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「わたしたちの想い」を「ランプ」に乗せる。ヘルスケア本部のロゴが誕生するまで。

オズマヘルスケアのロゴが誕生しました。
医療・ヘルスケア領域のコミュニケーションにおいて、課題解決のための3つの光——「課題に光をあてる」「未来を照らす」「閃きで解決する」というコンセプトを体現するロゴは、電球をシンボルに3つの光を表現。カタカナで構成した「オズマヘルスケア」の躍動感あるフォントとの組み合わせで、親しみやすさと革新性を表現しています。

今回のnoteは、オズマヘルスケアのロゴの制作過程にフォーカスします。このnote「ヘルスケアPRのミカタ」のデザインも担うデザイナーの山下裕美さんも交えた、ヘルスケア本部の野村・肥髙・松野の制作チームメンバーの座談会を通じて、ロゴに込めた思い、また制作プロセスで改めて確認した、オズマピーアールのヘルスケアチームが大事にしている思いについても語ります。

●野村康史郎(ヘルスケア本部 部長 シニアPRディレクター)
●松野愛理(ヘルスケア本部 シニアアソシエイト)
●山下裕美さん(デザイナー HP、IG @madtunedesign
バンタンデザイン研究所卒業後、IT企業にてデザイン業務に携わり、2018年にMAD TUNE DESIGN名義で独立。グラフィックデザイン、Webデザイン、イラスト制作など、幅広いクリエイティブ業務を展開。
●肥髙結衣(ヘルスケア本部 コミュニケーションプロデューサー)

なぜいま、オズマヘルスケアにロゴが必要だったのか。

-まずは、オズマヘルスケアのロゴを制作することになったきっかけについて聞かせてください。

野村康史郎(以下、野村):オズマピーアールのヘルスケア特化チーム「オズマヘルスケア(Ozma Health Care/オズマヘルスケア)」の前身部署が立ち上がったのが2017年のこと。専門部署として活動し始めて3年ほど経過し、2020年頃からチームのキックオフ会などで、オズマヘルスケアのミッションビジョンを言語化してメンバーに話をするようになったんです。

「“パブリックリレーションズ”で医療・ヘルスケア課題を解決する」ことをミッションとして、「医療・ヘルスケアの新しい当たり前」を創っていこうと。それを創るためにこういうチームでありたいと、キーワードとして「アイディアランプ」という言葉を示しました。

-「アイディアランプ」についてもう少し詳しく聞かせてください。

野村:ランプというのは、閃きやアイディアの象徴として、よく用いられる電球のエジソンランプをイメージしています。

ヘルスケアのコミュニケーションは、テーマに深刻さや難しさが伴うことが多く、課題解決のアプローチがどうしても硬いアイディアになりがちです。でも本当の課題解決を考えたら、難しいことを難しく伝えても、興味や関心も惹きづらい。そこには何らかの閃きやアイディアが必要なんです。その“アイディアの光”があってはじめて、ヘルスケア領域の課題に光を当てることができ、さらに課題解決という未来を照らすことができると考えています。

これまでも、オノマトペを使って痛みの状態を伝える新しい言語をつくるプロジェクトや、皮膚疾患の課題解決にアパレルブランドをつくるプロジェクトなど、従来、あまり考えられていなかったアイディアを提案、実践してきました。多くのアワードの受賞は、その評価の裏づけの一つと自負しています。

受賞作品『オノマトペラボ』『Fact FASHION』

こうしたことを「アイディアランプ」というキーワードで話をしていく中、チームメンバー間でなんとなく感覚的には共有できている状態になったものの、温度差や何となく共有しきれていない部分を感じることもありました。そこで、オズマヘルスケアのチーム全員が同じ感覚を共有できるよう、ロゴという目に見えるカタチにすることを決めました。

-オズマヘルスケアのメンバーがミッションビジョンを共有するための象徴なんですね。一方、社外に対しての意義はどのように考えましたか。

野村:近年、クライアントの皆さんに「オズマのヘルスケアチームに相談すると、面白いアイディアが出てくるし、楽しい仕事になる」と認識いただき、お仕事をさせていただけるようになってきました。社外に対しても「オズマのヘルスケアチームは他と違う」という差別化を図るツールとしてもロゴを機能させたいという意図があります。

