見出し画像

境界線を越えて人とトラブルを生じないためのお話(身体)【精神疾患の原因を説明する⑤】

こんにちは。えめです。

今回は、自分と人との境界線シリーズ。


身体・物理的な境界線を越えて

人とトラブルを生じないためのお話




これまでのハイライト。

✔︎精神疾患の原因は「身体」「精神」「社会」「運命」といろんな要素があります。

精神疾患の全原因

①身体  |①頭と心と身体がバラバラ
②精神ーー|②自分と他人との境界線が曖昧
③社会  |③自分の使い方を知らない
④運命


✔︎精神的な要素について。

頭と心と身体がバラバラ

 「心」がパンドラの箱化する
→「頭」が危機管理でブラック企業化
→「身体」をオーバーワークさせる
→うつ状態に。

② 自分と他人との境界線が曖昧
 他人や周辺環境との摩擦が起きる
→精神的なバリアーである
  「精神の膜」にダメージを受ける
→攻撃的になったり、うつ状態になる。
※記事の説明に不足があるので、補足してます。


③ 自分の使い方を知らない
 未配信。


✔︎ ② 自分と他人との境界線が曖昧

境界線の種類

身体的な境界線(物理的な境界線)
・精神的な境界線
・社会的な境界線(責任の境界線)
・スピリチュアルの境界線(魂の混線)


今回は、↑身体的な境界線の話です。

では、よろしくお願いします|・ω・*)



身体的な境界線の種類

身体的な境界線は、4つの境界線の中で一番わかりやすいです。

もうあれです、
「なにこの人ー近づいてくるーこわいー泣」
ってやつです。

種類は2つ。
「物理的な境界線」
「プライベートの境界線」

ただ、結構物理的な話なのに、
好き嫌いとか感情的な話が入るので、
そう単純ではないですね。笑

詳しい概要の説明は不要かと思うので、本編へ進みます。

物理的な境界線

パーソナルスペースとは

パーソナルスペースってご存知ですか?

たとえば、
電車に乗っているとき。
隣の人と1席分くらい間隔を空けて座る人が多いと思います。
すっごい空いてるのに、
後からのお客さんがすぐ隣に座ってきたら、
「え、なにこの人こわい」って思いますよね。

入ってこられると、
「え、なにこの人こわい」って思う距離感。

警戒モードになってしまう距離感の範囲を、
パーソナルスペースと呼びます。

そして、物理的な境界線とは、
「パーソナルスペース」と「警戒モードにならない範囲」の境界線
をさします。

境界線のジャッジ
先ほどの電車の例や、
話している相手との距離感など、
人と人との物理的距離の境界線。

ここで難しいのは、
好き嫌いや、付き合いの長さ、異性か同性かなど、距離感のジャッジに条件があること。


片方は「相手のことが好き」だから、パーソナルスペース50㎝。
もう片方は「いやいや、まだ全然この人知らないし」ということで、パーソナルスペース1m。

50㎝の人が、迂闊に1mの人に近づいて、
1mより接近してしまった場合…
「え、なにこの人、近いんだけど…こわいし」
っていう、不快顔されちゃいますね。

こういうのって、
恋愛の大きな壁にもなっていますよね。笑


そして、近づきすぎて、嫌な反応された場合、
近づかれた方も不快ダメージがあるし、
近づいた方も嫌な反応されて凹みダメージ。

ちょっとした悲しい出来事が起こります😭


だけど、いつまでも同じ距離感だと、
いつまでも初対面の距離のままだったりして。
「なんだか気をつかうな」と疎遠になったり。

人間関係難しいですね。


距離感を測るのが苦手な方へ

距離感を測るのが苦手な方もいるでしょう。

でも大丈夫。

必殺対処法

近づく時は相手の顔をよく観察する

距離感は多少失敗しても大丈夫です。

近づく時は、相手の顔や反応をよく見ましょう。

そして、ちょっと不快な反応があったら、
理由の考察はまず置いといて、
2歩くらい距離を空ければOK。

なんで嫌な顔をされたかわからなかったら、
あとでコソッと誰かに聞きましょう。
そうやって勉強すれば大丈夫。

あなたが距離を空けなおすことで、
「自分の不快が相手は分かるんだ」と相手思うので、
一度距離を詰めた失敗があっても、
あなた自身が避けられたり嫌われることはありません。


近づいてきて引いてくれない人には

逆に、相手が堂々と近づいてきて困った時。

不快オーラを出して、距離を取りましょう。

それでも近づいてくる場合は、
ひるまず躊躇なく感情入れず淡々と
「すみません、もう少し離れていただけませんか?」と
短くストレートにクレームを言いましょう。

距離感詰める図々しい人は、
「何してんの?」という批判的態度を、
ひるまず躊躇なくストレートに返されるのに弱いです。


プライベートへの侵入による境界線

プライベート侵入の境界線とは?

