たけさん

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最近の記事

100億人人口食料問題考え方

諸説あるが、数十年後世界の人口が100億人になるという。だから、そのための食料生産を考えなけらばならないという。 手っ取り早く、確実な方法は、それぞれの国で食料生産を増やすことだ。 異論はあるだろうが、100億という数はすさまじいようで、余計なコストをかけることなんてできやしない。新自由主義的な視点では、ローカルな食料生産を豊かに育むことができない。ということは言っておこう。つまり、遺伝子をいじくったくらいでは何もできやしない。必要なのは、その土地から享受できるものを最大限受

    • 昔の友人の言葉が蘇る

      昔数学が出来なかった時(今もできるわけではないが)、友人に教えを乞うた。曰く、「数学と言うのは不思議な学問で、仮定から出発して、演繹して、結果、正しそうなら良し、間違っていれば仮定に戻るんだ」と。 今ではその友人も気づいていると思う。数学に限らず、世の中はそのように動いている。例えば、「Ready、Fire、Aim(構え、撃て、狙え」。「Try and Error(試行錯誤)」。つまり、私たちは世の中を全て知らない。つまり、地球をシミュレートしようとしたら、地球一個分に相当す

      • 国が必要か必要でないか

         実は今、世界は、国を否定して一つになるかどうかと言うところまで来ている。しかし、そんなことを言われても現実性が感じられないくらい、ローカルな場所にいる。    ゾウリムシの例を出そう。ある実験によると、ゾウリムシが2匹同じ場所にいたらどうなるかと言うと、強い方が弱い方をやっつけてしまうらしい。しかし、ここからが面白い。2匹の間に、壁を設けると共存するようだ。  ここからすなわち、国が必要だなと、論理の飛躍は感じられるけど、直感的に、国が必要だなと、国境がなくてはならないと思

        • そして人になる

          多くの人間は気づいていないと思う。 多くの人間は自分のことを人間だと思っている。 思っているだけで、実は人間としての自覚に欠けている。 自覚とは何か?動物である自分に何を足したら人間としての自分になるかということだ。それが分かって初めて、人間は人間になれる。 「我思う、ゆえに我在り」は、人間という存在への言及ともとれるわけだ。

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          生きるために

          スクラップ&ビルドって、滅びの思想なんじゃないかって思う。 壊して、新しく創るその行為は時として必要なのかもしれないが それは生命のリズムたりえない。 生きるためには、進化を遂げる。 小さな変化が進化に変わる。 幼虫は、さなぎになり、成虫へと変態する。メタモルフォーゼ。変容。 あなたの細胞が、よみがえる音に耳を澄ますがいい。 胎内から、あなたはやってきた。 そして、今また、体内から目覚めようとしている。 生きるために、求められるもの、変容。 与えられたこの地を、変容させ

          生きるために

          虫の音

          空に一つ、大きな曲線がひかれて、うねり狂い、雨を降らせた。 あれが、竜だ。 世界が水滴で満たされて、雨音に閉ざされた感覚が全てだと自覚したころ。 それでも夜は明けて、ただ一つ、覚えた振動が呼び起こされた。 虫の音。 あの音は、誰のものだったかわからない。 けれど、ぼんやりと響くその音が、振動の記憶を呼び起こした。 ああ、ここにもあったんだ。 涙が一筋流れて、雨はすでに止んでいた。

          そもそも主語が違う

           ニュースのキャスターが、日本の農産物に関する法整備の歪みを指摘して、「日本はつくづく歪んだ国だなぁと思います」と言っていた。気持ちはわかるが、歪んでいるのは日本と言う国ではなく、日本を動かしている日本政府、政治家、ひいては日本国民だ。  外国人が「日本は~」と言うように日本を表現するのは無理もないことだ。それはそうとらえるしかないからだ。しかし、日本の中で、日本を動かしている日本国民はそうはいかない。日本と言う国は何もしない、日本の中で、日本人がやっていることが、反映され

          そもそも主語が違う

          民主主義の力を思い出そう

          『種苗法改正と農業競争力強化法の3点セット「種子法」廃止の真の狙いは』というタイトルの記事が生活クラブのレポートにあり、WEB上で公開されている。2年前に公開。https://seikatsuclub.coop/news/detail.html?NTC=0000053527 生きていくうえで、何が大事かって、衣食住の3つがまず大事。 そのうちの食、この記事では種について、法の規制が取っ払われてしまうという事態に対し、問題提起がなされている。 普段、法律など気にすることなく