あとはリクルートの観点もあります。ヘルスケアチームは何となく、「難しいことをやっている部署」「やっていることが限定的」と思う人も少なくありません。ただ、医療・ヘルスケアという“難しいこと”をアイディアで突破するという、多分オズマの中で一番面白い仕事をしているチームだと思っていますから(笑)。それを示す、何か分かりやすいカタチを創りたいと思いました。

3つのキーワード 課題解決の「閃き」、課題に「光をあてる」、未来を「照らす」。

-ロゴマークのコンセプトについて聞かせてください。

野村:ベースはチーム内に以前から示してきた「アイディアランプ」です。そのランプに込めた思いを分解して、3つの要素をキーワードとして掲げました。

1、課題を解決する「閃き」
 イメージ;発明を象徴するエジソンランプ。
2、課題に「光をあてる」
 イメージ;暗闇に沈む課題に光をあてるスポットライト。
3、未来を「照らす」
 イメージ;向かう道、行き先を示すサーチライト。

1つめの要素は、先ほどからお話している、課題解決のための「閃き」

2つめは、課題に「光をあてる」。例えば希少疾患や難病に悩む方は、少数かもしれませんが確かに存在し、さまざまな課題に直面しています。そういった一般的にあまり知られていない事実にもスポットライトをあてたいという思いです。

そして3つめは、未来を「照らす」。課題に光をあて、注目を集め関心を持ってもらうだけでなく、課題と向き合う方が希望を持てるよう、未来に向かっていく道に光を示すイメージです。

-ロゴ制作チームでディレクションを担った松野さんは、このコンセプトを聞いてどのようにイメージを膨らませていったのでしょうか。

野村:最初に話したときは、この3つの要素を説明しきれてなかったかもしれません。

松野愛理(以下、松野):そうなんです。最初にどんなロゴにしたいのか野村さんから話を聞いたときには「アイディアランプ」というキーワードはベースにあったのですが、それをどうカタチにしていくのかがはっきりしていなかったんです。オズマヘルスケアのチーム内で何回かヒアリングを重ね、デザイナーの山下さんとイメージのすり合わせを重ねていく中で、3つの要素が整理されていきました。

肥髙結衣(以下、肥髙):「アイディアランプ」の話は普段から野村さんが話していて、話を聞いているときは理解しているつもりなんですが、いざそれをロゴに落とし込もうとすると、理解が足りてないと気づきました。話している言葉をさらに因数分解していくことで「ランプ」に含まれる3つの意味について整理できました。例えば「この事例は『光をあてる』に当てはまるね」というように、3つの要素が抽象的な概念にとどまらず、実際の業務に紐づいていることも認識できたんです。

これはクライアント業務でも同じことが言えると思います。オリエンテーションで、会社が大事にしていることを熱量高く話していただき、自分たちもある程度理解したつもりになりがちです。でも実は理解しきれていないところがある、その先にさらに深める思考が重要なんだということを再確認できました。この視点を再確認できたという点でも、私たちにとって大事なプロセスだったと思います。

野村:私も感覚的、抽象的に伝えて、理解し合えたかなと思っていましたが(笑)。やはり、言葉を尽くして共通理解するのが大事だなと改めて思いましたね。

オズマメンバーもデザイナーも、ワンチームで模索した「光」。

-実際の制作プロセスについて聞いていきます。制作期間はどのくらいですか。

肥髙:最初に野村さんから話を聞いたのが2023年4月です。最終的に決まったのが7月末なので、およそ4か月の駆け足プロジェクトでしたね。

-今回ロゴデザインを担当した山下さんは、オズマヘルスケアのnote「ヘルスケアPRのミカタ」のロゴマークやイラストも手がけていただいているほか、数々のクライアントワークでもご協力いただいています。お付き合いは長く深いですよね。

山下裕美(以下、山下):そうですね。オズマさんとお仕事をご一緒するときは、まずはじめに企画のコンセプトシートを見せていただくんですが、それがいつも芯が通っていてブレがないんです。それがすごいなと常々思っています。

