【いいものだから、なんとかして売りたかった】和歌山県・紀の川市で果物を育てる女性の話
先月『キタヤマ果樹園』に訪問したのと同じ日に、和歌山県紀の川市の『和歌山ももりファーム』の木村さんにお話を伺いました
今回の訪問は、マーケティングチームの平野がレポートします🙋♀️
農園について
農業を続けて4代目のももりファームさんは、人気のはるみの他ぶどうや柿、びわやキウイなどを販売されています。
「桃も育ててらっしゃるんですか?」って聞いてしまったんですけど、実はももりファームさん、桃は育てておらず「ももり」は二人のお子さんのお名前が名前の由来となっているそうです💓
ももりファームさんのECサイトの販売歴は約10年。試行錯誤を続け多くのファンを集めています。アウルではごちレポ点数が4.88(5点満点)と高評価!
そんなももりファームさんに、販路についてお話いただきました。
販路のターニングポイント①
「いいものだから、なんとかして売りたかった」
10年以上前、農業を引き継いだ木村さん。
今までの売り先について、自分で価格を決められず安く買い取られてしまうことを知り「このままだともう農業でやっていけない」と感じたそうです。
当時は菊芋も栽培されていましたがまだまだマイナーで、地元では売れなかったそう。「農協さんにも出せないけど、私はすごいいいものと思ってたので、なんとかして売りたかった」と振り返ります。
そんな時にちょうど普及し始めたのが、気軽にネットで売買できるフリマアプリ。しかし今よりまだまだネット販売が珍しかった当時、
周囲からは「インターネットなんて怖い」「絶対やったらあかんで」と言われていたそうです。
(確かに10年前って、まだそんなにネットで物を買うのがスタンダードじゃなかったですよね🤔)
しかし木村さんはこっそり内緒でフリマアプリでの販売を開始。
その直後に菊芋ブームが始まり、売り上げを伸ばすことができたそうです✨
以前の販路と比べて2、3倍の価格で販売できることもあり、その後は他の果物なども販売し始め販路の中心をシフトしていきました。
ただ、木村さんは「(果物が)上手にできてる時はやっぱり、やっぱりお客さんに食べてもらって美味しかったって言われたいので、ECで販売します」と語っていました。
販路のターニングポイント②
フリマアプリとの付き合い方
新たな販路として順調に売り上げが伸びていたフリマアプリでしたが、
最近は雰囲気が変わってきてるといいます。
ネット販売ができないお年寄りの農家を回って品質の悪いものをタダで引き取り、ももりファームさん達の商品と同じような値付けで販売する業者が現れ始めたそうです。
質や出来の悪い転売品と自分の商品がフリマサイトで並んで見えることに違和感や不安を抱いた木村さんは、
次なる販路として産直ECサイトに注目し、産直アウルでの販売を始められたそうです。
実際に使ってみたところ、伝票や注文の手間が削減できた上にお客様も応援してくれる丁寧な方が多い印象だと感じたようで、
今後のネット販路も徐々に産直ECサイトに移行していく予定と話していました。
お話を聞いて思ったこと
「お客さんは販売と消費ではない、違った目線で見てるんだろうな。」と言っていた木村さん。私も産直ECサイトは、他のネット販売とは少し違った場だと思っています。
物を買って、その先に作ってる人がいるということを実感しながら、コミュニケーションを楽しむような、そういう目的がある気がしていて。
売り手の顔が見えて、生産者さんが自分で作っていく商品ページがあるからこそ、どんな人かっていうのがわかって商品に価値を感じることができるんじゃないかな〜と、思いました😊
以上、訪問のレポートでした!
最後に、訪問メンバーの木村さんとの記念ショットを公開📸
今回お話を聞いた『和歌山ももりファーム』さんの商品はこちら↓で確認できます。
https://owl-food.com/sellers/2899
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