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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2020年4月の記事一覧

フクロウのふりかえり 2020年4月

OWL magazine 2020年4月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。 はじめに 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。編集長の澤野です。 実は私、4月から新しい仕事を始めたのですが、早々にテレワークに切り替わったことで多くの時間を自宅で過ごしています。マンションの敷地内にある小

ラジオOWLMagazine(仮)

マガジンを購入すると全編(36:46)を視聴することができます。

「最も日本人らしいプロサッカー選手」  ~クチンFA所属・鈴木雄太選手インタビュー~

皆様、こんにちは! 3月からOWL magazineで記事を執筆させていただいております狩野宏明です。 かつてはボーリングのピンのコスチュームで国内外の日本代表戦に度々現れていたのでご存じの方もいるかもしれません。日本代表戦に加え、世界中(通算58ヶ国)を旅しながら、ブログ等を通してその土地で行なわれているサッカーの魅力を発信してきました。 その後、ひょんなことからカンボジアに移住し、日系クラブの立ち上げに関わらせていただき、今は現地でメディア関連の仕事をしています。

フットボールが失われロックダウンするスペイン及びジブラルタルから脱出するまで。ウイルス感染に怯えた恐怖の3日間。

OWL magazineをご覧の皆様こんにちは。 ジブラルタルという国でサッカー選手をしております冨澤拓海です。 ジブラルタルというのはスペインのアンダルシア半島の最南端にある、人口3万人強のイギリス領の国です。ジブラルタル1部リーグのチームと契約しスペインの住居をチームから提供されていたので、僕はロックダウンを経験しました。 現在のジブラルタルの新型コロナウイルスの感染者は140名ほどで死者は0名。 スペインよりかなり早い段階で入国者の制限はしており、日本からの旅行者を

こんなところにもサッカーが! 韓国ドラマに見るサッカーの世界

突然ですが、私は韓国ドラマが好きです。 あれ?これってサッカーと旅を紡ぐ「OWL Magazine」の記事で合っているよね?と心配になったあなた。 大丈夫です。合っています。ご安心ください。 昨年の下期から仕事が急に忙しくなり、緊急事態宣言が出るまで激務をこなしていたので、自宅で自分の時間をなかなか取ることができませんでしたが、そんな中でも睡眠時間を削りながら韓国ドラマを見ていました。(週末は出掛けるので、テレビは見れません)。 他にたくさんやるべきことはあったのに。

「旅の手触り」を取り戻すための(裏)サッカー本談義その弐〜『自分で作るスタグルメ』(ツバキハウス制作)

 旅もフットボールもない週末が、またしても巡ってきた。  小市民のひとりとして、政府が推奨する「ステイホーム」を続けている。インタビュー取材も自宅、打ち合わせも自宅、飲み会も自宅。ZOOM様のおかげで、ずっと外出せずに済んでいる。楽といえば楽だし、便利といえば便利。交通費や交際費もかからない。いやー、悪くないね、ステイホーム。これならあと1カ月延長でもウェルカム……なわけない! いくら楽で便利でカネが貯まっても、旅とフットボールの枯渇感が癒やされることはない。いやむしろ、募

「旅とサッカーが二重封印されたこんな世の中じゃ、ポイズン」なんて言わないよ絶対零度オーロラエクスキューション!!

タイトルがあまりにもわかりづらいので、説明から始める。 ご存じの通り、現在はサッカーの試合が開催されていない。もしかしたらアマチュアレベルではやっているものもあるのかもしれないが、フットサル場も休止しているような状況なので、よほど注意深く探さないと見つけられないだろう。 つまり、サッカーは封印されている。 そして仮に開催されている試合を見つけたとしても、そこに行くことが出来ない。サッカーを観に行くための移動は、不要不急と考えられるためである。近所のスタジアムやサッカー場

まだ見ぬあなたへ、ファンレター

Dear ファン・ウェルメスケルケン際選手 はじめまして。 FJまりこと申します。 手紙を書くのはかなり久しぶりなので、ちょっと緊張します。 まずは、少し自己紹介を。 私はサッカーと旅を愛しています。 今は全く観ることができていませんが、年間100試合近くスタジアムにサッカーを観に行くほどです。旅は、昨年は社会人として毎日出勤しながら、毎月出国するという荒業をやってのけました。 ヨーロッパにもよくサッカーを観に行きます。 昨年は、U−20W杯とオーストリアとドイツ

「サッカーのない週末、何してる?」みんなで書いてみよう!

