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コロナと私の日常2-88

88日目 11月14日 (土)

にゃあと目を覚ます午前10時。おきたら電話が繋がっていて、おはようと恋人に挨拶をするそんな素敵な朝。今日もいい日になりそう。

ヨーグルトと柿を食べて、電話をしながらゆっくり過ごす午前中。明日はテストがあるけれど、全然勉強していません。ありがとうございました。昔のようにオールでもしてテスト勉強をする気力が、今の私にはない。

ランチにピラフを食べる。食べることしかしていないのではというくらい食事くらいしか書くことがないけれどまあいいか。そんな感じで親戚の家へ向かう。一昨年がんで亡くなった叔母さんのお墓参りとご挨拶。2年前、病室の片隅で痩せ細った姿で見せた笑顔を思い出して、少し泣きそうになる。緑が大好きで、持ち物はピアスから携帯から車から何から何までほぼ緑だったので、緑のおばちゃんと呼んでいた。おばちゃんの作るシフォンケーキが美味しくて、今でもシフォンケーキを見るたびに思い出すよ。お葬式、行けなくてごめんね。おばちゃんの描いた素敵なりんごの水彩画、おうちに飾っておくね。ありがとう。

2年前言えなかったサヨナラをようやく告げて、帰路に着く夕方。おばちゃんちの猫のジジは、随分老けて目も見えなくなっていたけれど、随分長生きだ。90いくつとからしい。小学生の時はあんなにヤンチャで可愛げのない黒猫だったのに、今となっては泣きもせず、ただただカーペットの上で寝そべって日向ぼっこをするだけ。大人しく顔を擦り寄せてくるのがなんだか可愛いけど、物足りないな。

買い物をして、お風呂に入ってディナーに生姜焼きを貪る。うんま。幸せだ。父が入院しているリハビリ病院からテレビ電話をかけてきた。だいぶ良くなったようで安心。まだ左側が少し麻痺していて、違和感があるらしい。連続した音(「たたたたた」とか)が言えないらしくてちょっと笑った。でも何より、生きてるだけで素晴らしいです。本当の本当に、最近はこういう命のありがたみを感じることが多くて、ほんのちょっぴり涙がでちゃうな。

家でマッサージのおばさんにマッサージをしてもらう夜。ゴリゴリに凝っていて笑われた。頭から足まで満遍なくがっつり凝っていて、とても21歳には思えない。大丈夫かな私。自分で心配になって来たので、これから定期的にマッサージに通おうか検討するレベル。本当に左半身が痛い。変な筋肉を使っているのと、猫背なせいだと思う。治したい。

大阪へと向かう夜行バスに乗る彼女との静かなテレビ電話を経て、ベッドに入る真夜中。早く会いたいな。

ああ。今日は、あったかかったな。11月って、こんなに暖かかったっけ?

おやすみ。

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