味噌をこだわり学ぶ / ごはんのお供作り
ほぼ毎朝のように、お味噌汁を飲む。
温かみを感じてホッと心が落ち着く。
去年までは味噌やその他調味料のことを、特に知りもせず使っていた。なるべくよいものをと考えてはいたが、優先するものは値段だったように思う。
去年あることがきっかけで、食や健康について夫婦で考えることが増えた。『食べるものが身体をつくる』耳にタコができるほど、いたるところで聞いてきたような言葉だが、身に染みて感じた。
「食べない方がよいもの」を調べるとキリがない。私たちは医師でも栄養士でもないので専門的なことはわからないが、「食べたいのに食べない」が増えすぎるとストレスとなり、結局心身に負担をかける。添加物はそれまでもかなり気にしていた方だと思うが、気にしすぎることが良くないときもある。食べることは、生きている限り大好きでいたい。
だから「何を食べたらよいか」を考えた。
その上で一番頻繁に使い、口に入れるもの、そして簡単に見直しができるものを考えたとき私たちの場合は「調味料」だった。
今日はその中の味噌のおはなし。
・赤味噌と白味噌のちがい
・味噌の種類(米味噌・麦味噌・豆味噌・調合味噌)
・味噌の分類(原料・味・色)
・味噌ができる工程
に関しては、こちらのマルコメさんのHPがとても見やすくわかりやすかった。
北海道はやっぱり『トモエの田舎味噌』が有名ではないだろうか。色々な味噌を食べてみては、「やっぱりこれだよねー」とトモエに戻る。いつも『田舎みそ白つぶ』か「北海道仕込み白つぶ」を購入する。
私はほとんど赤味噌を食べたことがなかった。北海道では赤味噌を普段使いする家庭は多くはないだろう。まだ学生の頃に食べたときは苦手と感じてしまった。社会人となり定食屋さんで食べることはあったのかもしれないが、その他の味噌の方が好みであったし、特に何も気にしていなかったように思う。自分で購入することは1度もなかった。
だが去年、味噌について調べ勉強したところ、赤味噌はどうも身体によいということを知った。購入までは少々勇気がいった。身体によくても食べられないのでは意味がない。今年になりようやく決心し、購入したのがこちら。
午前中に届いたので、その日のお昼は赤味噌で味噌汁を作ることになった。おそるおそる飲んでみると、出てきた言葉は「うまー!」だった。コクがあり、おそらく今まで食べた味噌の中で一番白米に合うのではないか。夫はもともと赤味噌が好きだったようだが、この味噌のおいしさに感動していた。私調べではあるが、赤味噌は朝、白味噌は夜に摂るのがよいらしい。
この赤味噌でとんかつソースや焼き肉のタレ、豚汁などを夫が作ってくれたのだが、どれも絶品で赤味噌と距離を置いていた自分が憎たらしくて仕方がない。子供の頃の味覚は変わるもので、私も大人になったのだと赤味噌は教えてくれた。
全国には地域により様々な味噌が作られている。
その中からいくつかの歴史をちょこっと調べたので簡単にまとめた。
◆北海道味噌
◆仙台味噌
◆越後味噌(新潟)
◆江戸甘味噌(東京)
◆信州味噌(長野)
◆東海豆味噌(愛知・三重・岐阜)
◆九州麦味噌(九州地方)
味噌は、戦国武将たちにとって大切な食の1つだということがわかる。これほどまでに深い関わりがあるとは。知っていくと各地の味噌を食べてみたくなる。そして改めて、味噌作りの伝統を受け継いで一生懸命作ってくださる方々に感謝の気持ちでいっぱいになった。
やはり「知る」は大切だ。
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新米の季節なので、味噌を使いごはんのお供づくり。
『ネギ味噌』を作った。
白味噌と赤味噌は2:1くらいにしてみたが、これがとんでもなくおいしい!白味噌だけでもおいしいけれど、赤味噌が深みを持たせてくれていて、また違うおいしさ。塩分を気にして薄味にしたが、後悔なし。新米にピッタリだ。
これは実家に持っていき、母にも食べさせなければならない。おいしいものは大切な人にも食べてほしくなるね。
みんなおいしく食べて、健康に過ごせますように。