「音とわたしのこと」について

2020年4月8日、新型コロナウイルス感染症にともなう緊急事態宣言が出されました。春、本来は新学期を迎えるはずだった学生が自宅待機を余儀なくされる地域も多くあります。私が生まれ育った北海道も、学びを深めた東京も、そしていま住んでいる福岡も、大きな被害を受け、それらは長期化を余儀なくされています。
この状況にしばらく私はどうしたらいいかわからず、メンタル的にダメージを強く受けていました。それでも何かできることはないかな、と思い、このブログを立ち上げることにしました。

だからこそ、とつとつと語ること。それに耳を傾けること。

「音とわたしのこと」では、新型コロナウイルスの流行という未曾有の事態に直面している2020年の春、いま身のまわりに実際にある音や音楽のこと、そこから誰かが考えたこと、を書き記したいと思います。もちろん私自身も書いていこうと思うのですが、語るという体験、耳を傾けるという体験が、いま必要だなあと強く感じたので、どなたでも書いていいようにしたいと思いました。東日本大震災の時も、九州に何度も発生した豪雨災害の時も、表現することは、一旦は自粛を余儀なくされるのですが、そこから立ち上がるためのふとしたきっかけを与えてくれるものでもありました。今回の事態は、どこにいても、みんなが災害の当事者だなあ、と思っています。

投稿フォームはこちらです。

以下、投稿の前にご理解いただきたい事項です。

*投稿はどなたでもしていただけますが、とくに九州大学の学生さんを歓迎しています。

*こちらのフォームへの投稿は原則すべて掲載しますが、他者を傷つけるような言動や、ヘイトスピーチなどにあたるものなどは掲載されないこともあります。

*掲載された原稿については一般公開されます。著作権は執筆者にあります。ただし、それらを引用する形で、このブログの編集者が担当する授業で活用します。具体的には、2020年春学期に開講予定の、音響設計学科2年の必修科目「音楽社会学」で、音楽を題材とした質的研究法について学ぶ演習で利用したいと思いますので、あらかじめご了承ください(この科目は2021年に未来構想デザインコース「質的社会調査法」に移行予定です)。その場合にも、許可なくお名前や連絡先の公表はしません。授業のようすは追って報告記事をあげさせていただきます。もしこの項にご承諾いただけない場合は末尾のチェックボックスに記入いただければと思います。

*記事投稿から掲載までタイムラグがあるかもしれませんが、気長にお待ちください。

*ペンネーム以外、許可なくお名前や連絡先の公表はしません。

*いまのところ投稿受付の期限は、2020年5月6日まで(九州大学が5月7日に授業開始するため)を予定しています。変更の場合はアナウンスします。

*一人何回でも投稿可能です。

*編集は、九州大学芸術工学研究院で芸術社会学や音楽実技の教員をしている長津結一郎が行っています。学部は音響設計学科と未来構想デザインコース、大学院はコミュニケーションデザイン科学コースに属しています。
問い合わせ先:nagatsu [at] design.kyushu-u.ac.jp

======以上、2020/4/8記入(文責・長津)

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