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【コロナ引きこもり日記】21日目

21日目 5月27日(水)

イタタタ。
お腹の痛みで目が覚める。

この痛みは、なんだ。
アレか、アレなのか。
お腹ゆるゆる系なのか。

眠気まなこを擦ってトイレへ行く、午前10時半。

何故なのか。
原因がわからない。
私は比較的お腹が弱い方だし、辛いものを食べるとすぐ腹を下すけど、そんなもの食べたっけ、、、?

あ、麻婆豆腐。
くそぅ、豆腐め。やはり命を大切にしなかったからなのか?だからなのか?やられた。

でも、最近は大丈夫だったのになぁ。
辛いもの食べても、平気だったのになあ。

人生って、よくわからん。
まいにちが、そんな日々。

今日はもう少し早起きして、郵便局に行って散歩でもしようと思ってたのに。お腹は痛いし、早起きは苦手だし、生きてくって大変ね。

豆乳コーヒーを飲む。今日も、美味い。

ふと、インスタで目についた広告をクリックする。インスタの広告って、無駄に好みを把握してくる時があるから、ちょっと腹立つよね。まあ、インスタだけじゃないけど。

「コピーライターになりませんか?オンライン無料講座開講中」

そんな感じの文言。
文章を書くことは嫌いではないので、少し興味が湧く。好きな時に好きなだけ働けて、それでお金がもらえるなんて、そんな最高なことはないよね。

コピーライターって、ずっと広告のコピーを考えるだけの仕事かと思ってたけど、違うんだ。ドラマのシナリオを書いたりするのも、コピーライターって言うらしい。へぇ、知らなかった。

ぼんやりと生きている間に、言葉はどんどん進化して、その意味を広げていたらしい。どうりで、歳を取れば取るほど、時代に取り残されていくわけだ。

そんなこんなで、もうお昼。
ランチに、ニラ玉を作る。 
たまごの賞味期限が切れそうなので、3つくらい使う。味覇で味付け。うん、我ながら美味い。ようやく、料理も様になってきた。

「自粛期間で得たことは、料理です!」
今なら、ちょっと胸を張って言えそう。

まだ、なんかちょっとお腹が痛いけど。

15時に郵便局が閉まってしまうので、早く行かないと。

慌てて服を着替え、少し化粧をして、マスクをつけて、家を出る。母は、仕事で忙しそうだ。ヘッドホンが壊れたのか、大音量で会議の内容が家に響き渡っている。お願いだから、イヤホンをつけて欲しい。

外に出て、息を吸う。
ムワッとした空気を浴びる。
暑い。

郵便局。
払込をして、切手を買う。
切手の買い方がわからなすぎて、「切手、全部下さい」なんて恥ずかしい注文をしてしまった。戸惑う職員の顔が見える。

「えぇっと、かなりたくさん種類がありますけど、全部ですか?」

ハァイ、そうですよねぇ。うふふ、穴があったら入りたい。

落ち着いた様子(風)で、切手表を見て、種類を確認する。へぇ〜こんなに種類があったんだあ〜(無知)

無事に、切手を買う。残る全財産、70円。フゥ、あぶないあぶない。こんな所持金で切手を全部買い占めようとしていたのか、バカめ。(おまえだ)

お金を下ろして、郵便局を出る。

無事にタスクも終えたし、散歩をする。
くそぅ、暑い。とにかく、暑い。何より、このマスクが暑い。今すぐにでも地面にマスクを叩きつけてやりたいくらいには、暑い。じわりと汗が滲む。

これから夏が来て、この日本の蒸し暑さで、マスクをしつづけるのは相当な拷問である。これから日本人は、果たして息をしていけるだろうか。がんばれ、ニッポン。

暑いので、早く帰りたい。
あんなに楽しみだった散歩も、暑さの前では萎えていく。

とりあえず、涼しいところを求める。無駄にスーパーに入ったり、コンビニに入ったりする。飲み物を一つ買って飲む。コンビニでアイスを買って、帰る。アイスが溶けてしまう前に、早く帰ろう。

無事に家路に着く。気づけば、もう夕方だ。
家の中が暑い。クーラーをつけて、アイスを冷凍庫に一旦入れて、腰を落ち着ける。ふぅ、なんだか疲れた散歩だった。これからは、もっと日が沈んでから行こう。でないと暑くて、散歩どころではない。

思っていたよりも早く、世界は夏に向かっているようだった。なにを生き急いでいるのだろうか、地球は。

とりあえず、ゴロゴロする。
黒子のバスケを着々と見進めて、スマホをいじって、そんな感じ。着々とクズになっている自分を、感じる。自分に甘い自分を、感じる。うぅ、ごめんねワタシ。でも、思い通りに動かないの、身体が。

バスケがしたくなる。下手だし、出来ないけど。私の両親はどっちもバスケ経験者で、私も小学生の時にやろうと思ってたことがあった。でも、地元のやつはわりと強くて有名なチームだったので、ビビってやめた。今考えたら、ちょっともったいなかったなあ。

夜は、ほうれん草の炒め物と、キムチ。美味しい。シンプルイスザベスト。

まだなんだかお腹が痛い。なんだよなんだよ、キムチか?キムチなのか?なぜなのか?こんなにお腹弱かったっけ?よくわからない。自分のことが一番わからない。人生とは。

急に、睡魔が襲ってくる。
あんなに寝たのに、こんなに眠い。
とりあえず、ベッドに横になる。

気がつけば、午後10時半になっていた。10時半に縁があるのかな。

20時からある、ボランティアのzoom親睦に参加しようと思っていたのに。もう終わってしまっただろう。

そこでふと、気がつく。
私はいつも、責任を他人に押し付けている。
今もこうして、誰かが私のことを気にかけて、参加しないの?と誘ったり、LINEをしてくれたりしないだろうかと待っている。自分からではなく、誰かが動いてくれることを待っている。

「責任」
私が一番、苦手なものだ。同時に、憧れでもある。責任のある仕事に憧れても、そこにつく勇気はない。嫌なことから、逃げてきたからだ。

責任のある仕事。立場。社長、リーダー、責任者。人狼ゲームなら人狼とか、そういうの。すごく苦手だ。なんの準備もなしに、そういう役割を振られるのはもっと苦手だ。

要するに、私ってビビリで、チキンで、どうしようもなく臆病だった。小学生の時から、何にも変わってないんだなと思う。

ちょっと背が伸びて、ちょっと世の中を知ったくらいで、大人になったと思っていたけれど。全然、違う。違うんだ。まだまだ心は、小学生のままなんだ。情けなくて、鼻をすする。

大人になるって、なんだろう。
オトナって、なに?

私は、自分の人生に責任を持てているだろうか。自分以外を支える覚悟は、あるだろうか。この社会に、責任を感じているだろうか。否、今はまだ。

そんなことを考える。
疲れたから、今日はもう眠ろう。

こういうことについては、これからもっと考えて、きちんとした言葉にしていきたいなと思う。

ああ。今日も、外に出た。

明日は授業だ。

おやすみ。




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