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「音とわたしのこと」について
2020年4月8日、新型コロナウイルス感染症にともなう緊急事態宣言が出されました。春、本来は新学期を迎えるはずだった学生が自宅待機を余儀なくされる地域も多くあります。私が生まれ育った北海道も、学びを深めた東京も、そしていま住んでいる福岡も、大きな被害を受け、それらは長期化を余儀なくされています。
この状況にしばらく私はどうしたらいいかわからず、メンタル的にダメージを強く受けていました。それでも何か
オンラインでは感覚を書き換えることはできない
コンサートができなくなったオーケストラが「無観客コンサートの配信」という取り組みをはじめた。私も聴いてみたら、自分でも驚くくらい楽しかった。ニコニコ生放送で、視聴者が投稿したコメントが画面を流れていく。ラヴェルのピアノ協奏曲の3楽章で「そろそろゴジラが来るぞ」とコメント。どういうこと?と思ったら、3楽章のモチーフに、伊福部昭が作曲したゴジラのテーマにそっくりな音型がある。どうやら実際、伊福部昭がラ
もっとみる夜中のライブハウスに
タイトルは好きなシンガーソングライターの尾崎リノさんの曲名から取った。この曲は景色、音楽、日々の生活を感じる。ライブハウスの煙さ、埃っぽさ、汗臭さ、酒の匂いまで思い返される気がする。今日はそんな自分とライブハウスを見つめ直すためにこの文を書いている。
未曾有の状況だ。とは言っても、ウイルスは目に見えない。自分は保菌しているかもと思うけど、そうじゃないかもしれない。東日本大震災を経験したあの頃と違
隣のテレビの音と救急車のサイレン
自宅での活動がメインになって2週間ちょっと。もともと大学院生の上春休みで、仕事も学業もパソコンがあればどうにかなるのがここ1年ぐらいの内容だったので、ウィルス騒ぎが出てからもさほど支障は出ていない。
とはいえ、去年もメインで仕事をするのは基本的に大学だった。
その大きな理由の一つが、隣の部屋から聞こえるテレビの音量が大きすぎて気に障ることである。
大学院進学とともに福岡に引っ越してもう4年目になる
テニスボールの響く公園
4月9日(木)在宅勤務2日目。オンラインでの会議や面談をひととおり終え、16時ごろ、買い物に出ようと外に出る。いつも通りかかる公園のグラウンドは、子どもたちで賑わっていた。多くの子どもたちはマスクをつけているが、そうでもない子どもたちもいる。野球や、サッカーなど、思い思いの遊びに興じていた。
その、通りに面した部分で、5〜6mほどの距離をあけた2人組が、テニスボールをラリーさせている。その、テニス