しろがくにおいで 002 友達
ここは高級な空港。展示会を主宰している会社があった。
「これがわが社で開発したダイヤモンドシューズです!」
「おおーっ」
サクラが大げさに驚く。ダイヤがちりばめられている靴だ。
「馬鹿馬鹿しい。あんなもののどこがいいの?」
顔をしかめてシーマが怒る。
「シーマさんは光り物嫌いなんですか?」
ウィトーは情報魔子交換システムの調子を確かめている。いわゆるトランシーバーに当たる。
「嫌いってわけじゃないけどね。それにこだわるのも卑しくて」
そうシーマが気を取り直して言うと、ウィトー