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視覚に囁く『小ご絵』

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いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
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2023年5月の記事一覧

【二輪の風景-11】回帰。

 どうも心は、都会から消えていった景色の中に帰りたがっているらしい。  都心は確かに便利…

再スタート。

 いつでもやり直せる。そう思って何度でも挑みたい。わかってはいる。終わったものは取り戻せ…

慣れ、のち落とし穴。

 車の運転でも好物の辛さでも、慣れてくるからこなせるようになってくる。そう、郵便局員が手…

そろそろいいころあいだわ。ポチ

 果実に食べごろがあるように、物事には「ころあい」というものがある。始めどき、止めどき、…

ぷっちんスイッチ。

 怒らなくてもいいところで、感情の昂りに合わせて声を荒げてしまうことがある。針に糸を通そ…

みんなの後遺症。

 罹患してないから関係ない、なんて早合点しないで。陽性になった人もならなかった人も、この…

【二輪の景色-8】行ってきます。

 バイクを楽しめるかどうかは、危機感に胸躍るかどうかで決まるような気がする。危機感と言うと大袈裟だけど、緊張感を主軸にした全方位神経行きわたらせ系みたいな小覚悟のようなもん。高速移動を生身の体で行うわけだし、地面に立っている感覚で止まると転ぶし、長旅で宿が決まっていない夕暮れ過ぎに走っていても車と違って車中泊はできないし。何かと思いを巡らせ続けないといけない手間と気遣いを要する乗り物なのだ。先手を打ち続けておかないと危うくなるし、身に危険が迫ってくる瞬間も数知れず、だから、い

窓 人生劇場上映中。

 覗いてはいけないものがある。覗いてはいけないものだから覗かないけれど、覗くまでもなく、…

彼女、なにやら一大事。

 初瑠さんとこの娘さん、昨今なにやら一大事。あるべきはずのものがある日ないことに気がつい…

安心の双肩。

 安心は、きっとあなたの双肩にかかっている。  あなたが心落ち着いていれば、そいつは安心…

その顔の理由。

 最近コンビを組んだカメラマンが、親しくしていたカメラマン仲間の話をぼそっと語ってくれた…

最近テレビが面白い。

 テレビは面白くなくなった(沈みゆく船が次第に傾くみたいにして)とずっと思っていた。画面…

【二輪の景色-9】グッチで行こう。

 バイクを降りた元ライダーがいる。「子供の手が経済的に離れたらまたね」と、置いてきた思い…

天国への階段。

 みんな、後戻りのできない階段を上ってる。スキルを積み上げたり、身につけなくてもよさそうなものーーたとえば余計なお肉やしがらみなどーーを抱え込みながら、日々重みを増して辛くなっていくその身を、その足を一歩一歩ステップに繰り出し、後戻りのできない階段を上っている。    だけど、天国への階段でも嬉しい場合がある。    これ↓。 ムフ💕。