肥髙:そういっていただけるのはとても嬉しいです。ありがとうございます。

-コミュニケーションが良好とはいえ、ロゴデザインの決定には紆余曲折あったそうですが。

肥高:そうなんです。先ほども話に出ましたが、最初の段階で光の3つの要素の表現について、明確に整理できてなかったんです。

山下:そうですね、「光」のイメージは最初からあったのですが、それはスポットライトなのか、サーチライトなのか、ランプなのか。大きなテーマがあって、それは具体的になんなのかということについて、かなり一緒に模索しましたね。

野村:複数の要素を一つのロゴで表現するのは難しい作業ですよね。一番はじめは、「オズマヘルスケア」という文字に、いろいろな要素をあしらうのはどうだろう、と私からサンプルを示したんです。それを山下さんが汲み取ってアイディアを出していただいたのがこちらです。ちょっとわかりにくいものになってしまって。

検証中のロゴデザイン案

松野:私たちの適切な例示が不足していたと思います。ただこのラフ案が、「光」というテーマをどう捉えていくかという議論を深めていくきっかけになりました。

山下:すり合わせしていく中で、大事なものが浮き彫りになっていくのが感じられました。オズマの皆さんに伴走して、一緒にその大事なものを探していく感覚がわたしにもありましたね。

-具体的にどのようなやり取りを経てブラッシュアップしていったのでしょうか。

山下:やっぱりお互いの脳の中をイメージ化して、それを見ながらディスカッションするのが一番早道だと思うんです。アウトプットして、それをもとにオズマさんとお話をして、それをまた解釈して、アウトプットして、という作業を繰り返していきました。

-かなりのクリエイティビティとエネルギーを要する作業ですよね。その過程を山下さんはどう捉えていましたか。

山下:そうですね、ほかの案件でもそうですが、オズマの皆さんは簡単には納得しないし譲歩しないです(笑)。でもそれだけ、思いや愛がこもっているということだと思っています。「これでいいや」ではなく、たくさん議論してフィードバックいただけるということは、真剣に向き合ってくださっているということですから、こちらも身が引き締まりますし、応えないとな、と。いいものをつくるモチベーションが生まれますね。

-試行錯誤を重ねて、テーマの核心に迫るデザインを練り上げていってくださったわけですが、デザインする上で山下さんが大切にしていたのはどんなことでしょうか。

山下:オズマさんからの視点以外の見えかたを足す、ということを意識していました。オズマさんの思いももちろんなんですが、これを見た人、ユーザーさんがどう思うかもすごく大事です。独りよがりにならないように、クライアントの思いを十二分に聞くこと、こちらが表現したいこと、外からの視点のバランスを考えながら進めていきました。

チーム内投票を経てメンバーが再認識した、私たちの価値。

-丁寧な議論を重ねながら、最終的に3案まで絞ったのがこちらですね。ここから完成まではどのような意思決定があったのでしょうか。

最終検討した3案

松野:何度かのラリーを経て、「光」の3つの要素を明確にしてからはそれを表現したデザインのブラッシュアップをしていきました。ロゴ制作チームの中で候補を絞り、この3案をオズマヘルスケアのメンバー全員に見てもらって社内投票を実施しました。推し案とその理由をフィードバックしてもらったんです。

野村:結果はとても興味深く、接戦でした。この3案はコンセプトの3つの要素を共存させながら、それぞれにより強く表現している要素があります。私が感じたのは、それぞれのチームメンバーが特に共感している要素が強調されているものに投票したのではないかと。「閃き」に思いが強い人はCに、「光をあてる」だとA、「未来を照らす」だとB、という感じです。それぞれのメンバーが持っている思いが見えてきたのも面白かったです。

松野:デザインを決めるにあたって、3つの要素がすべて含まれているか、という網羅性に加え、一見したときの認識しやすさや、サイズを小さくしたりモノクロにしても見やすいかといった視認性についてもメンバーから指摘をもらい、参考にさせてもらいました。

肥高:どれも重要な意見としてディスカッションさせてもらって。投票は本当に僅差だったこともあり、単純に投票数で決めたわけではなく、最終的にロゴ制作チームの中で
「これにしよう!」と決めました。

