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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2021年1月の記事一覧

今月、ご縁のあった皆様へ~OWLでの1月のつじーを振り返る~【short letter】

鍋が美味しい季節です。 僕がこの記事を寄稿するOWL magazineでは、個性あふれる執筆陣による様々な記事が毎日配信されます。これはまさに鍋だと思います。なぜなら具だくさんで、寒いオフシーズンでも楽しめるからです。 ところで、鍋の〆といえば、うどんでしょうか、雑炊でしょうか。僕は雑炊派です。 OWL magazineの月末に配信される記事を「雑炊枠」といいます。僕は、味付けがややあっさりめで、ほっこりする雑炊が好みです。今回の記事もそんな感じで鍋の〆にふさわしい記事

それいけ!栃木シティFCのチームバス!! あれこれ勝手に妄想中。

突然ですが、皆さまは次のようなシーンの動画を見たことはありませんか? そのシーンとは、スタジアム周辺の風景です。 スタジアムに繋がる沿道にはサポーターが集まり、チャントを大合唱し、たくさんのチームフラッグを掲げて待っています。 彼らが待っているのは、単に選手やスタッフの移動手段として使用されているものではありません。 そう、彼らが待っているのはサポーターの熱意も乗せて走るチームバスです。 湧き上がるチャントを背に受けてチームバスがスタジアムへ颯爽と入って行くシーンの

スマホ、活動限界まであと5分です。─観戦時のピンチを乗り切るお助けアイテム─【short letter】

もしも、試合に向かう途中にスマホが沈黙してしまったら──。 「スマホを落としただけなのに」という映画をご存知でしょうか? この映画は、ヒロインの恋人がタクシーの中にスマホを忘れてしまうという、誰にも起こりうる日常の小さな事件が物語の始まりです。 タクシーの中にスマホを忘れたヒロインの恋人は、デートの約束をしているヒロインと連絡が取れなくなっただけではありません。商談に向かう途中ですが、スマホに入れた連絡先が分かりません。連絡できずに、上司にも叱られてしまいます。 連

謎の総帥の出現とフットボール"飯"テロリズム

諸君……。 おお、同志達よ!! 旅とサッカーを愛する者どもよ! 馬鹿野郎どもよ!! コロナ禍という人類史に刻まれる災厄の最中における突然の召集。それにもかかわらず、駆けつけてくれたことに心から感謝をしよう。 ……。 ふむ。 時間がない。本題に入ろう。 現在Jリーグを頂点とするサッカーは追い詰められているといっていい。コロナ禍での減収はもとより、DAZNマネーもいつまで続くかわからず、虎の子日本代表へも選手を送り込めなくなっている。今や海外組を中心チームを組むの

キャプテンさかまきのラジオ放送後記〜2021年1月号〜

あけまして……はもうさすがに時期外れですね。(紋付袴を脱ぎながら) どうも、あなたの街の宣伝部長、キャプテンさかまきです。 2021年もOWL FMならびにOWL magazineをよろしくお願いします! この記事がリリースされていると言うことは、2021年も1ヶ月が過ぎようとしていると言うことですね。年初に立てた目標が雲散霧消して既に記憶のかなたに消え入りそうになっているそこのあなた。今年こそしっかりつけると息巻いた家計簿や日記を、もう一度始め直すなら今が最後のチャンス

島根県民なのにガイナーレ鳥取を愛好する偏屈なおっさんの話

この記事は島根の鳥取サポ、悟りきったような独特の味わいのあるサッカー観を持つKAZZさん(Twitter)に寄稿して頂きました。OWL's Forestのメンバーによる寄稿ということで無料公開させて頂いております。 -----------------------以下本文------------------ SC鳥取から始まって18年以上を捧げた島根県民の話 「OWL magazineでShort Letterを書いてみませんか?」 ある日突然、そんな誘いを代表の中村慎

サッカー旅の正装、レプリカユニフォームの正しい使い方【Short letter】

この記事は恋する主婦サポーター、むぎちゃさんこと、さとうかずみさん(twitter)に寄稿して頂きました。OWL's Forestのメンバーによる寄稿ということで無料公開させて頂いております。さとうかずみさんへのインタビュー記事も併せてご覧下さい! ーーーーーーーーー以下本文ーーーーーーーーー サッカー旅の正装、レプリカユニフォームの正しい使い方【Short letter】 今週。贔屓のチームの2021シーズン レプリカユニフォーム先行販売にて 3着買った。なんで3枚買

