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深夜、堕落したブルーライト、ぼくら勝手に孤独になって輪廻。

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散文詩/自由詩まとめ。
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2022年7月の記事一覧

エイリアン・コンプレックス

 
古いコンビニエンスストアの居抜きでできたわたし、の自動ドア、きみが目の前に立っても開いたり開かなかったりする。
開かない自動ドアに人ではないことを突き付けられて泣きたくなるときの気持ち、を、一生わからないでほしい、と、祈るこの指がすらっと長くなくてまた泣きたくなるの、わたしだって、わかりたくなかった。
 
 
好きなコンビニが同じじゃないことは違う星に住んでいるみたいなことで、嫌いな香水が同じ

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724光年先の故郷を爆破する夢

 
見上げても星が見えない日はなおさらこの町が鬱陶しい、ふるさとがふるさとになる日は来るんだろうか、帰りたい場所のことをふるさとと呼びたいから、きみの胸の中にふるさとはあるんだと思う、
ふるさとはやわらかな香り、
ふるさとはおだやかな音。

心音みたい、心音をありがたがるのはわたしたちがそういう場所から産まれてきたかららしい、ってことを考え出すとやっぱりちょっと苛立つから、星から落ちてきたことにし

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デイドリーム・ダンスフロア

死ぬまで行かないナイトクラブ
踊ると羽根が散るんだよ
きみは天使じゃないけど
この世で1番天使に近くて
だから死に近い気がする
詩にしたい匂いがする

死ぬまで行かないナイトクラブ
遺灰は夜に撒いてよって
つまんない映画みたいなこと
笑いながら言うから
永遠に死なない気がする
眠れない匂いがする

死ぬまで行かないナイトクラブ
死ぬまで行かないでナイトクラブ
きみの歌が流れる天国でも
どうせぼく

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重力・オン・ザ・ミュージック

音楽だけが増えていく
音楽だけが増えていく
この部屋にも街にもわたしの腹にも
あたらしい音楽だけが増えていくの
宇宙は無音なんだって
無音なら
君も詩を欲しがるだろうか

宇宙飛行士になったんだって
すきだったひとに言われた日
スペーススーツのまあるいあたまを
撫でてあげる練習のために
スイカを買って帰った
夏の似合わない部屋で
スイカを抱きしめて眠った
何か孵ればよかったのに
帰ってきてくれれば

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