野村:光の3つの要素、どれも全部大事なんですが、私たちが提供する課題解決のアプローチとしてコアになるのはやっぱり「アイディア」だと。4か月間、ずっと議論を重ねてきてそれが再認識できたから、このランプをモチーフにしたロゴが最後に残りました。

モチーフ“ランプ”に込めた思い。

-では改めて、ロゴについて山下さんから説明していただけますか。

完成したロゴデザイン

山下:野村さんからお話のあった、3つの要素の中でもコアとなる「閃き」が端的に伝わる電球をモチーフにしました。モチーフを形づくるのは長い楕円と小さな円ですが、これがビックリマークになっているんですが、さらに、小さな円というアイディアのタネがどんどん成長していく意味合いも込めています。
一つだけ★を混ぜていますが、これは明るい未来に願いを込めた流れ星のイメージです。あまりごちゃごちゃさせずに基本は円と楕円でモチーフを構成しつつ、オリジナリティを持たせるデザインを意識しました。

「オズマヘルスケア」のフォントも、今回新たに作ったオリジナルのものです。革新性やスピード感を持たせつつ、視認性がよくいろんなシーンで使えるよう形状には工夫をしました。

松野:野村さんがいつも言っていることなんですが、ヘルスケアのコミュニケーションというのは規制もありますし、センシティブであるので、どうしても型にはまったものになりがちです。でもだからこそユニークネスが必要なんだと。ビジョンとして掲げている「医療・ヘルスケアの“新しいあたりまえ”をつくる」という要素も加えて、最後の最後でユニークネスと革新性の要素も加えていただけるよう相談しました。それを山下さんがカタチにしてくださったフォントです。

山下:フォントのカタチだけでなく、色味も微調整を加えました。オズマの皆さんはすごく優しくて温かいイメージがありましたし、ヘルスケア課題に悩む人を包み込む優しさも表現したかったのもあって、当初は黒もグレーに近い、柔らかい黒にしていたんです。でもブラッシュアップしていく中で、革新性というとても強いキーワードが出てきたので、あんまり優しい色合いに振らないほうがいいなと思い、黒を強めにだしています。この黒なんですけど、CMYKでK(黒)100%が通常の黒とされます。これはほかのC・M・Yを2%ずつ足しているんですよ。

-ものすごい細やかな色調整ですね!

山下:目視じゃわからないレベルで、これはもうデザイナーの自己満足かもしれないですけど(笑)、ほんのりと柔らかさを入れたかったんです。もう一色の黄色も、光のイメージを考えると黄色以外ないなと思ってはいたのですが、目に刺さる見づらい色ではあるので、あまり眩しすぎず、かといってくすんだ色には見えないように、1%単位で色の濃度を調整して作りました。

肥高:色のお話を聞いていて思い出したんですが、ヘルスケア領域は色のイメージも一定のものになりがちだという話をよくしているんです。医療にまつわることなので、水色などクリーンで優しいイメージがよく使われます。でもオズマヘルスケアは、一歩先を行く存在であるからにはそのイメージにはとどまらないよね、と。そういった思いも、山下さんは汲み取ってくださってるんだなと感じました。

野村:もちろん、安心感を持ってもらうためにそういった色使いが求められるのは意味があると思います。でも私たちオズマヘルスケアは、「無難がいいね」というところからは踏み出していかなければならない存在です。そういった要素を色でもデザインでも表現してもらえました。

PR会社ならではの、ロゴ制作のアプローチとは。

-少し話は逸れますが、普段の業務でも、企業やキャンペーンなどのロゴを制作する場面があると思います。PR会社ならではのロゴ制作の進めかたや考えかたはプロセスに表れるものでしょうか。

野村:僕たちは造型そのものについてはスペシャリストではないので、アートディレクションはある程度はプロにお任せします。では僕たちがどこで価値を発揮できるのかというと、表現したい内容やブランド構築の部分です。
社会との関係や、社会の未来を見据えたときにどうありたいか、という部分を、今回のようにしっかりと掘り下げていく。それが僕たちPR会社ならではのクリエイティブディレクションのありかたなんじゃないかと考えています。

