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会社員に疲れたあなたへ

=目次=

1.社畜時代

2.プチ貴族時代

3.完全なる社畜時代

4.覚醒


文章を書くのがなかなか楽しいので、調子にのって更に書いてみました。
会社員としては10年以上過ごしましたが、楽しい事ややりがい、素敵な出会いもあれ、苦しい事も多かったのが正直なところです。
どちらかと言うと社畜時代のほうが長かったのかも。
そんな自分の会社員時代を振り返って文章にしています。
今、会社員として疲れてしまった方、こういう人もいるよということでご興味あれば読んでみてください。

1.社畜時代
もう10年以上も前、新卒で某上場企業に入社しました。
当時はサービス残業禁止など言われてはいましたが、まだまだ古き文化であるサービス残業なるものが残っている時代でした。
1年目は比較的早く帰る事ができていたものの、2年目からは夜の9時10時は当たり前。
当時、私のいた部署は分業制を取っており、新人だったこともあってか『鍛える』との名目で一番業務量の多い仕事を任されていました。
なぜか私よりずいぶん年上の人達は「お先に。」と言いながら帰って行くんですよね。
私は毎日夜までへとへとになりながら仕事。
私より業務量も少なく、早く帰っていく上司達に疑問を抱きつつ、「新人だし何もわかっていない私はこれぐらいやって当然。ずっと頑張り続けていればいいことがある。何事も勉強。」と、社畜としては抜群のメンタルで頑張っておりました。
パワハラなんて言葉も出だしてはいましたが、まだまだパワーの有り余った上司が沢山いた時代でした。
そんなこんなでストレスからか頭皮がかぶれたりと体に色々と異常が出始めます。
その後も異動があったりやら何やらで数年頑張りましたが、この会社では長くやっていけない。と、新たな境地を探しに就職活動を始めることに。

2.プチ貴族時代
運よく転職活動はとんとん拍子に進み、業種は同じでも文化の違う憧れの企業へ就職することができました。
そこでは今までの常識が180度覆されるような衝撃を受けます。
まず誰も長時間働くことを良しとせず、効率的に仕事をこなし、かつ、待遇も驚くほど良かったのです。
良く考えれば当たり前なのですが、既得権益に近いビジネスモデルを確立している企業だったんですよね。
もちろん、嫌な事があったり成果に厳しかったりはしましたが、年収も100万円ぐらい上がり、この仕事でこんなにお給料をもらっていいの?と恐縮してしまうぐらいでした。
強いて悪い部分を上げるなら、そんな生活だったので人の心は少し捻くれた方向へ行きやすかったのかもしれません。
ただ、そんな日々も長くは続かず会社の方向転換でプチ貴族時代も終わることとなります。

3.完全なる社畜時代
さて、会社が方向転換したことにより完全なる社畜時代がやってきます。
転職先の企業での経験のほうが長くなっていたので、会社への愛情も同僚や上司、後輩等への愛情もありました。
そうなると、会社からの無理な要求も受けてしまいやすくなるんですよね。
しかも期待してくれてるんだからもっと頑張ろう、会社の為、周りの為につくそうとか思ったり。
長く会社にいればいるほど会社からは、これぐらいやってくれるだろうとの期待もありますし、他者からの妬みや嫉妬なんかにも遭遇しやすい気がします。派閥なんかにも巻き込まれたり、不の要素も出てきやすいですね。
そうこうしているうちに色々な意味で、精神面も物理面も自分の限界を超えてしまうこととなります。

4.覚醒
そこからとことん自分と向き合うことになります。
このままここにいて私にとっての幸せは訪れるのだろうか、生活は大丈夫だろうか、皆と離れるのは寂しいな、でも私はもう限界。など、色々な考えが頭の中を駆け巡ります。
中には引き留めてくれる方もいらっしゃたのですが、簡単に言うと、その時の私はもう限界だったんですよね。
世の中的には、仕事内容に対してそこそこのお給料を頂いていたと思うのですが、もう、自分に優しくなろうと思ったのです。
きっと会社員でもうまくバランスを取りながら程よい感じで働いている方も多くいるでしょう。
そんな方は敢えて会社を辞める必要はまったくないと思います。
ただ、もう辛いなと考えている方は無理せず違う道を探すのも一つですね。
現に私は仕事を辞めてメンタルが非常に安定しております。
以前はストレスや時間がないので、時間をお金で買ったり、無駄な事にお金を使ったり・・・。ご飯もまともなものを食べてなかったです。
今はその真逆の生活を送っています。
今後、この生活がどのようになっていくかはわかりませんが、人生を少し違う視点で見る事ができています。今までの当たり前とはこれまた180度違う生活です。
人生は冒険するから楽しいとの側面もあるかもしれませんね。
お金は大事ですが、幸せはお金だけでは得られない部分もあるというのは事実だと思います。
世の中は色々不安を掻き立てるような事を言っていますが、今は色々な働き方やビジネスがあるので、思い切って会社員以外の人生を歩んでみても良いかもしれません。

以上、私一個人の社会人経験話ですが、ご参考になさってください。










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