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旅の練習 リーズ編/Leeds

次の都市は、帰ってきたよイングランドはリーズ!
前回のグラスゴーでのお話はこちら。



グラスゴーからの移動

グラスゴーからNational Expressで約7時間、値段は£29.20。
ロンドンーエディンバラ間が8時間強だったから逆になんだか不思議。
まあリーズに辿り着くまで、途中かなり寄り道してたのもあるんだろうけどね。

湖水地方のさらに上にいたかと思うと、やっぱりスコットランドって遠いよなあと実感。そして実はリーズは今回の旅で通過点としてちょうど良い位置にあったので、寄ってみることに!


リーズ/Leedsってどんなところ?

そうなの。休憩ポイントとして押さえていたので正直期待していなかった。

でも訪れてみると、期待を裏切られた。
素敵な都市ですっっっごく気に入った。

すぐ近くにヨーク/Yorkもあってそちらが際立って、見落とされがちなのかも知れないけど(と勝手に思っていただけかも)リーズいい!!!
うん、すごくいい。

そんな、私がすっかり惚れてしまった街について少しご紹介。
リーズはイングランド北部にある都市で、3番目に大きな都市と言われている。と言っても街自体が大きくいという感じはしなく、むしろ中心部1箇所にすべて凝縮されている。でも充分な大きさと賑わいがあり、バスで10分走るともう住宅街、街から30分走ると牧草地が広がるイギリスらしい風景に出会える場所。
あと羊毛産業が盛んで、産業革命時にはその中心地となったイングランド北部の商業都市。その名残もあってか、工場の跡地を博物館にしたり取引所が現在は形を変えて生かされていたりされている場所だった。

期待していなかったからなのか、この街の魅力そのものだったのか、いずれにしてもとても好きな街に出会う事が出来た。
素敵な街を歩く事が出来て、さらに沢山の新しい発見、すごく嬉しい!


訪れたところ

今回のリーズは2泊3日の滞在で学校の先生をやりながらマッサージセラピーの学校に通っているCSのお宅にお邪魔する事に。
日本語にもともと興味のあるシチリア島出身の方で、即興で”あいうえお表”を裏紙に書いて日本語のしくみを教えてあげたりなんかしたりして。
外国人が日本語を学ぼうとすると立ちはだかる壁、ひらがな/カタカナ/漢字の使い分け。そもそも文字が3種類あることが意味不明らしい!区別して読み書きするのが当たり前の環境で育った私からすると何の疑問もないのだけれど、そんな訳にはいかないみたい。
そういう時は、まずベーシックなカタカナ/ひらがなの成り立ちを説明して、この2つだけでも日本語は読めるんだよってお話する。でも文の繋がりとか単語とか考えると漢字を使った方がとっても便利!って付け加える。
そして医者も弁護士も大学教授も私も漢字を全部知らないよ!って伝えてみて笑 そうするとじゃあしょうがないねーって言ってくれる。
実際日本語を勉強している外国人で、日本語の勉強期間が長いもしくは理解が深い人程、”漢字”が便利な事に気が付いてくれているみたい。

少し話がそれてしまったけれど、今回も忙しく沢山歩いたのでご紹介!


ビクトリアリーズ/Victoria Leeds

とってもきらびやかで高級感溢れるショッピングアーケード。買い物しにくるだけはもったいない!19世紀に建てられた建築物でタイルも天井の装飾もとても素敵な空間だった。”イギリスで最も美しいショッピングセンター”と言われているのも納得。お店も高級ブランドだったりいい雰囲気ばかり。


王立武具博物館/Royal Armouries Museum

イギリス最古で、世界的に見ても最も古い博物館のひとつ。鎧(よろい)製造に携わっていたロンドン塔に昔からある機関の一つで、15世紀半ばにロンドン塔で王の秘密の洋服たんすとして知られていた部門から成長していったらしい。
展示物の中には戦争で使われた鉄砲や武器、あと、アジアコーナーもあり日本の兜(かぶと)や鎧(よろい)などが展示されていて急に懐かしい気持ちになったりして。さすが世界最大規模のコレクションがあるだけあって、とてもじゃないけど1日あっても回り切れない!カフェもあるしお土産屋さんも大きいのでゆっくり出来そう。