それにロゴやVIをつくること自体が、合意形成の手段になりうるのではないでしょうか。トップダウンで誰か一人の意思に従うのではなく、ロゴをつくっていく中で、考えかたの違いを少しずつすり合わせしていって、思いを一つにしていく。そういうプロセスはPR会社らしいと言えます。もしかしたらデザイナーさんからすると、ちょっと面倒かもしれないですが(笑)、そうやって合意形成して最適解をつくっていくことは、パブリックリレーションズの基本とも言えますよね。

肥高:そうですね、山下さんに対しても“発注先”という意識は全然なくて。一緒に何かをつくりあげていくワンチームとして取り組んでいます。私たちはコミュニケーションやヘルスケア領域のプロで、山下さんはデザインのプロ。プロ同士が一緒になれば、すごいいいものできるしかないじゃん!!と(笑)。そのためにこちらもきちんとオリエンテーションするし、山下さんも先をいつも考えてアイディアを膨らませてくれる。そうやって丁寧に関係をつくりあげていくことを大事にしています。

野村:もう一つ別の視点を付け加えると、PR会社もビジュアル化を重視する流れが来ているんですよね。広報やPRの仕事は、昔ならニュースリリースなどテキストベースのコミュニケーションでしたが、今やリリースも動画やインフォグラフィックを駆使した表現が増えてきています。文章ならニュアンスで伝わっていたことも、目に見えるカタチにしようとすると行き詰まることもあります。そういう意味でも、PR会社も「目に見えるカタチ」をつくりあげていくテクニックが、より求められるようになってきていると思います。

これからも光を灯し続ける。これからのオズマヘルスケア。

-完成したロゴは、今後どのように活用していくことを想定していますか。

野村:このnoteはじめ、オズマヘルスケアとして情報発信していくツールにはすべて使っていきたいと思っています。チームの仕事を紹介するツールを制作する際にも、こういうシンボリックなビジュアルがあることで、仕事の内容がより伝わりやすくなるのではないかと。

肥高:すごく動きを感じさせるロゴなので、モーションをつけたり、立体的に見せたりすることで表現も発展させられそうです。ワクワクしますね。

-このロゴから、オズマヘルスケアのどんな未来を想起しますか。まずはデザインしてくださった山下さんから、オズマヘルスケアに期待することを聞かせてください。

山下:いや、今のままですごくレベルの高いところにいらっしゃるので、これ以上があるのかなと思いますが(笑)。このロゴを介してオズマヘルスケアの思い、DNAが広がっていくといいなと思います。リクルートの面でも、共鳴する人が集まってきてくれる、そのきっかけになったら嬉しいですね。

—大きな信頼を寄せてくださってありがとうございます。ではチームの皆さんからもお願いします。

野村:今回つくったロゴは、これまで自分たちがしてきた仕事やそこにあった思いを、改めてカタチにしたものです。なので、これからやっていく仕事も変わらぬ思いを込めてやっていくんだという意識です。オズマヘルスケアのミッション「“パブリックリレーションズ”で医療・ヘルスケア課題を解決する」、ビジョン「医療・ヘルスケアの“新しいあたりまえ”をつくる」、今、自分はそんな仕事ができているかなと立ち返るためのシンボルとしてロゴマークがあってほしいなと思います。

松野:私は入社1年にして、部署のロゴマークをつくるという役割を担わせてもらって。最初は本当に手探り状態でしたが、業務を通じて多くのことを学びました。経験値が1レベル上がった感覚です。これからもさまざまな業務に携わる中でこのロゴが、合意形成の大切さをはじめ、何を大事にしてやっていくのか、自分自身にリマインドできるような存在になっていくんだろうなと思っています。

肥高:今回できあがったロゴは私たちの思いが詰まっていて。「自分たちが大事にしているのはこういうことです」「自分たちが得意なのはここなんです」と、ロゴがそのまま自己紹介になったなという気がしています。クライアントにも一般のかたにも入社を考えているかたにも、このロゴが発信しているメッセージに共感してもらえる部分があれば、イメージと実際のギャップをなくしていけると思うので、どんどんこのロゴを活躍させていきたいですね。

edit:hiroko ito
photo:yuta kono

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