みんなでオムニバス形式の記事を書いてみよう!の第五弾です。今回のテーマは「サッカーのない週末、何してる?」です。 Jリーグの試合が延期されて、もうどれぐらい経つのでしょうか。サッカーのない週末が続いています。 とはいえこの状況を、出来るだけポジティブに考えていかなくてはなりません。むしろサッカーがないからこそ、普段できないことを行えるチャンスであるともいえます。日常の中の、サッカーがないという非日常。今回はそんな、サッカーがない週末に何をしているのかというテーマで書いても

サッカーを愛する者よ!嘆くな!前を向け!!今だから出来ることがある!!

世の中が滅茶苦茶である。どのように滅茶苦茶なのかを列挙することも面倒なくらい滅茶苦茶である上に、ちょっとしのげば元に戻るというものではなく、世の中の仕組みそのものが変革してしまうことになるだろう。 たとえて言うならば、江戸時代というものは、明治維新という一連のイベントを経て、明治時代へと突入した。一度明治時代になった後は、二度と江戸時代には戻らない。参勤交代は復活しないし、ちょんまげ男も減る一方である。 今回の件は、明治維新とか、大東亜戦争のような、その時代に住む人の価

旅先で出会ったスター達 パリ編 PSG とレ・ブルー

外出自粛が続く日々のささやかな楽しみ、旅の振り返りシリーズ。 今回の舞台はパリ。 OWL magazineのテーマは旅とサッカーだが、ひとくちに旅とサッカーといっても色んなスタイルがある。 主流はサッカーを目的とした旅だろう。 昨年のサウジアラビア遠征はその典型で、サッカーが主、旅はついでだった。 しかし、僕はその逆、旅のついでにサッカーを見るのも好きだ。 リーグやクラブ、選手などをよく知らなくても、時間が許せば、行く先々でスタジアムに足を運ぶ。 パリもそんな街

「旅の手触り」を取り戻すための(裏)サッカー本談義その壱〜『四十一週間サッカー観戦日本一周』(吉田鋳造著)

 旅もフットボールもない週末が、またしても巡ってきた。  幸いにして、すぐに生活に困窮する状態ではない。試合はないけれど、今のところ取材も執筆も途切れる気配はないからだ(ありがたいことである)。基本的に執筆は自宅、もしくは4駅先にあるコワーキングスペース。取材についても、最近はZOOMを使ったものが多くなった。インタビューカットが撮影できないのは残念だが、それ以外は特段に不便を感じることはない。相手もリモートワークをしていることが多く、むしろアテンドが楽になったくらいである

"マイ"サッカー本大賞2020 サッカーのある日常、取り巻く社会、刻まれる歴史

4月1日、カンゼンが主宰するサッカー本大賞2020の受賞作が発表された。 サッカー本大賞は、OWL magazineにとって浅からぬ縁がある。2015年に中村慎太郎『サポーターをめぐる冒険』が、2017年に宇都宮徹壱『サッカーおくのほそ道』が、それぞれ大賞に選ばれた。 僕自身は完全に「読者」側だ。しかし、サッカーも、本を読むのも好きなので、今回は僭越ながら、"マイ”サッカー本大賞2020の発表と選評をお届けしたいと思う。 この記事は「旅とサッカー」をコンセプトとしたウェ

Jリーグは、日本は、世界はどうなる?サポーターが語ってみた(OWL3月ミーティング)

「OWL magazine」では、月1回ミーティングをしています。会のはじめで近況について雑談し、それを記事化しています。先月は3月24日に行いました。 2月のミーティングから1か月、ずいぶん世界は変わりました。この収録から今日(4月1日)までは1週間ほどですが、そのわずかな期間でも社会は大きく変化しています。そんな感じのことを語っています。 澤野雅之: 編集長、横浜FCサポ。発言は良識的。転職活動をしていましたが、4月から新しい仕事が決まったそうです。 円子文佳: プロ