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うつ病を支える家族が「自殺願望」を熟考する(その3)

専門家は

うつ病を支える家族に最も大切なことは「共感」です

専門家のアドバイス

と言います。このアドバイスには心底賛同します。

「死にたい」

うつ病の人の心の叫び

と言われたとき

「死にたいくらいつらいんだね」

私の共感

と返事・共感しています。この共感を詳しく描写すると

生きることそのものがつらく、死ぬ方がましだと思える精神状態なんだね。死ぬ方が楽なら、私自身は死んでしまっても仕方がないと思っているよ(代わりに私自身がつらくなるけど)

私の共感の描写

というレベルの共感です。

世間一般の価値観に染まっている人だと

死んでは絶対ダメ!何「死にたい」と弱音を吐いているんだ!世の中にはもっとつらい人が沢山いるじゃないか!戦争の空爆で家を破壊され、仕事を失い、家族を失った人の方がつらいよ!

世間一般の人が言いそうなセリフ

と言い返しそうですね。しかし

  • 生きている環境・日常生活が崩れ去ってつらい

  • 生きていることそのものがつらい

は比較可能なのでしょうか?

誰に対しても「死こそ最も怖いイベント」の筈なのに、死ぬことよりも生きていることそのものの方がつらい、という精神状態は想像を絶していると思います。

私の言いたいニュアンスが伝わっていますかね?