          民主主義の力を思い出そう

          私生児コロナ

           この一連の新型コロナパンデミックを経験して、原作の方の風の谷のナウシカを思い出した人も少なくないだろう。  だれに産み落とされたかもわからぬまま、世界を漂うさだめにあるコロナウイルスの孤独。その孤独を一体だれが分かち合えるのか。 寄る辺ない、果てしなき流浪の末、懐深きアジアの胸に抱かれて、やすらぐことはあるのか。  誰も認めないウイルスは、ぬくもりを求めるしかないのだ。己が何者なのか、他者に寄り添うことでしか、確かめられないのだ。  やがて、かつて、哀れだったコロナは

          私生児コロナ

          遺伝子をどうこうするな

          遺伝子組み換え、ゲノム編集。という技術と 遺伝子の水平伝播(遺伝子の水平転移。遺伝子は、個体間や他生物間においても伝播する。)によって、人間社会はより一層、混沌とする。 遺伝子を組み換えて何か作り出すのはいいけども、そのうち他へ移ると言うことまで考えが及んでいないと思われる。移ってしまってどうにかなったあとに、それを特定しようとするのはおそらく、非常に大変な(あるいは不可能に近い)ことだろうと思う。 どれくらい大変だろうか?円周率を数百桁、そらで唱えるくらい大変だろうか?

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          民主主義

          日本は民主主義国家。議会制民主主義だから、選挙で選ばれた国会議員が国会で国を動かすための決め事をしている。だから、日本国民は間接的に国を動かしている。これを元にして極論を言えば、こういうことが言える。 仮に、選挙で選ばれた国会議員が、日本のためにならないことをしたとして、それは日本国民がその国会議員を選挙で選んだのだから、悪いのは日本国民となる。あるいは、責任の一端を日本国民が負っている。ということが言える。 これは、ものすごいことだと思う。国会議員、あるいは政治家の汚職が

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          陰謀、陰謀論

          ひそかにたくらむ悪いはかりごとのことを陰謀と言う。その意味で言うと、陰謀論とは、誰かあるいはある集団が、ひそかに悪いはかりごとをたくらんでいて、社会を動かしているということになる。 しかし、どうも違うようだ。 つまり、陰謀論と言ったとき、根も葉もないが、なんとなく悪い奴らが、世の中をコントロールしようとしているということになる。ややこしい。 この意味の変遷は、情報が氾濫していて、何が本当の事なのかわからない現代を象徴している。 だから、「これは陰謀論ではない。」と言った

          陰謀、陰謀論

          作文の練習2021.7.6

          デイビッド・ウォルトナー=テーブズ 著 片岡 夏美 訳 築地書店 刊『人類と感染症、共存の世紀』より 抜粋 ―――――  ウイルス研究者は、中国で見つかったH5型インフルエンザウイルスが、1959年にスコットランドで家禽から分離された病原性の高いH5N1と共通の祖先を持つことを指摘した。インフルエンザウイルスは絶えずドリフト(連続変異、小さな変化)やシフト(不連続変異、大きく突然の変化)を起こしているので、現在広まっている変種は最初に分離されたものとは異なっている。しかし

          作文の練習2021.7.6

          加速する世の中

          人類は地球のがん細胞だと言われていた。今もそうなのか。 実際には、正常細胞がある条件下でがん細胞になるのだから、人類は、がん細胞化する場合もあると言うのが正しい言い方だと思われる。 細胞が酸欠にになった結果がん化するという話を、なんとなく信じている。呼吸すればいいのかとシンプルに考えられるからだ。そもそも、人間という単位でこの地球上で生きているのに、細胞、ウイルス、微生物、DNAどこまで遡れば人間をどうにかできるのかなんてこれは誰にもわからないと思う。 赤子で生まれ、老

          加速する世の中

          自然に背く人たち

           どこまで行っても釈迦如来の手から逃れられない猿の話を人は忘れてしまっている。人間は自然の手のひらで遊んでいるだけである。人は、自然を守るのではなく、人が自然の中に築いてきた、人のための生存環境を守るために地道な努力を続けるだけなのである。どのような科学技術を得ても、それは自然に反しない。ただ、人が住む環境に大きな影響を与えているだけである。自分で自分の首を絞めているだけなのである。  まだ、積んだばかりの畜糞と敷き藁とおがくずが混ざった山がある。丹念に混ぜると、バクテリア

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          ソフトに原子力利用を批判する

          地球の内部はとても熱い。実は、46億年前に地球が誕生してから、今日に至るまで、地球は冷え続けている。その途方もない時間をかけても冷え切らず、地球内部が熱い理由が、放射性物質の存在だ。これは驚きだ。 地球程度の大きさのものを程よく温めておくには、原子力(核分裂)が適当なんだろう。そして、そんな代物を科学技術として地球表面に顕現させたらそれはもうどういうことかわかるだろうにと思わざるを得ない。 早い話、地球規模の大きさがあるから安全なのであって、それを地球からしたら小さな小さ

          ソフトに原子力利用を批判する