Oume

日々の由無し事

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マガジン

  • 由無し事

    書くネタがない時に口からダダ漏れになった言葉を置く場所がないのでここに置きます。

  • 喫茶日記

    訪れた喫茶店についてつらつら書きます。

最近の記事

今回の台風被害報告

2020年9月6日。この日は私にとって忘れられない日となった。未曾有の台風、経験したことのない程の台風などとニュースキャスターが繰り返した。そのキャスターの訴え通り、6日から7日にかけては安心して過ごすことは出来なかった。今回は我が家にて生じた被害報告を時系列順に行う。 2020.9.6. 12時前後 市内全域に避難指示の通知。筆者、そのアラートで起床する。最悪の目覚めであった。 13時〜 食事。メニューは卵焼きと炊いておいたご飯、鯖の缶詰、味噌汁。嵐の前なので質素に。(

    • 創作怪談なるもの

      私の趣味というか、習慣というか、これを人に話すと気味悪がられるのですが、私は怪談が好きで、よく寝る前に聴いて眠りについています。なにか寝る時にBGMのようなものがあれば…と転々として最終的に怪談を聴きながら寝るという果てにたどり着きました。そんな怪談好きが高じて、ちょっと長めにはなりますが、怪談を作ってみました。お暇があればお遊び程度で一つお付き合いをば… 題「指折り数える」 これは私の友人が体験した話です。様々な面を考慮して、脚色を加えてお話します。 私の友人、仮にA

      • 満月の夜に

        「満月の夜は事故が多いって知ってたか?」 運転席のAがそう呟いた。私は旅の疲れからか、ぼんやりとそれを聞いて、知らないと答えた。 「満月が綺麗だとハンドルも忘れて見蕩れてしまうもんだよ。」 彼の言う事を確かにさせるほど、その夜の月は煌々と私たちの走る国道を明るく照らす。以前、とある海岸を訪れた時に、眼前に広がる月夜と砂浜を見て街中よりも数段明るいと感じたことを思い出した。今は冬であり、空気も澄んで、尚更明るく感じられる。 「これじゃ、今夜は星は諦めた方がいいな。」

        • 故郷

          4時間半。長いようで短い故郷への旅路である。バスターミナルで忙しなく行き交う人々。発車時刻ギリギリで乗り遅れまいとする人。愛する者としばしの別れを済ます人。私のように旅行カバン片手に発車時刻を待つ人。皆一様にそれぞれの旅を始めようとしている。私は旅のお供にと買ったペットボトル飲料を口に含む。場内のアナウンスが故郷行きのバスの到着を告げると私は颯爽と運転手に乗車券を預け、バスのシートに腰をかけた。 その後間もなくバスは出発のクラクションを鳴らす。私は旅路が退屈にならぬよう、イ

        今回の台風被害報告

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        • 由無し事
          4本
        • 喫茶日記
          2本

        記事

          喧騒からの脱却

          芋の子を洗うようにごった返す街の休日。その昼下がり。夏休みやお盆休みのシーズンということもあって、殊更に人が多い。私は割と人酔いをする質で、今日も例のごとく雑踏から逃げつつ避暑地、もとい落ち着ける喫茶店を探していた。 喫茶店を探すといえど、徒らに歩き回る訳にも行かない。しかし、喫茶店を探す際に私の中で決めているルールが2つほどある。 1つは絶対にルート検索をかけないこと。2つ目はその場の直感に従うことである。スマホ世代でありながら、インターネットで検索をかけないのかと疑問

          喧騒からの脱却

          最近ハマっていることについて

          バイト終わり。バイト先から近くの商店街までを散策がてら歩いてみる。日陰を縫うようにして、少しでも暑さからの逃走を図るも、ここは南国。容赦なく私の身体は熱を帯びていった。堪らずアーケード街に逃げ込む。殺人的な日向とは違い、そこには休日の家族づれの団欒があった。 今日は近くで祭りがあるらしいぞ。そこら中にある看板と催しものがこれ見よがしに告げる。一人暮らしで忙しく大学生活を送る私にとって、祭りに行く元気がそもそもない。情けなさと寂しさを感じながら、雑踏のない方へ自然と足が向かう

          最近ハマっていることについて

          由無し事 part.1

          最近、私の体についてわかったことがある。 どうやらこの体は9時間の睡眠を欲するということだ。この体とは長い付き合いになるが、そんなこと言ってくれないとわからないじゃないか、と水臭く思った。 私の体がボロを出してきたのは、ここ1ヶ月のことであった。0時に寝た時と1時に寝た時の調子の良さが全く違うのだ。1時間でこんなにも変わるものかと、私は体の機嫌に振り回されながら思うのであった。 毎日ご機嫌ならいいのにと切に思うのだが、そうはいかない。前の晩遅くまで仲間と飲み交わしたり、

          由無し事 part.1

          魔剤の話

          皆様、魔剤という単語は聞いたことがあるだろうか。魔剤というものは平たく言えばエナジードリンクの総称のことを指し、若者らがこぞって摂取する飲料である。私もその魔剤の虜になっているわけだが。 しかして、この魔剤という飲み物、非常に甘い。炭酸飲料ということもあり、スッキリとはしているものの、砂糖の甘さが胃に駆け巡る。ぶっちゃけ、これを飲めば夕飯は要らないかもしれないと思うほどである。わかるわかると思った読者の方、おそらく脳みそが砂糖で何層か溶かされているに違いない。同じ穴の狢同士

          魔剤の話

          昔飼ってた生き物たちの話

          今朝方のこと。 講義終わりに一服をしていた。ボーッとしながらタバコに火をつける。ライターを点火させタバコの先端にゆっくり近づける。その目線の少し端を1匹の小さなトカゲが駆けていった。 青。日光を反射して草むらでキラキラと光るそいつ。私は近づいて、そいつの肢体をまじまじと見つめる。 その時になんとも言えない懐かしさみたいなものを感じた。 まだ私が子供の頃。学校の近くの畑で友人らと生き物採集に出かけたことがあった。そこには虫やらトカゲやらが沢山、そりゃもう沢山いた。子

          昔飼ってた生き物たちの話

          夏のことはじめ

          世はまさに夏である。空のアルミ缶をコンビニのゴミ箱へ捨て、生活の質の度合いで言えばかなり低めの自宅へ直帰する。 6畳半のこの部屋に越してきて、かれこれ3年目。今じゃ、ほんのりタバコの臭いが染み付きつつあり、お世辞でも人を呼べる部屋ではない。 よって、この夏の目標をnoteの始まりとして、ここに記さんとす。 模様替えである。模様替えなのである。まずは断捨離として要らないものをすべて捨てる。そんでもってカーペットを捨て、その後釜に何某かの家にて体感したあの組み合わせタイル。

          夏のことはじめ