そろそろ交換の季節だね

コロナも私の日常　3-98 
98日目　10月27日（水）

　しばらく書くことをやめている間に、いつの間にか季節はすっかり冬模様になってしまって、1枚また1枚と身につける服が増えていく。

　こうして季節の移り変わりを感じるのはなんだか面白いけれど、去年はもう少し早くから寒くなっていたような気がする。陽射しも強いし、度重なる仕事での外作業のせいで今の私は夏よりも日焼けしている。ふむ。

　嬉しいことに突然後輩から連絡が来て、私の日記を久々に読んでいる、文章が好きだとかそういう唐突なお褒めの言葉をいただいたので、とてもいい気分である。こうして言葉にして改めて自分を肯定してくれるようなことを言われると、結構嬉しいよね。you made my dayとはこのこと。人は言葉で人を殺せるけど、めちゃめちゃ生かせもするなと思う。面白いね。私は言語学専攻だったのでまあまあ言語には興味がある。たぶん。

　お風呂場にあるコンディショナーがそろそろ無くなりそうだ。ノズルを押してもプスプスと頼りない音を立てるばかりのボトルに想いを馳せるなどしてみる。ついでにヘアクリームももうすぐ無くなりそうだし、アイブロウブラシももうほとんど終わりかけている。

　なんだ、そういう時期か、と思う。私は全然気が付かなかったけれど、きっと今はそういう時期に突入しているのだろう。洋服も交換の季節だし、空では夏とか秋とか冬とかがバトンタッチをしてるんだろうな、たぶん。そんな私も、私自身を交換する時期かもしれないなどと思う。仕事も含めて。まるっと。

　転職が決まった。散々発達障害者が〜などと語ってきたが、やっぱり私は自分のことをもっと大事にしていきたいと思う。安い賃金で毎日働いて、自分よりも立場の低い人たちに情けをかけるように自己犠牲するよりも、自分よりも遥かに凄い人たちと触れ合う中で、もっともっと素敵な人間になりたい。もっとお金も稼ぎたい。そう素直に感じてしまった。

　わずか半年で辞めると言うことに、若干の迷いはある。キャリアに傷がつくのは間違いないし、転職活動中だって、あなたの今の経験ではなんちゃら〜ってボロクソに言われまくった。知ってるわい、という感じで。でも、それでも。自分をステップアップさせたいと言う気持ちのもと行うキャリアチェンジなら、どんなタイミングでも積極的に行うべきだと思ってる。むしろ新卒入社してまだ6ヶ月です。というタイミングなら、ほぼ新卒みたいな扱いでキャリアチェンジできる。ラッキー。ありがとう。

　なんていいつつも、会社とは結構揉めている。というか私がめちゃめちゃ自分勝手に1ヶ月もしないうちにやめます、とかいきなり上司に切り出したもんだから、「は？今の状況わかってる？人足りないしそもそも退職する時は3ヶ月前に言うルールだよね？」などとお叱りを受けた。いや全部わかっている。それはもう迷惑をかけていることは申し訳ないしルールを破るのは社会人としてアレだよね。でも、気になる。そもそも3ヶ月前に言うってどんなルールなん。やめます言うてから3ヶ月も働かないといけないとかどんな地獄？あーこの人どうせ辞めるしなーと思われながら働くの辛すぎでしょと思う。居心地最悪じゃない。人員の配置とかで困るのはわかるけど、ね。

　社長的には、やめたいですって言ってから3ヶ月の間に転職活動をして、無事に決まったら3ヶ月後に辞めるって言うのがこの会社的に普通のシナリオらしい。仕事しながら転職活動をしてたことに対してなんか少しネチネチられた。えぇ？普通は仕事しながらこっそり転職活動して次のところが決まったらやめますって言うんじゃないの？私が変なのか、会社が変なのかは知らんけど、少なくとも私とこの会社の間に愛はない気がする。同じだと思えなくてごめんな。でも価値観全然合わないと思うんだ私たち。

　まあそんな愚痴を言っても仕方がないのだけれど。それでも、やっぱり色々と根性がないだの辛抱が足りないだの言われてしまうと、私の転職は逃げなのかな、などと思ってしまう。そんなこと思いたくないし、絶対に私の転職は逃げではなく次のステージへ行くために必要なステップだと信じているけれど、そこにいくまでの気持ちの整理がしんどすぎるな。

　時に環境を変えることが自分にプラスに働くこともある。ていうかそういう時の方が多い気がする。そう信じたい。環境を変えてもダメなら自分のせいなので、次は何がなんでも死ぬ気で頑張らねばという気持ちで生きるしかないね。5年後の自分なんてわからん。今を懸命に生きていくことが私の今できる精一杯のタスクであって、その先なんて想像しても仕方がないような気がする。

　こうやって踏んづけられて蹴飛ばされて揉みくちゃにされていく日々。それでも、なんだかんだで何とかなるということがわかったけれど、もっとハッピーなマインドで毎日を程よくテキトーに生きていきたいわあとしみじみ実感するそんな夜。

　そうやって私も、くるくると頑張って自転しながら前に進むよ。きっと、あなたも。

ああ。今日も眠い。

おやすみ。