かんたんで効果的な「ボタン刺繍」その②
こんにちは! きのうは昭和29年の雑誌付録から、いろいろな刺繍の技法をごらんいただきました。
個人的には「ボタン刺繍」というのに惹かれます。
若いころは洋裁も少し習ったけれど、最近は編物だけで、ミシンを使うこともほとんどなくなりました。でもボタンだけはじゃらじゃらと箱に詰めて取ってある……。
そんな方はけっこう多いのではないでしょうか。
きょう使うのは、どこにでもありそうな平凡な白いボタンです。エプロンの肩紐が取れそうなのでそれを直すついでに、ボタンの飾りをつけてみようと思います。
もともと左胸にこんなタグがついているのだけど、見た目の上でじゃまになるので切り取ってしまいます。
さていよいよボタンをつけるのですが、ふつうのボタンつけと違って、ボタンの向きを完璧に揃えないといけません。これがけっこう難しいです。おまけに布が重なっていて針が通りにくい。
待針をさしてみても不安定だし、邪魔になります。
そうだ! と思いついて、セロテープで半分固定してみました。これでだいぶ作業がしやすくなりました。
やってみて意外だったのは、1個だけなら控えめなボタンも、4個集まるとけっこう主張が強いということです。赤い糸で縫うのだからなおさらです。ちょっと目立ちすぎでは? という心配が頭をよぎります。
糸を渡す距離も思った以上に長い。このあと、糸どうしの交差点を小さなクロスステッチで縫い止めます。
離れて全体を見れば「派手すぎる」ということはないようです。でもけっこう目立ちますね。ボタンというものの存在感をあなどっていました。
実はこの黒いエプロンをもう1枚持っていて、毎日交互に着ています。そちらにはもう少し地味かつオリジナルな装飾をしてみましたので、あした以降にお目にかけようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?