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【心配はしても支配はしないこと、セブでの教訓、これからのお店の注視ポイント】


鳥取で地方創生の活動をしております大塚です。

心配しても支配しないこと。
フィリピンのセブ島でラーメン屋をコロナ前までやってました。
その時によく聞かれてたのがスタッフからの盗難とかどう対策してるかとか、
”リスキング”の部分でした。
基本日本にいて、たまにセブ島にくる立場だったので、見えない時間は結構あります。
もちろん心配はありました。ただどれだけ心配しても0になる対策はできないです。
それに監視してる状態って信用してないとお互いに思うのも心地が悪かったです。
なので、反対にいくようにしました。
いない間は完全に任せて、好きにしていいよと。全く監視をしません。
赤字にされなければ少々お金を盗んでもいいくらいに思ってました。
そしたら反対にぴったりと綺麗に報告してくれます。さらに経費は節約しますし、チップも貰ったものを貯めて年末の会に使うようにとっておいたり、休憩時間はエアコンを切って暑い中汗だくになってたり、時給を半年ごとにあげる約束をしてたので、あげようと言ったら、今あげると赤字になるからダメだとスタッフから指摘されたり。私は何も指示はしてません。全部自主的に考えてです。
本当にいい形ができました。どうなって管理してるのか?と何回も聞かれたほどです。
「いいスタッフに恵まれました」っていいまくってましたが、信用して支配・管理をしなかったからこそうまくいってたと個人的には感じてます。
心配はたくさんあると思います。特に責任者となると大小様々な心配があります。
すごくわかります。胃が捩れそうになったことも何回もあります。
人に裏切られたと感じることや約束と異なったことをされると、人を信じたくなくなりますし、リスキングに敏感になる部分はとてもわかります。

でも色々と振り返ると、心配は仕方ないにしても支配はしてはいけないと感じます。
ガチガチにやられると信用されてないと感じてしまいますし、そう感じるとこの人のためにって気持ちはなくなりますよね。
今マイクロマネジメントという言葉のように細部まで管理して行うことは結果につながらないように思います。
ある程度権限を持たせて自由を感じる環境を作ってあげる。その中で試行錯誤ができる環境を価値に感じてもらい、羽ばたいてもらうことが成長を促す環境であると考えてます。
相手から見て自由な環境を作ってあげる。ただその中でも事前にフォローしておくとか、コーチングのように導いてあげることが今求められてる環境に思います。
だから支配してたらいい人には恵まれにくいですし、いい人材を潰します。
お互いにとってよくない結果というわけです。
人が育つ環境ってなんでろうって教育に関わってたからこそ何度も何度も考えました。
答えはまだまだ模索中でありますが、一つの自分の中の答えが「嫌われる勇気」よいう本の中にあった内容です。
”何を学ぶかはその人次第、教育を提供する側は何かを学べる環境を用意してあげること”
ってやつです。
だから”教育サービス”はしないと自分の中で決めてます。決まったものを届ける教育サービスは私は興味がないです。
心配はしても支配はするなって言葉が上記と同じ軸に感じてます。
新店舗をオープン一週間前です。
誰かが頭ってわけではなく、みんなでいいお店を作っていくことを目指します。
心配はすれど、支配はするなの精神です。

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