「タティングニードル」を使うと、タティングレースがラクにできちゃう
こんにちは! レースが好きで、いろんな種類のレース編みをやってみたい owarimao です。
先週はマクラメの手法で大きめのスノーフレークを作りました。中心から放射状に広がる形を一度は作ってみたかったんです。
いちおうできたけど、満足度はいま一つ。技術的にも下手だし、何よりデザインに、もっと工夫の余地があると思います。
そこで奮起して「スノーフレーク」を深く追求し、実際に工夫を重ねていく……のかというと、残念ながらそうじゃないのです。なにしろ今は、またもや新しい思いつきで頭がいっぱいになってしまったので。それは、
「マクラメとタティングレースを一つの作品の中で融合させる」
ははは、言うだけなら簡単です。でも本当にそんなことできるのかな? できるんだったら、とっくに誰かがやっているんじゃない?だいたいアナタ、マクラメもタティングも半人前でしょう?
この冷静な意見に対して、もう一人の自分はこう言います。
だってしょうがないでしょ! 思いついちゃったんだから!
先週書いたとおり、タティングレースはずーっと昔にかじったことがあります。だからシャトルも持っているし、本も数冊持っています。今回お世話になったのは↓
シャトルを引っぱり出してきて急いで復習しますが、なかなかうまくいきません。
とりあえず一通り思い出したところで、早々に「もういいや」となりました。実は今回の目標は、シャトルじゃなく「タティングニードル」を使いこなすことだからです。
でも、そもそも「シャトル」って?
伝統的にタティングレースは「シャトル」と呼ばれる専用の道具を使って作られてきました。一種の糸巻きなのですが、糸の輪の中をくぐらせやすいよう、小舟のような独特の形をしています。
これに対して、比較的新しく考案されたのが、シャトルでなく「ニードル(針)」を使うやり方です。「シャトルより扱いやすく、何より使う糸を選ばない(太い糸でもOK)」というところに魅力を感じ、こっちを習得したいと思っていました。
タティングレースはさいきん人気があり、本もたくさん出版されています。チェックしてみると、まだシャトルを使う本のほうが主流のようです。でも「ニードルタティング」を表題にした本も2冊見つかりました。
どちらにもすてきなデザインが載っています。右の本は出たばかりで、技法の解説はこちらのほうが詳しいです。さて、ニードルも購入しました(購入先はどちらの本にも書いてありました)。
ごらんのように、ふつうの縫い針を大きくしただけのようで、拍子抜けするくらい何の変哲もない道具です。でもこれで、シャトルと同じようにタティングレースができるのです。
下の写真は試行錯誤のあと。水色の糸は、ニードルを使って編みました。
ニードルを使うと、驚くほどラクに結び目が作れます。従来のように糸ではなく、針を芯に使うのですから、棒針編みで作り目をするときと同じ感覚です。
これって、毛糸とじ針でもできるんじゃないかな? とふと思ったので、試してみました。
確かにできます! 短いからちょっとしか目を作れないけど、同じように使えます。写真のような「ダブルステッチ」(表目と裏目で一組の結び目)を針にかけて作ったら、針を引き抜いて芯糸を通せばいいのです。
簡単なのでかえって急ぎすぎて、編み間違いばかりしていましたが、やっと一つ、まとまった形が編めました。
下の写真は応用です。ごく一般的なエジングで四角い形を作って……
こんな形のドイリーを作れないかな?と考えているところです。四角いところはマクラメで作る予定ですが、はたしてそんなにうまくいくものなのか?
ただいま鋭意製作中(時間はかかりそう……)。タティングニードルについてはまだ書きたいことがあるので、来週はそれを読んでいただこうかと思います。
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