扱っているものとは対照的に館内はとても開放された空間


穀物取引所/Leeds Corn Exchange

ここね、すごく気に入って滞在中2回行ったの!別日に!
しかも2回目も真剣に初めて来たかのようにちゃんと回って、更に中のカフェでランチした笑。まあ、街の中心にあってアクセスも便利な事もあったけど、もし若干遠くても2回目行ってたと思う。
それぐらい好き!
そして、ここで心踊る新しい出会いがあったの。


リーズカークゲートマーケット/Leeds Kirkgate Market

見た目はそこまで大きくない建物なんだけど、中に入ると奥まで続く続く笑。日用品からカーペット、簡易的な薬局、食料品も取り扱いがあってここにくれば欲しいもの全部手に入りそう!一番奥がフードコートになっていてちょうどお昼時に訪れたこともあってか大賑わい!ド平日だったのにビジネスマンのような格好した人、家族連れ、作業着来てる人色々な人が勢ぞろいだった。あとロンドンと比べるとむっちゃ安かった!量はちゃんと同じくらいなんだけど、値段設定が明らかに£2-3は安い!
そしてここ、最初は室内だけかと思っていたら、建物の隣に大きな青空市も展開していてどんだけ大規模で開催してるの!!


カークストール修道院/Kirkstall Abbey

昔の敷地そのままに施設はほぼ野外で構成されている。その場所の説明をオーディオガイドで聞くことも出来るし英語できちんと記載もある。時間帯やグループの人数によってはガイドツアーも行っていて、耳ダンボにして聞いてみたり。


アビーハウス博物館/Abbey House Museum

19世紀のリーズの歴史と生活を再現した博物館。館内に入った途端、時代をタイムスリップしたかのような雰囲気に浸る事が出来て、家やお店の中、町というより家から近所の道の再現といったら素晴らしい!理髪店や薬局、小さな売店、修道院といった所も見学が出来たので非常に興味深かった。

その時代の誰かのお宅にお邪魔している気分!
通りの再現度!


アームリーミルズのリーズ産業博物館/Leeds Industrial Museum at Armley Mills

もうこういうのすごく好き。
器用ではないので、裁縫とか編み物とかを自分自身で上手に何か作れるとかそういう事ではないのだけど、手作業のものがすごく好き。そしてそういう工場とか成り立ち、行程とかにも非!常!に!興味がある。
昔使われていたものが展示されていたり、時間が決まっているけどデモンストレーションで実際に動かしてくれるのを見学できた。
あと、ここは女の子が若くして雇われていたとか。家族を養う為、学校に行くという選択肢は与えてもらえずに朝は明るくなる前から夜暗くなる前まで働きに出る。遅刻するとペナルティが与えられて、給与に影響がでる。とか細かい歴史まで展示されていた。

今にも動き出しそうだった羊毛製造機


リーズ大学/University of Leeds

実は予定に入っていなかった場所。
イギリス人の大親友に今日はどこを旅してるのか聞かれたので
”私の現在地、リーズ”と返信したら、
”俺リーズ大学出身!時間あったら行ってみて!”と。
知らなかったー思いながら、せっかくならと、彼の母校を訪ねてみる事に。タイミングよくその日は卒業式で大賑わい!マントの中に素敵なドレス来て家族や友達との写真を収めてたり、校庭でDJがノリノリな音楽かけてダンスしてたり。セレモニーの日だからか1つ受付している建物が解放されていたので、在学生のふりしてカフェテリアとか行っちゃったりして。


次の目的地へ

リーズ!こんなに満喫出来るとは思っておらず、新たな発見と学びをくれた滞在だった。少しゆっくり休憩できるのかな、と思っていたのにむしろグラスゴーより沢山歩いた気がする。
すごく大好きな都市になったのでまた絶対くる!と誓いながら次に訪れた都市はマンチェスター、そのお話のはまたあとで。

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Ms. Paddington :)
Please look after this bear, Thank you!