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足を動かし、地域に踏み込む。西ノ島の“今”をニュースでつなぐ。


地域の人と交流しながら、行事に参加しながら。

テレビという媒体から町に元気を届ける、そんなお仕事が西ノ島にはあります。

今回募集するのは、西ノ島で頑張っている人や町内イベントを紹介するテレビ番組「わがとこにゅうす」の撮影と編集をするお仕事です。

わがとことは、島根の方言で「我らの町」「自分の家」という意味

経験がなくても、編集のお仕事に興味があれば大丈夫。

地域のあらゆる場所に出向いて働いてみたい人。誠実さを持って丁寧にお仕事に取り組みたい人。動画編集に関心はあるけど一歩踏み出せずにいる人。

ピンときた方はぜひ、最後まで読んでみてください。

今回は大人の島留学4月生で現在「わがとこにゅうす」を制作している梅澤さん(梅ちゃん)の1日を紹介します。梅ちゃんのインタビューは記事の後半にあります。

R6年度大人の島留学生 梅澤瑞希さん
取材当時25歳

8月某日、梅ちゃんのスケジュール

梅ちゃんの1日のスケジュールがこちら。
午後に撮影があったので少しハードな1日。

8:20  出社 
8:30  編集
12:00 お昼休憩
13:00 イベントミーティング
14:00 ナレーションの録音
15:00 編集
17:00 撮影

8:20~/出社

勤務場所は西ノ島町役場2階の政策企画課。
E-Bike(電動自転車)が支給されるため、家から職場まではE-Bikeで通勤しています。

8:30~/お仕事開始

今日は、西ノ島で暮らす大人の島留学生の「自己PRをかけた気配斬り対決」の編集。これは梅ちゃんが企画したもので、型にはまらずに企画と編集ができます。

編集の流れ

①素材を入れる
②素材カット作業
③テロップ作り
④テロップ入れる
⑤ナレーション台本作り
⑥ナレーション録音
⑦ナレーション入れる
⑧BGM入れる

編集画面

12:00~/お昼休憩

西ノ島町役場に勤務する大人の島留学生とお昼ご飯。

13:00~/イベントミーティング

現在、政策企画課にいる大人の島留学生で大交流会を企画中。必要な備品を確認しました。

14:00~/ナレーションの録音

ナレーション原稿を考えて録音していきます。

15:00~/編集

ナレーションとBGMを入れていきます。
ちなみに気配斬りの様子は9月上旬に放送予定。西ノ島在住の方はぜひ見てください!

17:00~/撮影

西ノ島で毎年お盆の時期に行われる伝統行事「精霊船(シャーラ船)送り」
浦郷地区では1から手作りしているため、その様子に密着し、10月上旬のわがとこにゅうすで放送します。

一歩踏み込んで島を知ることができるのも、このお仕事の面白いところ。そこから地域の人とのつながりも生まれていきます。

完成したシャーラ船

密着終了後、梅ちゃんにお話を伺いました

ーーなんで大人の島留学に参画しようと思ったの?

西ノ島に来る前はフリーターで働いてて、正社員で働き始めようと思った時に企業説明会に行ったんだけど、ピンとくる企業がなくて。

自分がその時興味があった「離島暮らし」とか「島 仕事」みたいな感じで調べていたら、たまたま大人の島留学のホームページにたどり着いて。自分の可能性が広がりそうだなと思って挑戦しました。

あと、中学生の時に島前高校の説明会に行ったりしていたので、その時は島前高校には行かなかったけど、約10年の時を経てまたこの隠岐にたどり着いたから、「これは何かのご縁かな」と思って。

ーー「わがとこにゅうす」のお仕事にした理由は?

前職でインスタのリール動画制作を担当させてもらっていたんだけど、「なんか楽しいな」って思っていて。大人の島留学の説明会に参加した時に、西ノ島で「わがとこにゅうす」を制作している方のお話を聞いて、パソコンでの編集は初めてだったから心配ではあったけど、可能性を広げるという意味では、「挑戦しやすいな」と思って。あと自分で足を動かして島のいろんなところに行けるのもいいなって思ったかな。

ーー実際働いてみてどう?

春に西ノ島の島留学生紹介を1番最初に作らせてもらったんだけど、その時島留学生の子に「スーパーで○○君でしょって言われたよ」って報告を受けたりすると、「ちゃんと届いてるんだな」って思えるし、直接人の目に映るものを作るからやりがいにも繋がる。

実際に西ノ島で放送されている「わがとこにゅうす」

逆に大変なことは、自分の思い描いているものを形にすることかな。編集ソフトに慣れるまではそこまで大変ではなかったけど、自分でクオリティのゴールを決められるからこそ、自分の知識と技術をどこまで理想に近づけられるかが大変だなって。

政策企画課の皆さんは温かくて、自分が分からないことをフォローしてくださったり、いつも気にかけてくださるから安心してお仕事が出来てるかな。

ーー大人の島留学のいいところって何だと思う?

仲間がいることが大きいのかなって思っていて。知らない土地に挑戦しに行くってなった時に右も左もわからないし、知り合いもいない中で一人でやっていくってハードルが高いことだけど、大人の島留学は同じタイミングで集まった仲間がいて、同じ目線で相談しあって悩みを分かち合えるから、そうやって生活できるのが強みなのかな。

大学生時代一人暮らしを経験したからこそ、家に帰ってきたときにシェアメイトと「もう指切っちゃってさぁ!」みたいな他愛もない話ができるのも嬉しい。(笑)

あとは、イベントがあったり島の人に何か誘っていただいたら島留学生同士声を掛け合っていくから、「それぞれの輪」が「みんなの輪」になっていく感じもいいな。

大山神社例大祭

ーー西ノ島に来てから4ヶ月経ったけど、考え方とか心境に変化はあった?

最初は、「来たからには何か残さなきゃ」とか「何か成し遂げなきゃ」みたいな気持ちがあったけど、自分ができることってほんとに限られるというか。「自分のやっていることが西ノ島のためになっているのかな」とか考え始めたら不安になっちゃって。だから、最近はいい意味で流れに身を任せて、目の前にあることひとつひとつを丁寧にやろうって。

それが振り返った時に西ノ島のためになっていたりとか、島の方に「梅澤いてよかったわ」って思ってもらえたら嬉しいかな。「何か残したい」っていう熱量は変わらないけど、その「熱量の方向性」は変わったかもしれない。

ーー興味がある人にひとことお願いします

私もパソコンを使った編集は未経験だったけど全然何とかなったので、好奇心で挑戦して大丈夫。一緒に頑張りましょう!


文化に触れながら、暮らし、はたらく。
そのなかで感じたことを、自由に表現し伝えていけるお仕事です。

今日も「わがとこにゅうす」が西ノ島を明るく元気づけます。

(R6年度大人の島留学生:中島)


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