夏のことはじめ

世はまさに夏である。

空のアルミ缶をコンビニのゴミ箱へ捨て、生活の質の度合いで言えばかなり低めの自宅へ直帰する。

6畳半のこの部屋に越してきて、かれこれ3年目。今じゃ、ほんのりタバコの臭いが染み付きつつあり、お世辞でも人を呼べる部屋ではない。

よって、この夏の目標をnoteの始まりとして、ここに記さんとす。

模様替えである。

模様替えなのである。まずは断捨離として要らないものをすべて捨てる。そんでもってカーペットを捨て、その後釜に何某かの家にて体感したあの組み合わせタイル。アレはdopeだ。アレを導入できれば、私の住処は少しばかり掃除が楽になるだろう。そして6畳半には似つかわしくない勉強机を解体し、新たにスペースを確保する。良し…その調子だ。

快適な夏を過ごすためには、何かしらを犠牲にせねばならぬ。と私は思う。机は犠牲になるのだ。私の小学校入学から今日までを共に過ごした、この勉強机と。そう思うと、どうだ、この机が可愛く見えてはこないか?この丸みを帯びたフォルムといい、温かな木製の材質といい、幼い頃私が無邪気にもペタペタと貼ったステッカーといい、全てが愛おしく思えてくるではないか。

お気付きの方もおられるだろうが、私は物を捨てられない性分なのである。この質のせいで、元カノがくれたキーケースやら手紙やら、誰某から貰った使わない何かしらやらが全て捨てられないのである。それはもう病的に。

しかし、明日は明日の風が吹くと言うではないか。夏休みのことは夏休みの私に任せよう。実習?そんなの知るか。うるさい!!絶対私は模様替えするんだからねっ!!!

うん。模様替えしなけりゃ、夏休みが犠牲になるんだもん。やろうよ…俺。

こんな感じで筆を置く。読んで頂きどうもありがとう。皆様の時間が「犠牲」にならぬよう…



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