テニスボールの響く公園

4月9日(木)在宅勤務2日目。オンラインでの会議や面談をひととおり終え、16時ごろ、買い物に出ようと外に出る。いつも通りかかる公園のグラウンドは、子どもたちで賑わっていた。多くの子どもたちはマスクをつけているが、そうでもない子どもたちもいる。野球や、サッカーなど、思い思いの遊びに興じていた。
その、通りに面した部分で、5〜6mほどの距離をあけた2人組が、テニスボールをラリーさせている。その、テニスボールが、ラケットに当たる時の響き、が、ほかの子どもたちの遊びよりもひときわ大きな響きをしているように感じられた。

パーン。パーン。

テニスをしているのは、ひとりは男の子、そしてもう一人はその男の子によく似た男性。年齢は30代後半くらいだろうか。めがねをかけて中肉中背、身のこなしはあまり軽やかではない。私もそうだが、普段は運動をあまりしないのかもしれない。私と同じように、思わぬ形で在宅勤務を余儀なくされたが、子どもの遊びに付き合っているのかもしれない。もちろんそうではなく、いつもこの時間にテニスをしに来ている親子、なのかもしれないが。

だが、それにしてもなぜテニスなのだろう。スポーツ経験がほとんどない私だったら、少なくともテニスは選ばない。ラケットがある競技なら、せめてバドミントンがいいところ。そういえば、身のこなしはあまりよくはないが、スナップはよくきいているようにも見える。昔テニスをしていたのかもしれない。

パーン。パーン。

著者:長津
現在在宅勤務中。古いパソコンを引っ張り出してなんとか動くように設定するのに1日を費やしました。趣味は料理で、今日はこれから炊き込みご飯をつくります。また時々書いていこうと思います。

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