楽園。

雪の降る夜
街角に明るく灯る
くもった窓ガラス
すきまから
覗き込めば

家族があたたかな
暖炉の前
寛ぎ笑ってる

父さん
母さん
お姉ちゃん
そしてキミ

みんなで
楽しく笑顔ひろがる

ボクは素足擦り合わせ
ボロ布を首に巻いて
暖をとる

あぁ寒い。
おなかすいたな

母さんが
生きてたら
ボクもあんなふうに
過ごしたかな

凍える夜に
何度も何度も
お使いに出された

冬になると
思い出す

裏のコンビニまでが
遠く感じた

いつもきまって
１人の時は
クツも無い

お洋服も
ワンピース型の
ジャージ素材の
パジャマ

継母と同行する時は
香りがキツイ
リボンが大きな
可愛いお洋服

だから
わかってた
おかしいって
知ってた
けど
説明する相手が無い

重病で救急車で
運ばれるとき
はじめて虐待だと
通報された

身体の痣
近所の
日頃からの通報
何度も問合せも
あったこと

ボクは
世間の皆様に
助けて頂いた

「何にも覚えてないかな？」

ハッキリ
明確に記憶が残る

すべて話した
３つの時から
覚えてるすべてを


亡き母の日記と
巡り合わなければ
ボクは継母を恨んでいた

ボクの母は偉大だ

「中身がからっぽな人間は
自分をひとかどの人物と思ってる」

ゲーテの言葉だそうだ
母の日記にある

「高慢は身を滅ぼす元」
これはアンデルセンの言葉
母はたくさん綴ってる

「未来のキミ」と
ボクは呼ばれた
どの言葉がキミの心の
拠り所になるか
新しい人生は
出発から
母さんはいないから
大波乱だねと

生まれてくるボクに
ナデナデするなんて
可愛い母ではなかった

がっちり構えて
さあ！いっておいで！
という明るい人だ
人生という
海原に
生み落とし
送り出してくれた

時に勇敢に
時には辛抱し

愚昧な世間の抵抗に
打ち勝つ勇気を持ちなさい！

正義とはなにか
「誠実」な闘う人の別名だ！

亡き母を想えば
誰かを恨むことなど恥ずかしい

生きて活き活きと
苦しむ人のために
日々行動しよう

楽園は心の在り方で決まる

浄土も穢土も
同じである

ボクのいる
この大地がいま楽園

いまが幸せ
感謝して暮らしたい

たとえ今が
最悪な状況であっても
ボクはそういう

ボクは何にも屈しない

激励いつも
ありがとうございます
キミのコメントや
DMなどの
メッセージが
ボクの命のいちぶです

本当にありがとう

名刺記事。｜伊藤ぱこ｜note

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みなさん
ありがとうございます

心傷むのは
ボクの心臓と思える
大切な仲間が

また
あのひとと
何かあったようです

心配です

ボクの方は
発熱は繰り返し
咳もなかなかやみません

ただ朗報は
ボクは元気です

それじゃ
また
あした必ず