ縦断ぼっち旅 9日目 線路は続くよ ポートランド→ユージーン→そして

アメリカ縦断ぼっち旅 9日目 線路は続くよ ポートランド→ユージーン→そして

朝起きてすぐ、amtrak でシャスタ方面へ向かうことに決めた。

1日1本だけシアトルからLAを走る、寝台列車のCoast Starlightだけがシャスタ方面を走るのか。
寝台列車なんて楽しいに決まってる。
でも、

ダンスミュア(dunsmuir)がシャスタ山の最寄駅。
そこに到着するのは真夜中の0時35分。
寝台を楽しむには中途半端。
というか、夜中に到着?
えー…治安どうなのよ、ダンスミ

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アメリカ縦断ぼっち旅 8日目 マウントフッドリベンジ

アメリカ縦断ぼっち旅 8日目 マウントフッドリベンジ

カーテンの隙間から暖かな朝日が差し込む。
目が覚めて外を見ると…快晴!

急いで荷物をまとめる。
昨日ずぶ濡れになった服やらリュックやらは、すっかり乾いている。

出発前、ロビーで朝食をたっぷり食べる。
せこいけど、ちょっと多めに取った小分けされたジャムや塩を少し頂く。自炊しながら旅をする時に、味を変えられて小さく軽いコイツらが、本当に役立ってありがたいのだ。

ホテルのすぐ近くにtinberl

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アメリカ縦断ぼっち旅 7日目 公共交通機関だけでマウントフッドへ

アメリカ縦断ぼっち旅 7日目 公共交通機関だけでマウントフッドへ

薄暗い時間に起きる。
9月も半ばに差し掛かってくると、日が少しずつ短くなってくる。

フロントでロッカーの鍵を返却し、チェックアウトを済ませて、いざマウントフッドへ。
バスの乗り場をフロントに再確認。
これまた丁寧に教えてもらう。ほんと親切。

マウントフッドに行く経路は

①バスか路面電車でGreshamへ行く。
② Gresham駅のバスターミナルでSandy transit center行き

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アメリカ縦断ぼっち旅 6日目 ポートランドでお買い物

アメリカ縦断ぼっち旅 6日目 ポートランドでお買い物

のんびりした予定のこの日は、目覚ましもかけないでゆっくり起きる。

同室の女の子たちが、いつのまにか帰ってきている。夜遊びの疲れか、朝の10時過ぎても誰も一向に起きる気配がない。
なるだけ静かに着替えや支度をして、忍びのように部屋を出る。

朝食はホステルのカフェで、ベーグルとお茶をもらえる。選択肢は無いけれど、朝食が付くだけでもありがたい。
長旅でのお金のやりくりで真っ先に削られるのが食費だから

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