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生きること、働くこと。

パニック障害やうつ症状もかなり改善し、飲食業界フルタイムワーカーとして何とかやっている。
男性用に設計された厨房で、背伸びをしたりジャンプをしたり、時に設備によじ登ったりしながら、毎日12時間、自分の体力の限界を越えて労働。

料理や接客や、商売と向き合うことは、辛いこともあるけれど、お客さんが喜んでくれると私も嬉しくなる。

もし私が体力に自信がある人間で、妊娠や出産・育児などで仕事を休む必要の無い性別だったら、一生飲食人として、職人の一人として、王道の和食業界人生を歩んでいたかもしれない。

けれど私は、体力に自信が無いし、女性である。フルタイム飲食業と、いつか訪れるかもしれないお子を授かった後の母親業は、とても両立できそうに無いし、短時間勤務の労働で生活費を確保出来るほど、割のいい職業ではない。今まで出会った女性飲食人は、全員離婚をしているか、夫と冷え切った関係となっているようだった。好きで結婚した人とは、ずっと仲良くしていたい。

それに私は、料理も接客も好きだけど、自分の時間も大好き。こだわりも強い方。

ライフプランを考えるうえで、「独立」を考え始めたのは、ごく当然のことなのかな、なんて思ったりもする。

とはいえ、実際に独立するのはまだ先の話。

飲食店開業には1000万円かかる、とか聞いたりもするし、コロナ禍の飲食店の惨状を見たら、気軽に挑戦なんて出来ない。自分の「こだわり」を実現するために、学びたいことだって沢山ある。

毎日ちょっと忙しいけれど、自分の目標を忘れないためにも、たまにここに日記を書きに来ようかな、と思っている。