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たかだか半世紀の間に、時代の色彩がガラリと特色を塗り変えた。黒はブルーライトに、灼熱そ…
生きてきた紆余曲折の一筆書きを、立ち止まり振り返る。 たいした線など描けちゃいない。…
秋になると、肩の力を抜いた時間から風が生まれ、人肌にぬくもった頬を涼しく撫でていく。頭…
運命の比重が偏ると平常心が乱れるのは、感情が地場の引力に歪められるからだ。体幹が揺さぶ…
ひとりひとりは小さな存在でも、結びつきは miracle で vast だ。 万華鏡よろしく紋様、…
気候変動砲にCOVID軍団。最近の地球ときたら、地球規模で物騒だ。 この星は想定になかっ…
お手本はいく通りもあった。 「おぎゃあ」と生まれ出でたる時すでに、魂惑わす歌い手も、財に胡座をかくようになる成り上がりも、その身を捧げ人柱となった英雄もいた。しかも、おそらく、無数に。 私らはそれら偉人印の先人を示され、自由意志で選び、憧れてきた。 「だから歌手になりたい」 「命を助ける仕事につきたい」 「豪邸に住める身分に」 「海賊王に俺はなる」 各様に未来を描き、お手本を見定めて自身をトレースし始める。 筆致巧みに鮮やかに、自分を描いていく。 人生の筆
また秋が来てキミはきれいになった。去年よりずっと綺麗になるのは、思い出は色彩を欠き、モ…
猫も、恋も。 でも、つかまないことには始まらない。 猫も、恋も。 うまくいくこと…
故郷から届く報せは、ネット時代だもの、光速ほど早い。 報せは、花火だった。 どれだ…
死んでしまうことについて考えることがある。 詳しくは語り合わないけど(あ、この人も…
自分のため、人のため、会社のため。行く道も多様化し、どれ選んでも、咎めもされなきゃ、後…
モノの見え方、見方で変わる。 この目、右目? それとも左目? 懐疑心から入ったら、…
♪泣きながらちぎった写真を、手のひらにつなげてみるの〜 ユーミンが遠い花火に目を細めて歌い上げた『あの日にかえりたい』。 歌は続く。 「青春の後ろ姿を人は忘れてしまう」 「あの人」との時間が終わってしまったことを、人は頭で理解できても、気持ちが認めたくないのだ。そういうことって現実に起こるし、通ってきた道だからよくわかる。 終わったものは、そのままの形で取り戻すことはできない。だけどせめて同じような日々にかえりたい。 ♪何気なくちぎったカレンダー、思い出につなげ