夜遅くの電話、
LINEの激しいピコピコ、
人には言いたくない秘密の話、
自宅への許可ない訪問…

誰しも、自分のプライベート時間・空間は守りたいものです。

頻度・時間・内容・空間でプライベートに侵入されると、人は警戒モードになり、不快感を覚えます。

プライベートへの侵入に関しては、
法律も存在しますが、
境界線として把握するのにふさわしいものが、
マナーです。

プライベートの境界線を越えると、
度を越した場合、ストーカーハラスメントと言われる場合もあります。

ハラスメントは、
うつ病、訴訟問題などいろいろ騒がれるようになりましたが、
プライベートを侵すということは、
それだけ相手にダメージを与えることになります。

マナーの例

・夜遅く(例、22時〜6時までとか)の電話は控えましょう
・LINEは相手が寝ていたり、仕事や誰かと会っていると予想される場合は連打を控える。
・LINEの一方的な送信を何十件と連打しない。
・初対面の人にいきなり「彼氏いるの?」などプライベートな話はしない。
・いくら娘だろうと、突然家を訪問しない。許可なく部屋のドアを開けない。

とか、世の中には、無数にマナーが存在しますね。

テーブルマナーで、どのナイフから使うか、
などのマナーより優先的にプライベートのマナーは身につけておきたいものです。


身体が侵入していなくとも、
視覚・聴覚・嗅覚など、
感覚に関係するものが侵入していれば、
プライベートを侵していることになります。

その点で言えば、
ご近所の必要以上の騒音だって立派なプライベートの侵害です。

赤ちゃんの鳴き声はセーフ。
子どもがテーブルから飛び降りているのはアウト。
〇〇dB以上はアウト。

などマナーや法律によって線引きがしてあります。


マナーが存在するのに、なぜ問題は複雑?

そうは言うものの、
マナーというものは少し厄介で。

マナーは、
いわゆる「常識」のジャンルになりますが、
「常識」とは、往々にして、
地域や人によって違うもの。

都会ではピンポン押して、応答があれば玄関へいきますが、
田舎では「ガラガラ」と突然ドアが開く←

これは有名な「常識」の違いですよね。


マナーで境界線を規定すると、
プライベートの境界線を侵して来る人に3つのタイプが生じます。

・マナーを学ぶ機会がなかった人(教育の問題)
・違うマナーを学んでいる人(ローカルギャップ)
・そもそもマナーを守る気がない人(本人が悪い)

下に行くほど、厄介な人になります。

そして、マナーを守る気がない人は、
問題を抱えているにせよ、マナーを守らない限り、
うつ病とかにはなりません。

腹立たしい話ですが、問題によるストレスを他人に流しているからです。


お願いしたいこと

マナーという「正しさ」の概念は、
人によって違います。
「正しさ」なんか存在しません。

ローカルギャップなんかは、
多数決が自動で行われているので、
少数派に「?」が飛ばされがちですが…
地味に多くの人を傷つけています。

「あの子おかしな子だわぁ」って、
日本全体で見たらおかしいのはあなた達かもしれませんよ?

「正しい」を押し付けませんように。

プライベートに侵入された側が嫌って言ったら嫌なんです
それ以上やったらダメです


それと、
いくら平和で義務教育されてるからって、
みんな同じレベルの教育をされている訳ではないです。
教育の受け手が同じようにキャッチできる訳でもないです。

「マナーは教えられるものではない。知らないのはお前が悪いんだ。」
とか、責めないで下さい。

虐待されていたら?
発達障害であなたに見えているものがうまく見えなかったとしたら?
その人は悪いのでしょうか?
誰も境界線を越えているよって今まで教えてくれず、知らない間に嫌われてきたのだとしたら?

必ずしも加害者が加害者とは限りません。

一見して同じ行動を取っていたとしても、
そもそもマナーを守る気がない人以外は、
境界線の確認・すり合わせによって、
平和に共存できる人達です。

こちらを肝に命じていただきたいなと思います。

そしてゆくゆくは、
そもそもマナーを守る気がない人がしっかり反省できて、根本の本人の問題に取り組める環境が出来たらいいなと思います。
(反省できないと治せないんですよね…。被害者が一生被害者になってしまいます。)

まとめ

✅物理的・プライベート範囲において、境界線内に入られると摩擦でお互いストレスが生じる(精神疾患の原因)
✅物理的境界線とは、パーソナルスペースのこと
✅失敗はしてもいい。相手の顔を見て、近づきすぎによるダメージを最小限にしよう(プライベートの侵害も同じことが言えるよ)
✅一つずつ距離感を経験して、周りにも聞いて、人間関係の摩擦を減らせるよう勉強しよう。
✅不快に気づかず、近づきすぎな人には、不快オーラ、または、「何してんの?」批判オーラをひるまず躊躇なくストレートに返しましょう。
✅プライベートの侵入はかなりのストレス。マナーが境界線。法律もあり。
✅度を越すとハラスメントやストーカーの問題に。
✅マナーという常識は、地域や人によって違いがあるという悲しい現実がある
✅プライベートを侵害する人には、教育の不足、ローカルギャップ、マナーを軽視してる人の3タイプ
✅受け手が嫌って言ったら嫌。やっちゃダメ。
✅加害者にも、「知らない」という問題があることがあり。環境の接し方が重要。


「境界線を越えている」と知ることは、
今後平和に過ごしていくための大事な知覚だと思います。
固定概念取っ払って、お互い温かい気持ちで、顔見て譲り合って過ごせるといいですね🍀

4000文字とだいぶ長くなりすみません🙇🏻‍♀️
最後まで読んでいただきありがとうございました✨
少し補足記事挟みながら、諸事情により1ヶ月ほどのんびり投稿させていただこうと思います🙇🏻‍♀️
最近見ないぞ?とスキで様子見に来て下さる方、温かく見守って下さる方、投稿の際にはスキしていってくださる方、本当に感謝してます💕
いつもありがとうございます😭💕




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?