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2021年4月 - 今月のスナップとエッセイ

 桜が散った。今年も散った。
 2021年、例年より早く咲いた彼らは、4月の到来とともに風に舞っていた。1ヶ月も経っていないのに、はるか昔の出来事のように感じる。

 こんなにも人が集まり、こんなにも儚い花は、他にあるだろうか。

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 桜の絨毯の上、新緑の鮮やかさはまたひとつの季節を運んでくる。

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 静岡では、毎年この季節に静岡まつりが行われる。去年はコロナで中止。今年は規模を縮小して開催された。

 静岡まつりで、手筒花火を撮った。わたしと夫と撮影仲間の皆さんと一緒に。みんなで撮ると楽しい。
 日本で最初に花火を観賞した人は、徳川家康と言われ、この家康公が観た花火を再現したのが静岡まつりの手筒花火だそうだ。

 これが、ほんとうにかっこいい。

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 帰り道、りんご飴を買い、夫と手を繋いで帰った。
 数年前、それは夫がまだ友達以上恋人未満だったとき。わたしたちは、この祭りで手を繋いだ。思い出とりんご飴はとても甘かった。

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 レンズを買った。SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art。新しく機材を購入したのは久しぶりだ。

 カメラでもレンズでも周辺機材でも、使いこなすためには使わなくてはならない。どの機材にもそれぞれの性格があって、得意なことと苦手なことがある。それを知ると仲良くなれる、気がする。まるで人間関係だ。

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 空気をも焼きつけるような描写力に圧倒される。しかし、友達になるには、まだまだほど遠い。末永くよろしく、相棒よ。

 今月もこの街を撮った。
 この街で生きるわたしに、出逢いと別れがあった。思いがけないことで人は出逢う。その逆も然り。生きている限り、わたしたちはまた会えるかもしれないし、会えないかもしれない。

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 それはいわゆる、縁というやつだろう。

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 会えるも縁、会えぬも縁。
 撮れるも縁。撮れぬも縁。

 殺伐としている心の中でも、良い方向に心が動く一瞬を大切にできたら幸せだろう。どこにフォーカスを当てて生きていくかを考える必要性を感じる日々だ。

 それでは、良い写真生活を。

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