OWL magazineの近況報告

色々と動きが出ているので、読者の皆様にもご報告したいと思う。 あ、すごく細かいんだけど、最近気になっていること。 「ご報告」という敬語の使い方。これは尊敬語なので、動作の主体に敬意をかけている。つまり、報告をしている人物である「私」に敬意をつけていることになる。自敬表現に見える。 ただ、ぼくの動作の先に「相手」がいる場合は、尊敬語を謙譲的に使うことが出来るらしい。つまり、「ドアをお閉めします」とか「お預かりしましょうか?」なんていう表現も正解なのだそうだ。 ただし、「

「杜の都」からあえて寄り道してみる〜フットボールの白地図 by OWL Magazine【第16回】宮城県

<宮城県> ・総面積 約7282平方km ・総人口 約229万人 ・都道府県庁所在地 仙台市 ・隣接する都道府県 岩手県、秋田県、山形県、福島県 ・主なサッカークラブ ベガルタ仙台、ソニー仙台FC、コバルトーレ女川、マイナビ仙台レディース ・主な出身サッカー選手 加藤久、鈴木淳、加藤望、大槻毅、千葉直樹、今野泰幸、萬代宏樹、小畑裕馬 「47都道府県のフットボールのある風景」の写真集(タイトル未定)のエスキース版として始まった当プロジェクト。前回は「中心がない」ことに独自性が

究極の二択!?J1残留とJ1昇格、どっちが難しい?【Short letter】

「J1で残留するのと、J2から昇格するのは、どちらが難しいと思いますか?」 僕がstand.fmで配信している『コンスレンテつじーのサッカーお悩み相談室』に送られてきた質問です。 難しい質問です。「J1残留」はJ1で行われること、「J1昇格」はJ2で行われることです。そもそもこれらを比較することはできるのでしょうか。 しかし、質問してくれた方はすばらしい相手に質問を投げかけてくれたと思います。 僕は北海道コンサドーレ札幌サポです。コンサドーレといえば、過去にJ1からJ

スポーツツーリズムとか言ってられない世の中ですが、「サッカー旅記事」の書き方講座をやってみようかと。

今週の思いつきコーナー。 最近は思いついたことをすぐに提案して、即実施することをモットーに活動している。先日はOWL magazineの出版社化について思いついた。そして、その企画は実施に向けて動き始めている。 今日も思いついたので記事を書く。 さてぼくは、もうすぐ40歳なのに、めげずに物書きを続けている。嘘もつき通せば真実になるといういいのか悪いのかよくわからない格言がある。 物書きだと言い続けて15年。 フリーライターと名乗りはじめてからでも8年。 稼げるライ

スタグル風自宅宴会のススメ 【Short letter】

その昔、「日本全国酒飲み音頭」という歌があった。 そこでは「1月は正月で酒が飲めるぞ酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ」と歌われていて、それがまあ12月まで延々続くという、まさに昭和の飲み助の歌だ。 歌の中では「12月はドサクサで 酒が飲めるぞ」になるのだが、 それを許さないのが今のご時世だ。 飲みに行きたくてもちょっと飲みに行けない。 飲食店は短縮営業の世の中だ。 そうはいっても年の始めだ。飲みに行きたい! 外に飲みに行けないなら家で飲めばいいじゃない。 いっそ「居酒

サポーター失恋注意報、発令中。 【Short letter】

Jリーグがオフシーズンに入っている今、私たちサポーターの心を傷ませる出来事が、全国各地で多発します。 そう、選手の移籍です。 私は常々、「選手の移籍に伴う痛みは、まるで失恋のようだ」と感じています。 特に、推しの選手であればあるほど、その傾向は顕著です。 各クラブの新体制発表会が行われ始めた今、胸に迫りくる思い――。寂しさ、痛み、そして愛を、柄にもなくしたためました。 相思相愛だったはずなのに、いつの間に心変わりをしてしまったの? いつからあの子(新しいクラブ)と心を

武蔵野サポーターよ、消えてはならぬ。JFLの行く末を曇りなき眼で見定めよ!

おお、なんということだ……。 信じられないことが起こった……。 この記事では、武蔵野シティと東京ユナイテッドの提携についてやや穿った見方をする。それを踏まえて、緊急放送のラジオをキャプテンさかまき(武蔵野サポーター)、コンスレンテつじー(札幌サポーター)、中村慎太郎(著者、FC東京サポーター)の3人で討議したい。 この記事の段階では、少し波風を立てるような言い方をすることになるのだが、あくまでもそれは、ぼくの正直な気持ちである。正直な第一印象である。 ぼくがいかに懐疑