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視覚に囁く『小ご絵』

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いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
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2022年8月の記事一覧

だるまさんが転んだ。

 嬉しく驚かされることってある。開いたプレゼントに二重の包装がしてあった時なんかとくに。…

真実。

Dreams are another reality. 夢の世界は、もうひとつの現実なんだよ。 資本主義に絡めとら…

逃げ足。

 もう夏は終わりだっチューのに、ここにきてやっと妖怪の登場かよ。ちと遅すぎやしないかい?…

窓。

 人の姿カタチは仮の姿。意識は表皮仮面の内側から、目玉の親父よろしく顔面に開けられたふた…

好々爺ならぬ……。

 齢が重なると、人生を達観するようになると思っていた。誰もが生まれて育っていくように、成…

食欲力

 食べると力になる。栄養のエネルギー転化。  食欲は、生きる力量。食に勢いがあると、生命…

気まぐれ雲は猫のように。

 うだる夏は人もペットも苦手なようで、夏に元気なセミたちに主役の座を譲ってきたけれど、そろそろ灼熱さまの息も上がってきたようで、このごろ気温はいい感じ。  カキンと地を刺すお日様も、涼に誘われ表に飛び出した生き物たちにその行手を阻まれはじめた。気まぐれ雲が大手を振って大空を駆けまわってる。    切っ先鋭い爪を持つその気まぐれ雲は悪戯にあっちをつついたり、こっちをつついたり。おかげで穴の空いた雨雲が、局地に豪雨をもたらした。    雲は猫 忘れた頃に爪を出し シャアと降らせる

クマゼミに非はないのだけれど……。

 くまモンが全国区に広がったせいじゃない。熊の出没情報が増えたせいでもない。東京にクマゼ…

暖簾の謝罪会見。

「申し訳ありませんでした」  此度もまた不正の発覚で、テレビで大企業のお偉さんが頭を下げ…

経験値という土台から。

 これまで貯めてきた経験そのままに、保守にまわることなく攻めの姿勢で職に就くとしたら、ど…

割れたガラス瓶を裸足で踏んではいけない。

 公園で、野山や海岸で、ガラス瓶を割ってしまったことってないだろうか?  割れたガラスは…

夏が去るとき思い出す。

 夏の声が心なしか小さくなった。  先頭を走っていた夏が後ろを振り返ったせいだった。  す…

紐。

 自分なら、引いてほどけるようにしてあるのに、その人ったら。だから、引いたらぎゅっとしま…

CHIN資本主義。

 お国はグローバル社会に足並みそろえちゃってよぉ、資本主義を脱皮させてSINゴジラ化させようとしていなさるのかい? そりゃけっこうな話じゃないか。だけどもさ、庶民にSIN資本主義ってどうなのさ。金稼ぐだけが幸せじゃないよ。こちとら、朝寝、朝酒、朝管巻きの小原庄助さん、身上潰しの穀潰し。それでも毎日が楽しいよ、幸せさあ。  なにもまたこんなCHIN(沈)資本主義のさなかに、腹に力の入らない経済に、今このタイミングでテコ入れなんざあ、やっても高が知れてないかい?  おや、新しい